この記事を読めば「父の日=うなぎ」になった経緯と、その背景にある歴史的な流れが丸ごとわかります。
「父の日のギフトにうなぎってよく見るけど、なんで?」
と思ったことはありませんか?
ネットショップを開くと父の日周辺には楽天もAmazonも一斉にうなぎであふれかえる。
あれ、ちゃんと理由があるんです。
しかも、意外とドラマチックな歴史が絡んでいて調べたらなかなか面白かったので、詳しく解説していきますね。
父の日の基本 そもそもいつ?
毎年6月の第3日曜日が「父の日」です。毎年日付が変わる点はちょっと注意が必要ですね。
父の日はアメリカ発祥
父の日の起源は1909年のアメリカ・ワシントン州スポケーンにさかのぼります。
ソノラ・スマート・ドッドという女性が男手ひとつで6人の兄弟を育ててくれた父親への感謝を形にしたいと考え、地元の牧師に相談したことがきっかけでした
翌1910年の6月第3日曜日に礼拝が行われ、その後アメリカ全土に広がり、1972年にはアメリカの正式な祝日として制定されています。
日本には戦後にこの文化が伝わり、徐々に定着していきました。
「父の日はうなぎの日」の由来
制定したのはうなぎ専門店「岐阜鰻たむろ」
「父の日はうなぎの日」という記念日を作ったのは岐阜県各務原市に本社を置く岐阜鰻たむろ(うなぎ屋たむろ)です。
2017年に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。
同社は、「父の日に美味しいうなぎを家族みんなで食べる」という食文化を広めることを目的として申請したもので、日付は「父の日」と同じ6月第3日曜日に設定されています。
ちなみに同社の「岐阜鰻たむろ極」は2016年にモンドセレクション金賞、2017年に最高金賞を受賞しているくらいのこだわりのお店です。
なぜうなぎが父の日に合うのか
うなぎが父の日ギフトとして人気になった理由は、いくつか重なり合っています。
まず、スタミナ食としてのイメージ。
うなぎにはビタミンA・B1・B2・D・E、DHA、EPAなどが豊富に含まれていて、「仕事を頑張っているお父さんへのねぎらい」という意味と上手くリンクしているんですよね。
ビタミンB1の含有量は豚肉(100g中0.77㎎)と並んで、うなぎ蒲焼は100g中0.75㎎とトップクラス。
「お父さんの健康を気遣いたい」という気持ちが自然とうなぎに結びつく感じ、なんか分かる気がします。
それにハレの日感・特別感という側面もあります。
うなぎは毎日気軽に食べるものではないので贈り物として渡したときの「特別感」が出やすい。父の日という特別な日にふさわしい食材として選ばれやすいというわけです。
土用の丑の日との違い
「うなぎの日」が2回あるって知ってた?
実は「うなぎを食べる日」として有名なのは夏の土用の丑の日ですよね。でも、父の日もうなぎの日なので、年に2回うなぎが注目される機会があります。
土用の丑の日は7月中旬〜下旬頃にあたり、こちらの由来は江戸時代の発明家・平賀源内にまつわる話が有名です。
夏場にうなぎが売れずに困ったうなぎ屋が源内に相談したところ、「丑の日に食べると良い」という宣伝文句を考え、それが大ヒットしたとされています。
「う」のつく食べ物は夏負けしないという民間信仰も絡んでいてうなぎがその条件にぴったりはまったというわけです。
うなぎの食文化の歴史は古く日本最古の歌集「万葉集」(8世紀)にはすでにうなぎを食べる習慣が記されていて、考古学的には5000年前の遺跡からもうなぎの骨が出ているほど。
日本とうなぎの関係、本当に長い。
| 比較項目 | 父の日はうなぎの日 | 土用の丑の日 |
|---|---|---|
| 時期 | 6月第3日曜日 | 7月中旬〜下旬 |
| 制定年 | 2017年(日本記念日協会) | 江戸時代(慣習として) |
| 由来 | うなぎ屋たむろが申請・制定 | 平賀源内の宣伝がきっかけ(諸説あり) |
| 目的 | 父への感謝とスタミナ補給 | 夏バテ防止・スタミナ強化 |
6月のうなぎはおいしいの?
ここ、個人的にずっと気になっていたんですが。実はうなぎの旬は冬(10〜12月頃)なんです。
夏場に食べる習慣が根付いているけれど、脂のりでいえば冬のうなぎのほうが旨いとされています。
つまり、土用の丑の日も父の日も「旬の時期」ではないという、ちょっと意外な話。
まあ、美味しいは美味しいと思うんですけどね。
養殖技術が発達した現代では品質も安定しているので、こまで気にしなくていいかもしれません。
うなぎを贈る・食べるメリット
お父さんへの栄養補給という視点
うなぎ100g(蒲焼)あたりのカロリーは約300kcal。高タンパク・高ビタミンの食材で、特にビタミンAの含有量はまぐろの約2.9倍、にんじんの約3.5倍にもなります。
仕事や家事で疲れているお父さんへのスタミナ補給という意味でうなぎはかなり理にかなったギフトなんですよね。
ギフトとしての実用的な魅力
近年の父の日ギフトのトレンドを調べると、「うなぎ一強」という言葉が出てくるほどうなぎギフトが支持されています。
定番のネクタイや財布とは違って消耗品なので気を遣わせないし、特別感がある。
それに通販でも冷凍で贈れるので離れて暮らすお父さんへも送りやすいのが大きいですよね。
父の日はうなぎの日として記念日協会に登録されて以来、世間での認知もじわじわと広まっている感じです。
まとめ 父の日にうなぎを選ぶ理由
- 6月第3日曜日は父の日であり、同じ日付で「父の日はうなぎの日」が日本記念日協会に正式登録されている(2017年認定)
- 制定したのは岐阜県のうなぎ専門店「岐阜鰻たむろ(うなぎ屋たむろ)」で、家族でうなぎを食べる文化を広めることが目的
- うなぎはビタミンA・B群・D・E・DHA・EPAを豊富に含むスタミナ食で、頑張るお父さんへのギフトに意味的にもぴったり
- 土用の丑の日(夏・平賀源内由来)とは別に、父の日もうなぎが注目される日として定着しつつある
- うなぎの旬は冬だが、現代は養殖技術の向上で年間を通じて品質が安定していて、父の日シーズンのうなぎも十分においしい
- ギフトとして人気なのは「特別感があって消耗品」という使いやすさが大きく、遠方への通販でも贈りやすいのも理由のひとつ
父の日はネクタイより一足違って、うなぎギフトを選んでみてはいかがでしょうか?きっとお父さんにも喜んでもらえると思いますよ😊
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