6月22日は「グラスタワーの日」です。この記事を読めばグラスタワーの日の由来や歴史、グラスタワーそのものの意味まで、まるっと理解できます。
「なんで6月22日なの?」
「グラスタワーって結婚式で見るやつ?」
と思っている方、ちょっと待ってください。
実はこの記念日、日本の職人さんがひとりで立ち上げたけっこうドラマのある話なんです。
グラスタワーの日とは
グラスタワーの日はウェディングや特別なパーティーを彩るグラスタワーの認知度を広めることを目的に制定された記念日です。
いつ、誰が制定したの?
2020年(令和2年)、一般社団法人・日本記念日協会によって公式に認定・登録されました。
制定したのは埼玉県和光市でイベント事業を手がける「Tower Crafts」を運営するシャンパンタワー職人の小泉智(こいずみさとる)さんです。
小泉さんはシャンパンタワーを作り始めてもう20年以上のキャリアを持つ、この道の先駆者。「設置数たぶん世界一」と自称するほどの職人さんで、TBSラジオへの出演経験もあります。
そんな方がたった一人で「グラスタワーの日」を作り上げたというのがなんか…すごいですよね。
日付の意味。6月22日の理由
日付に、ふたつの理由が重なっています。
- 「6月」:ジューンブライドのシーズン。ウェディングが盛んになる月であること
- 「22日」:「2・2」を「夫婦(めおと)」と読む語呂合わせ
ジューンブライドとは「6月の花嫁は幸せになれる」というヨーロッパ発祥の言い伝えで、ローマ神話の結婚の女神ユノー(Juno)を由来とする説が最も有名です。
ちなみに「June(6月)」という英単語そのものがこの女神の名前から来ているともいわれています。
そのジューンブライドの6月と夫婦を表す22日。結婚式や感謝の場にぴったりの日付として選ばれたわけですね。
グラスタワーってどんなもの?
記念日の主役であるグラスタワーについて、改めて理解しておきましょう。
形と仕組み
シャンパングラスをピラミッド状に何段も積み重ね、最上段からシャンパン(またはジュース)を注ぎ入れる演出のことです。
上から注いだシャンパンが下のグラスへと流れ落ちていく、あの美しい光景。結婚式に参加したことがある方なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
高さのイメージとしてはグラスを5段積み上げると約1.4m、7段で約1.7mになるみたいです。テーブルの上に乗せるとかなりの迫力がありますよね。
7段の市販セットだと高さ82.6cmというものもあって、会場の雰囲気をガラッと変えてくれます。
グラスタワーに込められた意味
単なる見た目の演出ではなくちゃんとした「意味」が込められていて、これが個人的にはとても印象深かったです。
グラスを積み上げていくピラミッド型の形そのものに、「天に向かって感謝の祈りを捧げる」という意味があるとされています。
そこに一段一段グラスを積んでいくことが「人生を一歩ずつ進んでいく」という成長の表れになり、上からシャンパンが全グラスに満ちていく様子が「これからの人生がしあわせで満たされていくように」という祈りを表しているわけです。
要するに注ぐ行為そのものが祝福のメッセージになっているんですね。
グラスタワーと「水合わせの儀」の深い関係
ここ、あまり知られていないんですが実はグラスタワーには日本古来の儀式との共通点があります。
「水合わせの儀」ってなに?
水合わせの儀とは新郎新婦がそれぞれの実家から持ち寄った水をひとつの盃に注ぎ合わせて飲む、日本の伝統的な儀式のことです。
起源は平安時代までさかのぼるともいわれていて、「異なる家で育ったふたりがひとつになる」という意味が込められています。
日本には古くから「水=家」という考え方があって、水を合わせることが「それぞれの家をひとつにする」という意味を持つんです。
素朴だけれどすごく深い考え方ですよね。
グラスタワーとの共通性
感謝と幸せの象徴であるグラスタワーにはこの水合わせの儀と同じ意味合いがあるとも言われています。
「注ぎ合わせる」「流れてひとつになる」という行為の本質は水合わせの儀もグラスタワーも変わらない。
ウェディングという舞台で形は違えど同じ祈りを表しているのかもしれません。
個人的にはこれを知ってからグラスタワーを見る目が変わった気がしました。
グラスタワーの歴史。どこから来たの?
グラスタワー(シャンパンタワー)の発祥については実はいくつかの説があって、正確な起源は一説に定まっていません。
フランス宮廷説
最もよく知られているのが18世紀のフランス宮廷が起源という説です。
当時の貴族や王族が祝宴の席で高く積み重ねたグラスから溢れ出すシャンパンの美しさを楽しんだとされています。富と豊かさの象徴として、ヨーロッパ全体に広まっていったんですね。
別の説ではフランスの農民がブドウの収穫を祝って持ち寄ったカップを重ねたのが始まりとも言われています。
こちらの方がずっと庶民的な起源で、どちらが正しいのかは…正直なところ、細かく検証してないけど、どちらも「集まって祝う」という本質は同じな気がします。
20世紀以降の広がり
20世紀初頭には上流階級のパーティーやウェディングでシャンパンタワーが広がり、フランス貴族社会やアメリカの大規模な社交パーティーで「富と成功の象徴」として定着していったとされています。
グラスタワーの日が大切にしていること
この記念日が制定された背景には制定者・小泉さんの「日本中の結婚式やパーティーでグラスタワーを広めたい」という願いがあります。
職人・小泉智さんの目指すもの
小泉さんはシャンパンタワー職人として独立し、店舗やイベント会社、個人のクライアントから依頼を受けてシャンパンタワーを制作しています。
テレビやラジオにも出演していて、「シャンパンタワーをひとつのアート作品として、世界中の人たちに素晴らしさを伝えたい」という言葉を残しています。
記念日を作ることで認知を広めるというアプローチはビジネス的にも面白いと思います。
実際に日本記念日協会への申請・認定というかたちで公式化されていて、記念日文化として根付かせようとしているのが伝わってきます。
まとめ
- グラスタワーの日は6月22日に制定された記念日で2020年に日本記念日協会が認定した
- 「6月=ジューンブライド」「22=夫婦」の語呂合わせが日付の由来
- 制定者はシャンパンタワー職人・小泉智さん(Tower Crafts運営)
- グラスタワーには「天への感謝」「人生の積み重ね」「幸せへの祈り」という深い意味がある
- 日本古来の「水合わせの儀」と同じ精神的意味合いを持つとも言われている
- 発祥は18世紀フランス宮廷説が有力だが、起源については諸説あり
6月22日にグラスタワーを使った結婚式や記念パーティーを開けば「グラスタワーの日」という特別な意味まで添えられるかもしれませんね。

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