毎年7月4日は「汁なし麺を食べる日」だって知っていましたか。
この記事を読めばこの記念日がなぜ7月4日に定められたのか、そしてどんな歴史を経て今の汁なし麺文化ができあがったのかがわかります。
ラーメン好きの方はもちろん、雑学として誰かに話したい方にも役立つ内容になっていると思います。
汁なし麺を食べる日とは何かを解説
記念日そのものの制定背景と語呂合わせの仕組みについてお伝えしていきますね。
語呂合わせから生まれた記念日
7月4日が選ばれた理由は「汁な(7)し(4)麺」という語呂合わせにあります。
数字の7と4を並べただけで意味が通じるあたり、日本の記念日文化らしい発想だなと感じます。
こういう語呂合わせ系の記念日、意外と多いですよね。
実は乾麺の日やそうめんの日といった麺類の記念日も同様に、日付の響きにこだわって決められているものが多いんです。
制定した企業とその狙い
この記念日を制定したのは兵庫県西宮市に本社を置く株式会社OMOです。
同社はラーメン店の運営やフランチャイズ展開、店舗プロデュースなどを手がけていて、麺文化の魅力を発信する目的でこの日を作ったと言われています。
日本記念日協会にもこの記念日はしっかり登録されていて、公式に認定されたものなんですね。
汁なし麺というジャンルの歴史
ここでは記念日そのものの話ではなく、汁なし麺という料理ジャンルがどう生まれてきたのかを掘り下げていきます。
油そばの発祥は東京の学生街
汁なし麺の原型ともいえる油そばは1950年代の東京都多摩地区で生まれたとされています。
発祥については二つの説があって、一つは1952年創業の国立市「三幸」で、のびたラーメンをヒントに酒の肴として提供を始めたという説です。
もう一つは1954年創業の武蔵野市「珍々亭」で中国の拌麺をヒントにしたという説なんですよね。どちらが元祖かは正直はっきりしていないみたいで、両説が並立している状態のまま今に至っているようです。
一橋大学や亜細亜大学の近くという場所柄、学生に安くてボリュームがある食事として支持されたのが広まった理由だと考えられています。
1990年代から一気に流行した理由
油そばが本格的に流行したのは1996年頃からで、1997年の読売新聞では「今年ヒットした話題の商品」の13位にランクインしています。
それに2002年には明星食品から吉祥寺「ぶぶか」監修の即席麺が商品化されて、家庭でも手軽に食べられるようになりました。
この時期を境に油そばは一部の学生街だけのローカルフードから全国区のメニューへと広がっていったんだろうなと思います。
台湾まぜそばと汁なし担々麺の誕生
汁なし麺には油そば以外にも派生ジャンルがいくつもあります。
台湾まぜそばは2008年に名古屋市中川区の「麺屋はなび高畑本店」で誕生した料理で、店主が台湾ラーメン用に作った台湾ミンチをスープに合わせられず、茹で麺にかけてみようというアルバイトの一言から生まれたそうです。
2013年の名古屋めし総選挙で準グランプリを獲得したことで一気に知名度が上がったと言われています。一方の汁なし担々麺は広島発祥で辛みのある醤油ダレやごまダレを麺に絡めて食べるスタイルが特徴です。
この料理、広島県外にも店舗展開が進んでいて東京・神保町にも専門店があるほど広がっているんですよ。
7月4日に汁なし麺を楽しむ方法
最後に実際にこの記念日をどう楽しめばいいのかについて触れていきます。
期間限定イベントを探してみる
7月4日前後には汁なし麺専門店が記念日にあわせた限定価格でメニューを提供するケースがあります。
例えば島根県松江市の「麺や拓」では、7月4日が定休のため前日にワンコイン価格でまぜ麺を提供するといった企画が実際に行われていました。
それにインスタグラムなどでも「汁無しの日」として油そばを500円で提供するお店の告知が見られます。
こうした取り組みは店舗ごとにバラバラなのでお住まいの地域のラーメン店のSNSをチェックしてみるのがよさそうですね。
自宅で作る場合のポイント
自宅で汁なし麺を楽しむなら、油そばタイプが最も手軽だと思います。
市販の即席麺タイプも売られていますし、醤油やラー油、酢を自分好みの配分で調整できるのが自宅調理の利点です。
ただ、これは私の肌感で言う話ですが汁なし麺は麺とタレをよく混ぜ合わせる工程が味の決め手になる気がしていて、混ぜが甘いと味がぼやけてしまう印象があります。
台湾まぜそばのように魚粉や卵黄を使うタイプは具材の準備がやや大変なので、初めて作る方は油そばから試すのがおすすめかもしれません。
まとめ
- 7月4日は「汁な(7)し(4)麺」の語呂合わせから生まれた記念日
- 制定したのは兵庫県西宮市の株式会社OMO
- 汁なし麺のルーツである油そばは1950年代の東京多摩地区が発祥
- 台湾まぜそばは2008年名古屋発祥、汁なし担々麺は広島発祥という別ルーツを持つ
- 7月4日前後には店舗ごとの限定企画が行われることもある
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