質屋の日とは?由来や歴史を解説【7月8日】

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7月8日は「質屋の日」だということ、知っていましたか?

この記事を読めば質屋の日がいつ何のために作られたのか、そして質屋そのものがどんな歴史を歩んできたのかがすっきりわかります。

「質屋って昔からあるけど、実際どういう成り立ちなんだろう」

そんな好奇心を持った方にこそ読んでほしい内容になっています。

目次

質屋の日とは何の日なのか

まず結論から言うと質屋の日は質屋という業態の存在意義を広く知ってもらうために作られた記念日です。

制定した団体

質屋の日を制定したのは全国質屋組合連合会という団体です。

各都道府県にある質屋組合連合会が母体となって組織されていて、いわば質屋業界全体の代表みたいな存在なんですね。

「安心して利用してほしい」というキャッチフレーズを掲げていて、質屋に対するちょっと堅いイメージを和らげたい意図があるように感じます。

実際、質屋のサイトを見ていると「安心のおつきあい」という表現を使っているところもあって業界全体で親しみやすさを打ち出そうとしているんだなという印象を受けました。

語呂合わせが示す日付の由来

7月8日という日付は「しち(7)や(8)」つまり「質屋」の語呂合わせから来ています。すごくシンプルな由来ですよね。

ちなみに質屋業界では「78」という数字自体に愛着を持っている方も多いみたいで、業界内では毎年この日をちょっと誇らしく感じているそうです。

名古屋の質屋さんのブログでは啓発ポスターを配布する年もあると書かれていて、業界としての盛り上がりが伝わってきました。

質屋の日はいつから始まったのか

ここでは制定された時期についてはっきりしている部分とそうでない部分を分けて整理します。

制定年についての情報

正直なところ質屋の日が正確に何年に制定されたのかを明記した信頼性の高い一次情報は見つかりませんでした。

一部のサイトでは1984年に制定されたと紹介されていますがこれは単独のソースにとどまっていて、全国質屋組合連合会の公式サイトなど複数の信頼できる情報源で確認できたわけではないです。

なので制定年については憶測を含む情報として扱ってほしいというのが正直な感覚です。

全国質屋組合連合会の公式サイトでは少なくとも2016年時点でイベントの様子が紹介されていることは確認できました。

記念日にまつわるキャッチフレーズ

制定の目的については比較的はっきりしていて、「低利で安心して利用できる融資事業者としての質屋をPRする」ことが挙げられています。

個人的にはこの目的設定がなかなか的を射ているなと思いました。

というのも、質屋は無担保のキャッシングやカードローンとは違って品物を担保にする分、利用者にとっての心理的なハードルが独特なんですよね。

だからこそ「安心」という言葉をキャッチフレーズに据えたのは業界の悩みをよく表しているように感じます。

質屋の歴史を紐解く

質屋の日を理解するには質屋そのものの歴史を知っておくとより深く楽しめると思います。

起源は鎌倉時代の土倉

日本における質屋の起源は鎌倉時代の「土倉(とくら)」という業態にさかのぼるとされています。

歌人の藤原定家が書いた日記『明月記』の中にこの土倉という言葉が登場していて、これが文献上確認できる最古の記録とされているようです。

当時は今から約780年ほど前で造り酒屋が兼業として担保融資を行っていたというのが興味深いところです。

まだ貨幣経済も定着していない時代にこうした仕組みが生まれていたというのは、けっこう驚きでした。

江戸時代に「質屋」という名称が定着

土倉という呼び名が「質屋」に変わったのは江戸時代のことだと言われています。

この頃、質屋は庶民金融として一気に普及したようで、江戸の人口75万人に対して質屋の数は約2700軒あったという記録が残っています。

単純計算すると300人あたり1軒くらいの密度になるので当時の郵便局よりも身近な存在だったのかもしれません。

享保の改革などで生活が節約志向に傾いた時期には質屋の需要がさらに高まったという指摘もあります。庶民の暮らしを支える存在として、落語のネタにもなるくらい定着していたそうですよ。

明治以降の法整備と近代化

明治時代に入ると質屋に関する法律の整備が進みました。1884年に「質屋取締条例」が公布され、その後1895年には「質屋取締法」が成立しています。

この頃から現在の質屋営業のルールに近い形が固まっていったようです。

1970年代以降は消費者金融やクレジットカードの普及で利用者が減少した時期もありましたが、信用情報に影響を与えない融資方法として見直されている面もあるみたいです。

なぜ「一六銀行」と呼ばれていたのか

質屋には「一六(いちろく)銀行」という俗称がありました。これは1+6=7で「しち」つまり「質」を意味する言葉遊びから来ているそうです。

個人的にはこの語呂合わせがすごく粋だなと感じました。

庶民の間で質屋がどれだけ親しまれていたかがこういう呼び名からも伝わってくる気がします。

現代における質屋の役割と質屋の日の意義

現代の質屋は宝石や時計、カメラ、ブランド品、スマートフォンなど比較的高価で換金価値のある品物を担保として扱っています。

品物を預けてお金を借りることを「質入れ」、返済して品物を取り戻すことを「質請け」と呼ぶのも、質屋独自の用語ですね。

信用情報に影響を与えずに一時的な資金確保ができる点は消費者金融とは違った安心材料になっているようです。

質屋の日という記念日はこうした仕組みをあらためて広く知ってもらうきっかけになっているのだと思います。

まとめ

質屋の日について要点を整理するとこんな感じです。

  • 7月8日は「しち(7)や(8)」の語呂合わせから生まれた記念日
  • 全国質屋組合連合会が「安心して利用してほしい」という思いを込めて制定
  • 質屋の起源は鎌倉時代の土倉で、約780年の歴史がある
  • 江戸時代には江戸に約2700軒もの質屋が存在していた
  • 「一六銀行」という俗称は1+6=7という言葉遊びから来ている
  • 明治期に質屋取締条例や質屋取締法が整備され、現在のルールにつながっている

制定年など一部の情報については確度の高いソースが見つからなかったので、その点はあくまで参考情報として受け止めてもらえたらと思います。

質屋という存在が思った以上に長い歴史を持っていることを知ると7月8日の見方がちょっと変わってくるかもしれませんね。

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