7月8日が近づくと「菌労感謝の日って何だろう」って気になる方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
この記事を読めば菌労感謝の日の由来や歴史、そしてこの日に関わる漫画作品の背景までしっかりわかりますよ。
カレンダーにさらっと書かれているだけの記念日だからこそ、ちゃんと調べてみると意外な発見があるものです。
菌労感謝の日とは何の日なの
まず気になるのはそもそもこれがどんな記念日なのかというところですよね。
結論から言うと、菌労感謝の日は菌が人類に貢献してくれていることへの感謝を込めた日として制定されています。
制定した団体ともやしもんとの関係
菌労感謝の日、漫画「もやしもん」を実写ドラマ化したことを記念して定められました。
この記念日を制定したのは「ドラマ『もやしもん』制定委員会」だと紹介されている資料が見つかりました。
一方で別の資料では「製作委員会」という表記も見られたので、正直どちらが正式名称なのかは細かく検証できていません。
ただいずれの記述でも記念日の趣旨自体は一致していて、菌の存在や働きに目を向けてもらうことが目的なんだなと感じました。
7月8日に定められた理由
日付が7月8日なのはフジテレビ「ノイタミナ」枠などで「もやしもん」の実写ドラマ第1回が放送されたのが2010年7月8日だったから、というのが由来です。
個人的にはこういう「作品発の記念日」って現代らしいなと思っていて、菌という目に見えにくい存在に光を当てたという点がなかなか粋な発想だなと感じました。
菌労感謝の日の由来を深掘りしてみる
記念日そのものの成り立ちだけでなく「菌労」という言葉の背景まで一歩踏み込んで考察していきますね。
ドラマもやしもん放送開始の経緯
「もやしもん」は石川雅之さんによる漫画作品で講談社の漫画雑誌「イブニング」で2004年から連載が始まり、2013年から2014年にかけては「月刊モーニングtwo」に移って完結しました。
単行本は全13巻発売されていて、テレビアニメ化やドラマ化もされるほどの人気を集めた作品です。
ちなみにアニメ版は2007年に第1期、2012年に第2期「もやしもんリターンズ」が放送されていて、実写ドラマはその流れの中で2010年に登場した形になります。
なぜ菌労という言葉が使われたのか
「勤労」という言葉に菌をかけて「菌労」としたのはちょっとユーモアのある言葉遊びだと言えそうです。
あくまで自分の見立てですが11月23日の勤労感謝の日をもじる形で「菌の労をねぎらう日」というイメージを作りたかったのかなという気もしています。
ただこの点について制定側の公式な説明が見つからなかったので、あくまで一つの考察として受け取ってもらえたら嬉しいです。
もやしもんという作品を知っておこう
菌労感謝の日を理解するには元になった作品自体を知っておくのが一番なので、簡単に整理してみますね。
主人公と菌が見える設定
物語の主人公は沢木惣右衛門直保という名前の農業大学生で、なんと肉眼で菌を見ることができる不思議な能力を持っています。
実家が種麹を育てる「もやし屋」だったことが作品タイトルの由来になっているそうです。
菌たちがキャラクターとして描かれていて、「かもす」という発酵や腐敗を意味するセリフが作品のシンボル的なフレーズになっているのも印象的でした。
人気を集めた理由や受賞歴
この作品、実はかなり評価が高くて第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞や第32回講談社漫画賞一般部門、平成20年度醬油文化賞、第46回星雲賞漫画部門など複数の賞を受賞しています。
菌にまつわる知識をコミカルにわかりやすく紹介した点が幅広い世代からの支持につながったんだろうなと思います。
個人的にはこういう専門的な内容をエンタメに落とし込む作品作りって本当にすごいなと感じますね。
菌労感謝の日に登場する代表的な菌キャラたち
作品の世界観を知ると記念日そのものへの理解もぐっと深まると思うので、代表的なキャラクターを紹介しますね。
オリゼーとソーエ
菌界の主役ともいえるオリゼーは正式名称アスペルギルス・オリゼー、和名ニホンコウジカビと呼ばれる黄麹菌です。
日本酒や味噌、醬油などの麹の9割以上に使われていて、日本の国菌として認定されているそうです。
ソーエはオリゼーの近縁種でアスペルギルス・ソーエ、和名ショウユコウジカビといい、タンパク質を分解してアミノ酸に変える働きが強いとされています。
セレビシエやクリソゲヌムなど
セレビシエは正式名称サッカロミケス・セレビエシ、和名出芽酵母で糖を代謝してアルコール発酵を行う酵母の一種です。
クリソゲヌムは正式名称ペニシリウム・クリソゲネムで、いわゆる青カビのことなんですが、パンや餅を傷める一方でペニシリンの発見やチーズ製造にも関わっていて人間との関係が良くも悪くも深い菌だなと感じました。
菌労感謝の日をどう過ごせばいいか考えてみた
最後にこの記念日をどんな風に過ごすと楽しめるかを個人的な視点も交えつつ考えてみますね。
発酵食品を見直すきっかけにする
菌労感謝の日について調べていて残念ながら毎年恒例のイベントは見つけられませんでした。過去には2021年に東京農業大学の学生が開発した日本酒とのコラボ企画がクラウドファンディングで実施されたことがあるようです。
なのでイベント参加という形は難しいかもしれませんが味噌や醬油、ヨーグルトなど身近な発酵食品に目を向けて、菌の働きに感謝しながら食べてみるというのは意外と楽しい過ごし方だと思います。
発酵食品づくりで感じた個人的な気づき
まあ、個人的な話で恐縮なんですが、以前自宅で味噌作りに挑戦した時、麹の温度管理を失敗してしまって、思った以上に発酵が進まず苦労した経験があります。
あの時、目に見えない菌がどれだけ繊細に働いているかを痛感したんですよね。
菌労感謝の日という視点で改めて振り返ると、普段何気なく口にしている発酵食品も、実はたくさんの菌の働きに支えられているんだなとしみじみ思わされました。
まとめ
菌労感謝の日についてここまでの内容を簡単に整理しておきますね。
- 菌労感謝の日は7月8日で、菌が人類に貢献していることへの感謝を込めた記念日
- 由来はドラマ「もやしもん」の実写化を記念して、放送開始日の2010年7月8日にちなんで制定された
- 原作漫画「もやしもん」は石川雅之さんによる作品で、複数の漫画賞を受賞している
- 毎年恒例のイベントは確認できなかったが、過去には日本酒コラボ企画が実施された例がある
- この日をきっかけに身近な発酵食品や菌の働きに目を向けてみるのも一つの楽しみ方
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