モンブランの日とは?由来や歴史を解説【6月第3日曜日】

  • URLをコピーしました!

この記事を読めば「モンブランの日」がいつ・なぜ制定されたのか、そしてモンブランケーキそのものの歴史まで一気に理解できます。

「父の日にモンブランを贈る」なんて習慣、聞いたことありますか?

実はこれ、ちゃんとした記念日として制定された背景があって知れば知るほどなかなかロマンがある話なんです。

目次

モンブランの日はいつ?

毎年6月の第3日曜日が「モンブランの日」です。

ちなみにこれ、「父の日」と同じ日付なんですよね。

それはたまたまではなく、ちゃんと意図があってのことなんです。

制定した会社と「なぜ父の日なのか」

兵庫県神戸市の洋菓子メーカーが制定

「モンブランの日」を制定したのは兵庫県神戸市西区に本社を置き、「モンブランKOBE」という洋菓子店を運営していた株式会社モンブランです。

自社の社名にちなんで制定した、いわゆるファン拡大・PR目的の記念日で、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されていました。

その後、この記念日の登録は終了しているため、現在は公式な記念日としての扱いではなくなっていますが、「父の日×モンブラン」という組み合わせは今でも広く語り継がれています。

「父の恩は山より高く」という言葉が出発点

記念日の日付が父の日に設定された理由は「母の愛は海より深く、父の恩は山より高く」という言葉に由来しています。

海より深い母への感謝がカーネーションで表されるなら、山より高い父への感謝はヨーロッパアルプス最高峰の名を冠したモンブランケーキで。

そういった発想から、「父の日にモンブランを贈る習慣を広めたい」という願いが込められているんです。

個人的にこの発想の連鎖はかなり詩的だなと思っていて、「記念日の作り方」として勉強になるなあと感じます。

モンブランの名前の由来と歴史

「白い山」という意味を持つアルプスの最高峰

「モンブラン(Mont Blanc)」はフランス語で、「Mont(モン)=山、Blanc(ブラン)=白」、つまり「白い山」という意味です。

フランスとイタリアの国境に実際に存在するアルプス山脈の最高峰で、標高はおよそ4,808メートル。富士山(3,776m)よりもずっと高い、ヨーロッパを代表する名峰です。

ケーキの「モンブラン」も、まさにこの山の形をイメージして作られています。

糸状に絞り出した栗のクリームが山肌を上にふりかけられる粉砂糖が山頂の雪を表しているんですよね。意外と知らない人も多いポイントかも。

ケーキとしての発祥はフランス・イタリア

モンブランケーキの起源については諸説あるのですが、フランスのサヴォワ地方やイタリアのピエモンテ州の郷土菓子が原型という説が有力とされています。

両地域ともにモンブラン山の麓に位置していて、栗の産地でもある点が背景にあるようです。

フランスでは1903年ごろ、パリの老舗カフェ「アンジェリーナ(Angelina)」がモンブランを提供し始め、広く知られるようになったとされています。

当時のモンブランはメレンゲとマロンクリームを盛り合わせた冷製デザートで今の日本のモンブランとはかなりスタイルが違っていました。

日本のモンブランの歴史

自由が丘が発祥の地

日本にモンブランが伝わったのは1933年のことです。

東京・自由が丘にある「MONT-BLANC(モンブラン)」の初代店主、迫田千万億(さこた・ちまお、1903〜75)という菓子職人が、スイス人神父とともにヨーロッパを旅した際、フランス東部のシャモニーでモンブラン山の風景に感銘を受けたことがきっかけでした。

現地で食べたデザートにヒントを得て、日本人の口に合うよう栗の甘露煮から作ったモンブランを考案。

これが今も日本で広く親しまれている「黄色いモンブラン」の原点です。フランスのオリジナルとは違う、いわば日本独自の進化形が生まれた瞬間でした。

洋菓子四天王としての地位を確立

日本のスイーツ業界ではモンブランはプリン・シュークリーム・ショートケーキと並んで「洋菓子の四天王」と称されることもあるほどの人気を誇ります。

秋の定番というイメージが強いですが最近は年間を通して楽しめるお店も増えていて、フレーバーも和栗・洋栗・さつまいも・抹茶などバリエーションが豊富になっています。

父の日にモンブランを贈る文化

スイーツギフトとしての意義

「父の日にモンブランを贈る」という習慣は記念日の登録終了後も形を変えながら続いています。

父の日ギフトとして和栗モンブランを取り寄せるケースは今も多く、オンラインショップや洋菓子専門店でも「父の日×モンブラン」の組み合わせは根強く支持されています。

母の日にカーネーションを贈るのが定番になっているように、「父にはモンブランを」という文化がじわじわと広まっているのは記念日の制定趣旨が人々の心に刺さっているからかもしれません

肌感で言うとSNSでも父の日前になるとモンブランギフトの投稿がちょこちょこ見られるようになっていますね。

プレゼントとしての実用性

モンブランケーキは冷凍配送にも対応している商品が多く父の日当日に届くよう手配しやすいのも選ばれる理由のひとつです。

値段帯も幅広く、数百円のカップタイプから高級和栗を使った贈答品まで揃っていて、予算に合わせて選びやすい点もポイントでしょう。

まとめ

  • モンブランの日は毎年6月第3日曜日(父の日と同じ日)に設定されている記念日
  • 制定したのは兵庫県神戸市の洋菓子メーカー・株式会社モンブランで、日本記念日協会に認定されていたが現在は登録終了
  • 「母の愛は海より深く、父の恩は山より高く」という言葉から、父の日にモンブランを贈る習慣を広めることを目的としていた
  • モンブランの名はフランス語で「白い山」を意味し、標高約4,808mのアルプス山脈最高峰が由来
  • ケーキとしての起源はフランス・イタリア国境のサヴォワ地方やピエモンテ州とされ、1903年ごろパリの老舗「アンジェリーナ」が広めた
  • 日本には1933年に自由が丘の菓子職人・迫田千万億が持ち込み、日本独自の「黄色いモンブラン」として進化させた

父の日が近くなったらぜひモンブランをプレゼントする候補のひとつに加えてみてください。

山より高い感謝の気持ちを、ケーキに込めて伝えるのってなかなかいいと思いますよ🎂

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


目次