リアルタイム中古車オークションの日とは?由来や歴史を解説【6月29日】

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この記事を読めば6月29日がなぜ「リアルタイム中古車オークションの日」なのか、その由来から現在の中古車流通の仕組みまで一気にわかります。

「なんとなく聞いたことある記念日だけど、実際どういう意味があるの?」

って思っている方、けっこう多いんじゃないかと思いますよ。

じつはこの記念日、1985年に起きた世界的な革命が出発点になっているんです。

目次

リアルタイム中古車オークションの日とは

この日は中古車業界に大きな変革をもたらした出来事を記念して制定されたものです。

制定した企業と目的

6月29日は株式会社オークネットが制定した記念日です。

同社は東京都港区北青山に本社を置いていて、中古車をはじめとするさまざまな分野でインターネットオークションを運営している会社なんですよね。

記念日が制定されたのは2021年(令和3年)で一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。

コロナ禍によって「現場に行かずにオンラインで取引したい」というニーズが一気に高まったこともあって、通信によるリアルタイムオークションの重要性を世の中に広く知ってもらおうという目的で制定されたみたいです。

日付の意味と由来

日付の「6月29日」は1985年(昭和60年)6月29日に、株式会社オークネットが世界で初めて通信によるせり上げ方式のリアルタイム中古車オークションを開催した日に由来します。

この日はオークネットの創業日にもなっていてまさに会社の始まりそのものが記念日の原点なんです。

世界初の中古車TVオークション誕生まで

この記念日の意義を本当に理解するには1985年当時の中古車業界がどんな状況だったかを知っておく必要があります。

1984年の創業と準備期間

オークネットの前身である株式会社エフティーエスは1984年3月9日に東京都港区北青山で設立されました。

設立の目的は、当初から「中古車TVオークションを主催すること」だったそうです。

同年9月に現在の「株式会社オークネット」へ社名変更し、11月にはレーザーディスク方式によるテレビオークションシステムを発表して会員募集を開始しています。

インターネットどころかパソコン通信すら一般的ではなかった時代に、「テレビ画面を通じて車をせりにかける」という発想は、当時としてはかなり突拍子もないアイデアだったんじゃないかと思います。

1985年6月29日。歴史が動いた日

そして翌1985年6月、関東甲信および中部地区をネットワークとするTVオートオークション(TVAA)が、会員数560社で始動します。

このとき出品された台数はなんと119台。

現在の規模と比べればほんの小さな一歩ですが、「現物を会場まで持ち込まなくても、映像と情報で取引できる」という世界初のモデルを成立させた瞬間でした。

リアルタイム中古車オークションの仕組み

「リアルタイム中古車オークション」と一口に言っても具体的に何がすごいのか、ピンとこない方もいますよね。

従来のオークションとの違い

それ以前の中古車取引は、業者が実際に車を会場まで持ち込んで、そこに集まった人たちが現物を確認してからせりをするスタイルが基本でした。

地方の業者が参加したければ、わざわざ遠くの会場まで足を運ばなければいけなかった。時間もコストも、相当かかっていたはずです。

オークネットが実現したリアルタイムオークションでは、車両の状態を検査員が詳しくチェックして評価点を付け、その「情報」をテレビ画面に映し出すことで、現物を見なくても安心して取引できる仕組みを構築しました。

物じゃなくて情報を売ったわけですね。要するに信頼の形が変わったんです。

評価点という革新

この仕組みで特に重要なのが「グレーディング(評価点)」と呼ばれる品質評価制度です。

第三者の検査員が車の外装・内装・走行距離・修理歴などを細かくチェックして数値で表すことで、遠隔地の業者でも「この車は信頼できる」と判断できるようになりました。

1996年には品質の信頼性をさらに高めるため、検査専門の子会社「株式会社オークネット・インスペクション・サービス(現AIS)」も設立されています。

仕組みを作っただけで終わらず品質保証の体制までちゃんと整えていったんですね。

その後の進化

1985年に始まったリアルタイム中古車オークションはその後も時代とともに大きく進化しています。

テクノロジーとともに歩んだ歴史

1989年には衛星通信テレビオークションシステムへ移行し、アナウンサーによる実況中継や動画による出品も実現しました。

「レーザーディスク+電話回線」からスタートして、衛星通信、そしてインターネットへ。その時々の最先端テクノロジーを取り込みながら進化してきた歴史は、なかなか印象深いですよね。

2010年には「オークネオステーションハイパー」というプラットフォームサービスも開始。このシステムを使えば、全国113の提携会場・年間500万台以上の中古車オークションにアクセスできるようになっています。

2025年で創業40周年

2025年、オークネットは創業40周年を迎えました。

連結売上高は559億1,000万円(2024年12月期)、連結従業員数は1,060名という規模になっています。

中古車にとどまらず、中古デジタル機器、ブランド品、花き、中古バイク、中古医療機器などさまざまな分野のオンラインオークションを手がける「循環型マーケットデザインカンパニー」へと成長しています。

中古車BtoBオークションとは何か

そもそも中古車オークションって一般のユーザーが参加できるものじゃないって知っていましたか?ちょっと意外に感じる方もいるかもしれません。

業者間(BtoB)取引の世界

中古車オークションは基本的にBtoB(Business to Business)、つまり業者間だけの会員制取引です。

中古車販売店、買取店、新車ディーラーなど、会員と認められた業者のみが参加できます。

この取引では「出品者」「落札者」「オークション会場」の3者が関わっていて、会場は場所の提供と運営を担い、出品者からは出品料や成約料、落札者からは落札料などを受け取る仕組みになっています。

私たち一般消費者が中古車販売店で車を購入するとき、その裏側にこういった業者間の流通が動いているんですね。

ディーラーにとってのメリット

リアルタイムオークションの普及によって、地方の中古車販売店でも全国の在庫にアクセスできるようになりました。

以前は会場まで行けない業者は参加すらできなかったわけで、全国どこにいても同じ条件で仕入れができるというのは、業界に与えたインパクトはかなり大きかったはずです。

まとめ

この記事でお伝えした大事なポイントを整理しておきますね。

  • 6月29日は「リアルタイム中古車オークションの日」で株式会社オークネットが制定し、2021年に日本記念日協会が認定・登録した記念日
  • 由来は1985年6月29日に世界初の通信によるせり上げ方式・中古車リアルタイムオークションが開催されたこと
  • オークネットは1984年3月9日に設立され、レーザーディスクと電話回線を使ったシステムで業界に革命を起こした
  • 「現物ではなく情報で信頼を担保する」という当時の革新的な発想が、現代のオンラインオークションの原型になっている
  • 現在は年間500万台以上の中古車が流通するプラットフォームへと成長し、中古車以外の分野にも事業を拡大している

1985年というインターネットすらなかった時代に「通信でせりをする」という発想を形にした。そのことがまるっと詰まった記念日なんですよね。

中古車を売るとき・買うときに、こういった歴史があったことを少し思い出してみると、おもしろいかもしれません。

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