川の日は毎年7月7日に定められている記念日で、七夕の天の川伝説と河川法の歴史が深く関係しています。
この記事を読めば川の日がいつどうして生まれたのか、そして意外と知られていない制定の裏側までしっかり理解できると思います。
「川の日って聞いたことはあるけど、実際どんな日なの?」
と気になっている方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
川の日はいつ制定されたのか
川の日が生まれた年とそれを決めた組織について要約していきますね。
1996年に建設省が制定した記念日
川の日は1996年(平成8年)に当時の建設省、現在の国土交通省によって制定されました。
なぜこの年だったのかというと、旧河川法および砂防法が制定されてから、ちょうど100周年にあたるタイミングだったからなんです。
近代的な河川制度が確立してから100年という節目を記念して作られた日、というわけですね。
個人的にはこういう法律の歴史と紐づいた記念日ってあまり多くない気がしていて、けっこう珍しいなと感じました。
国民の祝日ではなく記念日という位置づけ
ちなみに川の日は海の日や山の日のように国民の祝日ではありません。
あくまで国土交通省が定めた記念日という扱いなのでこの日にお休みになるわけではないんですよね。
祝日化されるかもという声も一部であるみたいですがそうした具体的な動きは確認できませんでした。
ここはあくまで憶測にはなりますが河川愛護の啓発が主目的の記念日なので、祝日化よりも啓発活動の充実が優先されているのかもしれません。
川の日が7月7日に決まった由来
なぜ他の日ではなく7月7日が選ばれたのかその理由を掘り下げていきます。
七夕伝説の天の川との関係
7月7日が選ばれた一番の理由として挙げられているのが七夕伝説に登場する「天の川」のイメージです。
牽牛と織姫が一年に一度、天の川を渡って会えるという物語は皆さんもご存じですよね。
この天の川のロマンチックなイメージと実際の河川を結びつけて、7月7日が川の日にふさわしいと判断されたようです。
日本河川協会の説明でも「牽牛と織姫が一年に一度、天の川で会える七夕を川の日とした」と明確に書かれていました。
河川愛護月間との重なり
もうひとつの理由が7月が河川愛護月間にあたるという点です。
河川愛護月間は毎年7月1日から7月31日までの期間で実施されていて、地域住民や自治体が河川の環境保全について一緒に考える取り組みが行われています。
7月7日はちょうどこの月間の初旬にあたるのでシンボル的な日として位置づけるのに都合が良かったんだろうなと思います。
季節的に水に親しみやすい時期であること
3つ目の理由は季節的に水に親しみやすい時期であることです。
7月といえば梅雨明けや夏休みのシーズンで、川遊びや水辺のレジャーが盛んになる時期でもありますよね。
暑い季節に涼を求めて川に足を運ぶ人が増えるタイミングだからこそ、この日に河川への関心を高めるイベントを実施しやすいという現実的な理由もあったようです。
川の日が定められた本当の目的
人と河川の関係を見直す狙い
国土交通省の説明によると川の日の趣旨のひとつは都市の発展や治水事業の進展によって希薄化した人と河川との関係を見直すことにあります。
昔は生活用水や運搬、遊び場として身近だった川も、都市化が進むにつれて距離ができてしまった、という背景があるんですよね。
なるほどと思ったのが、この趣旨がただ「川を大切にしよう」というスローガンではなく、現代社会の構造的な変化を踏まえた問題意識から生まれている点です。
地域住民と自治体の協働を促す仕組み
もうひとつの趣旨として地域の良好な環境づくりについて流域の住民や自治体が一緒に考え取り組む活動を支援することが挙げられています。
実際、川の日に合わせて各地の河川国道事務所や河川協会が水辺の安全点検やクリーンアップ活動などを実施しているケースが見られます。
こうした活動は表に出にくい地味な取り組みかもしれませんが地域の防災意識を底上げする効果もあるんじゃないかなと個人的には感じています。
まとめ
川の日についてポイントを整理しておきますね。
- 川の日は毎年7月7日、1996年に建設省(現国土交通省)が制定した記念日です
- 制定の理由は七夕の天の川伝説、7月の河川愛護月間、水に親しみやすい季節という3点にあります
- 目的は都市化で薄れた人と河川の関係を見直し、地域住民と自治体の協働を促すことです
- 国民の祝日ではなくあくまで啓発を目的とした記念日という位置づけです
7月7日を迎えたら近所の川がどんな歴史や役割を持っているのか、少し意識を向けてみるのも良いかもしれませんね。
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