「恋そうめんの日って聞いたことあるけど、実際は何の日なんだろう」
と気になっている方に向けてこの記事では7月7日の恋そうめんの日の由来や歴史、そして七夕とそうめんの深い関係についてしっかり解説していきますね。
読み終わったころにはなぜこの日にそうめんを食べると縁起がいいと言われているのか、すっきり理解できるはずです。
恋そうめんの日とは何か
恋そうめんの日がどんな記念日なのかその基本情報から見ていきましょう。
制定した企業と日付の由来
恋そうめんの日は奈良県桜井市に本社を置く手延べそうめんメーカー株式会社三輪そうめん山本(現在の三輪山本)が制定した記念日です。
日付が7月7日になったのは古くから七夕の日にそうめんを食べて無病息災を願う風習があったことと、風水の世界で麺類が恋愛運を高める食べ物とされていることを結びつけたからなんですね。
同社が自社で製造販売している商品名「恋そうめん」をPRする目的があったという点も、けっこう率直に語られている理由です。
要するに、七夕の行事食としてのそうめんと、恋愛運アップの縁起物としてのそうめんという二つの意味を、うまく一つの記念日にまとめたということだと思います。
日本記念日協会に認定された記念日
この記念日は一般社団法人日本記念日協会によって認定、登録されています。
日本記念日協会は1991年に正式発足した団体で、企業や団体が制定する記念日の審査や登録を行っている組織です。
恋そうめんの日は民間企業が発端となって生まれた記念日であって国が定めた祝日や伝統的な行事とは少し違う位置づけになるんですよね。この点、意外と誤解している方も多いんじゃないかなと感じています。
そうめんと七夕の歴史的な結びつき
ここからはそもそもなぜ七夕にそうめんを食べる風習があるのか、その歴史的な背景を掘り下げていきます。
中国の故事索餅から生まれた風習
七夕にそうめんを食べる由来として最も広く語られているのが、古代中国の索餅(さくべい)にまつわる言い伝えです。
7月7日に帝の子どもが亡くなり、その霊が疫病を流行させたため、子どもが好んでいた索餅という小麦粉を縄状にねじったお菓子をお供えしたところ、疫病が収まったという話が伝わっています。
それ以降、無病息災を祈願して7月7日に索餅を食べる習慣が生まれ、時代を経てそうめんへと形を変えていったとされています。
ちょっと怖い話にも聞こえますがこういう厄払いの発想から食文化が生まれるのは、なかなか興味深いなと個人的には思いますね。
延喜式に残る宮中の記録
索餅が日本に伝わったのは奈良時代とされていて平安時代の宮中儀式作法を記した書物「延喜式」(927年)には、七夕にそうめんの原型である索餅が供え物として供えられたと記されています。
この記録があることから、平安期にはすでに宮中の七夕行事にそうめんが欠かせないものになっていたと考えられているんです。
ただ、この時代のそうめんは今のような細い麺状の食品ではなく、あくまで索餅というお菓子に近いものだった点は注意しておきたいですね。
江戸時代に庶民へ広まった過程
宮中の限られた行事だったそうめんの風習が江戸時代になるとそうめん作りそのものが盛んになったことで、庶民の間にも七夕にそうめんを食べる文化が広がっていったと言われています。
もともとは仙台を中心とした東北地方や北海道など、一部地域で限定的に食べられていた風習だったという説もあり、それが徐々に全国へ広まったと考えられているようです。
この部分は資料によって記述の詳しさが違うので細かい経路まではきちんと検証しきれていないんですが、地域差があったという点は覚えておいて損はないと思います。
なぜ恋愛運に結びつけられているのか
恋そうめんの日という名前に含まれる「恋愛運」という要素について、もう少し詳しく見てみましょう。
風水における麺類の意味
風水の考え方では細く長い麺類は人と人との縁を長く結びつける食べ物とされていて、恋愛運や出会い運を高める食材としてよく紹介されています。
パスタやうどん、そばなど麺類全般が縁起物として扱われることが多いようで、そうめんもその一種として恋愛運アップの食べ物に数えられているんですね。
この風水的な解釈が七夕という恋人同士の再会を描いた物語のイメージとぴったり重なったからこそ、恋そうめんの日という発想が生まれたんじゃないかなと自分では見立てています。
織姫の糸に見立てた縁起
もう一つよく語られるのがそうめんの細長い形を織物が得意な織姫の糸に見立てて、機織りや裁縫の上達を願うという説です。
七夕伝説自体が織姫と彦星という恋人同士の物語であることを考えると、そうめんを糸に見立てる発想と恋愛成就を願う気持ちが自然に結びついていったのも納得できる気がします。
全国乾麺協同組合連合会の資料でもそうめんを糸にみたてて芸事の上達を願うだけでなく、彦星と織姫の年に一度のデートにあやかって恋の成就を願うという説が紹介されていて、こうした複数の言い伝えが重なり合って今の恋そうめんの日のイメージにつながっているんだと思います。
恋そうめんの日を楽しむヒント
この記念日をどう楽しむといいのか、ちょっとした視点をお伝えします。
五色そうめんで七夕らしさを演出する
七夕らしさを出したいなら赤や緑、黄色など色付きの五色そうめんを使うと、七夕飾りの五色の短冊を思わせる華やかな見た目になります。
個人的には普通の白いそうめんだけだとちょっと物足りない気がしていて、色を加えるだけで気分がぐっと上がるなと感じています。
天の川に見立てるという由来を思い出しながら食べるとなんだか特別な日という実感が湧いてきますよ。
恋愛運アップを意識した食べ方
風水的な意味を意識するな、麺を短く切らずに長いまま食べるのが縁を切らないというイメージにつながるとされています。
まあ、これはあくまで縁起の話であって科学的な根拠があるわけではないので、気持ちの持ちようとして楽しむくらいがちょうどいいのかなと思っています。
まとめ
7月7日が近づいたら、こんなポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
- 恋そうめんの日は三輪そうめん山本が七夕と風水を結びつけて制定した記念日
- 七夕にそうめんを食べる風習は古代中国の索餅の故事が由来
- 平安時代の延喜式にすでに宮中の七夕行事としての記述がある
- そうめんの日は全国乾麺協同組合連合会が1982年に別途制定
- 麺を長いまま食べることや五色そうめんを使うと七夕らしさが楽しめる
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