穴子の日は毎年7月5日に穴子の美味しさと栄養価をPRするために制定された記念日で、「あな(7)ご(5)」の語呂合わせと穴子の旬の時期が由来になっているんです。
この記事を読めば穴子の日がいつ誰によって作られたのか、そして意外と知られていない歴史の裏側まで分かるようになると思います。
穴子の日とは何か
まずは穴子の日の基本的な情報から押さえていきますね。
制定日と概要
穴子の日は毎年7月5日で一般社団法人・日本記念日協会に正式に登録されている記念日です。
寿司や弁当用の穴子食材を製造販売する企業が穴子のPRを目的に制定したものなんですね。
個人的にはうなぎの土用の丑の日ほど知名度が高くないのが、ちょっともったいないなと感じています。
語呂合わせと旬の時期
日付の由来は「あな(7)ご(5)」という語呂合わせと7月がちょうど穴子の旬にあたることの2つが重なっているんです。
穴子はうなぎと同じくビタミンAやビタミンB類、カルシウムが豊富で夏バテ予防に効果が期待できる食材だそうです。
なので土用の丑の日にうなぎを食べる習慣にならって、穴子も定番化させたいという狙いがあったみたいですね。
穴子の日の由来を深掘り
ここでは穴子の日がなぜ7月5日に決まったのか、その背景をもう少し詳しく見ていきます。
制定した会社について
実はここけっこう複雑な事情があるんです。
日本記念日協会の公式サイトでは東京都中央区のハンワフーズ株式会社が制定したとされているんですが、もともとは大阪市に本社を置いていたグリーンフーズという会社が先に制定していたという説もあります。
グリーンフーズは穴子や鶏卵などの食品を扱う会社だったんですが2012年12月に事業を停止してしまったんですね。
そのため、東京のハンワフーズが改めて記念日として日本記念日協会に登録し直したという流れになっているようです。
土用の丑の日との関係性
穴子の日が7月に設定されたもう一つの理由として、うなぎの「土用の丑の日」の存在が挙げられます。夏場に精をつける食べ物としてうなぎは有名ですが、それに比べると穴子はどうしてもマイナーな印象がありますよね。
でも実は穴子もビタミンとミネラルが豊富で夏バテ予防にしっかり効果が期待できる食材なんです。
うなぎに次ぐ夏の定番として穴子を広めたいという想いが、この記念日には込められているんだなと思います。
穴子の日の歴史をたどる
ここでは穴子の日が誕生してからどんな広がりを見せてきたのか、年表的に整理してみますね。
記念日誕生からの流れ
穴子の日は当初グリーンフーズによって制定されましたが、2012年の事業停止をきっかけに一度歴史が途切れかけたんです。
その後、ハンワフーズが引き継ぐ形で改めて日本記念日協会に登録し、2018年時点で正式な記念日として認定されていることが確認できています。
こうした経緯を知ると記念日って意外と一筋縄ではいかない歴史を持っているものなんだなと感じますね。
地域を巻き込んだイベントの広がり
穴子の日をきっかけに各地でPRイベントが行われるようになっているのも面白いところです。
長崎県対馬市では毎年7月に「対馬あなご祭り」が開催されていて、対馬は天然穴子の水揚げ量が全国1位を誇る産地なんです。
刺身や天ぷら、手巻き寿司など穴子料理の食べ放題や穴子の稚魚の放流といった催しも行われているみたいですね。
また、兵庫県高砂市では2013年から穴子の日を含む1週間、「高砂あなごウィーク」というイベントが続いています。
高砂市鍛治屋町 銀座商店街ぶらぶら。
— まろう🍵 (@MMitsukura) July 7, 2024
高砂あなごウィークなるものをやってる。 pic.twitter.com/D2rcbpEiVO
高砂あなごマーケティング研究会という地元の団体がもっと多くの人に穴子を食べてもらいたいという想いから始めたイベントで焼き穴子や天丼、せいろ蒸しなど様々な穴子料理を市内の飲食店が提供しているんです。
こういう地域密着型の取り組みが続いているのを見ると記念日がちゃんと文化として根付いている実感がありますね。
穴子とうなぎの意外な違い
穴子の日を知る上で欠かせないのがうなぎとの違いです。ここを押さえておくと、記念日の意味がもっと腑に落ちると思います。
分類は同じでも栄養素が違う
意外と知られていないんですが穴子とうなぎはどちらも同じウナギ目に分類される仲間なんです。
見た目が似ているのはそのためなんですね。ただそこからウナギ科とアナゴ科に枝分かれしていて、生態や味、栄養素にはっきりとした違いが生まれているんです。
穴子は脂質が少なくカロリー控えめな白身魚で、免疫力の向上やエイジングケアに役立つビタミンAを豊富に含んでいます。
一方でDHAやEPAといった栄養素についてはうなぎの方が豊富だそうです。
パワーを常につけたいときは穴子、特別な日にがっつりいきたいときはうなぎ、みたいな食べ分けをするのもいいかもしれませんね。
見た目で見分けるポイント
穴子とうなぎ、パッと見はよく似ていますが実は見分け方があるんです。
穴子は体の色が薄茶色で体の側面と背びれの下に白い斑点が一列に並んでいるのが特徴です。
一方うなぎは黒に近い灰色で体に斑点はありません。
しっぽの形やあごの出方にも違いがあって、うなぎは下あごが出ているのに対して穴子は上あごが出ているんですね。
この白い斑点、市場で使われていたはかりの目盛りに似ているということで穴子は地域によって「はかりめ」と呼ばれることもあるみたいです。
まとめ
穴子の日について押さえておきたいポイントを整理しますね。
- 穴子の日は毎年7月5日で、「あな(7)ご(5)」の語呂合わせと穴子の旬が由来になっている
- もともとはグリーンフーズが制定したが2012年の事業停止後、ハンワフーズが記念日として引き継いだ
- 穴子はうなぎと同じウナギ目だが、ビタミンAが豊富で低カロリーという独自の魅力がある
- 対馬の「あなご祭り」や高砂の「あなごウィーク」など、地域を巻き込んだイベントが継続している
夏バテしやすいこの時期、うなぎだけじゃなく穴子にも目を向けてみると新しい発見があるかもしれませんね。
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