7月11日の「UDF(ユニバーサルデザインフード)の日」は、2003年に同名称とロゴマークが商標登録されたことにちなんで制定された記念日です。
この記事を読めばUDFの日が生まれた背景から、UDFそのものの仕組み、そして最新の市場動向まで一気に理解できるようになると思います。
「介護食って結局なんなの?」
「なぜ7月11日なの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けてできるだけわかりやすくまとめてみました。
UDFの日とは何なのか基本情報をおさらい
まずはUDFの日がどんな記念日なのかざっくり押さえておきましょうね。
UDFの日は2017年に制定された記念日
UDFの日は日本介護食品協議会が制定した記念日で、2017年に一般社団法人日本記念日協会から認定・登録されています。
制定を記念して同年7月11日にはPRイベントも実施されたみたいです。
意外と最近できた記念日なんですよね。
歴史そのものは長いのに記念日としての歴史はまだ10年ほどしかないというのがちょっと面白いなと個人的に思いました。
UDFは何の略なのか
UDFとは「ユニバーサルデザインフード」の略称です。
ユニバーサルデザインという考え方自体は、1980年代にアメリカのノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス氏によって確立されたものだそうです。
つまりUDFは、年齢や障がいの有無に関係なく普段の食事から介護食までできるだけ多くの人が使えるように考えられた「みんなにやさしい食品」ということですね。
歯が悪い人や飲み込む力が弱い人でも、おいしく食べやすいように工夫されているのが特徴です。
UDFの日の由来は商標登録の日にあった
UDFの日がなぜ7月11日なのかその理由をここでしっかり解説します。
2003年7月11日に商標登録された
日付の由来はとてもシンプルで2003年(平成15年)7月11日に「ユニバーサルデザインフード」の名称とUDFロゴマークが商標登録を受けたことに基づいています。
この登録によって、会員企業が共通してこの名称とロゴマークを製品に使えるようになり、利用者が安心して商品を選べる仕組みが整いました。
由来を知るとただの語呂合わせやイメージ戦略ではなく、実際の制度的な出来事が根拠になっている点が印象的でした。
なぜこの日を記念日にしたのか
日本介護食品協議会がこの日を選んだ理由には超高齢社会の中で高まる介護食のニーズがあったようです。
2017年当時、65歳以上の高齢者人口は26.7%に達していて、協議会はUDFをより多くの人に知ってもらいたいという想いから記念日を制定したと発表しています。
ちなみに、この数字は内閣府の平成28年版高齢者白書に基づくものだそうです。

UDFが生まれた歴史的背景
ここではUDFという規格そのものがどうやって生まれたのか歴史を振り返ってみます。
日本介護食品協議会の誕生と38社の想い
UDFのルーツは2002年4月26日にさかのぼります。
この日、38社の参加によって日本介護食品協議会が誕生・発足しました。
当時は2000年に介護保険制度がスタートした時期で、市場には「介護食品」を名乗る製品が次々と出回っていたものの、表示や食べやすさに関する統一基準がなく、メーカーごとにバラバラだったことが課題だったそうです。
利用者の混乱を防ぐために業界統一規格を作ろうという動きが、協議会設立につながったわけですね。
この経緯を知ると、UDFがただの商品ブランドではなく、利用者目線から生まれた仕組みだということがよくわかります。
ロゴマークは一般公募で決まった
個人的に驚いたのがあのUDFマークが一般公募で選ばれたという事実です。
2002年8月にロゴマークの公募が行われ、728名から1,210点もの応募があった中から現在のマークが決定したそうです。
その後2003年6月に自主規格の第1版が出版され、翌月の7月に名称とロゴマークが商標登録されたという流れになっています。
1,210点の中から選ばれたと知ると、あのシンプルなマークにもけっこう歴史が詰まっているんだなと感じますよね。
UDFの4区分とその仕組みを知っておこう
UDFの日をきっかけに実際の規格内容も理解しておくと役立つと思います。
かむ力と飲み込む力で選ぶ4つの区分
UDFの商品パッケージには「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」という4つの区分が表示されています。
この区分は「食べやすさ」の目安になっていて、かむ力や飲み込む力に応じて段々やわらかくなっていく仕組みです。
例えば「容易にかめる」は豚の角煮や厚焼き玉子くらいの硬さが目安で、普通の食事にかなり近いレベルなんです。
とろみ調整食品も規格に含まれる
UDFにはとろみ調整食品というカテゴリーもあります。
これは飲み物や食事に加えて混ぜるだけでちょうどいいとろみをつけられる食品で、口の中でまとまりやすくなり、やさしくゆっくりのどへ流れるようにする役割があるそうです。
このタイプはとろみのつき具合を示す表示があるものの、区分を示す数字がついていないという違いがあります。知らないと戸惑うポイントかもしれないですね。
UDF市場は今どれくらい伸びているのか
記念日というだけでなく、市場としてどう成長しているのかも見ておきたいところです。
コロナ禍で利用回数が急増した過去
2021年にキユーピーが行った調査ではレトルトなど食事タイプの市販用介護食の利用回数が「増えた」と答えた人が35.5%にのぼり、前年から大きく増加したことが報告されています。
この背景には外食を控える傾向や家事負担の増加、長期保存できる食品への需要シフトがあったと分析されているようです。
実際、日本介護食品協議会の生産統計でも2020年度のUDF生産量は前年比33%増となり、生産額も500億円を超えたと報告されています。
2025年時点で生産額564億円という規模に
さらに直近のデータを見ると、UDFの生産額は564億円まで拡大しているとの発表があります。
ざっくりした感じで言うと、超高齢社会が進む中でこの数字は今後もじわじわ伸びていきそうな気がします。
ちなみに協議会は2026年もキャンペーンを実施していてLINE公式アカウントを通じたプレゼント企画などUDFの認知向上に力を入れているみたいです。
https://www.udf.jp/news/press_release20250602.pdf
UDFの日にできることと私の実体験
最後にUDFの日をどう活用したらいいのかお伝えします。
私が祖母の介護で感じたリアルな失敗談
これはあくまで私個人の体験談なんですが祖母の介護を手伝うようになった時、最初にUDF商品を選ぶ際に区分を間違えて買ってしまったことがあります。
「容易にかめる」を選んだつもりが、祖母には少し硬すぎて食べづらそうにしていて、申し訳ない気持ちになったのを覚えています。
そこから区分の意味をちゃんと理解する大切さを痛感しました。
もしこれから選ぶ方がいたらパッケージの区分表示をしっかり確認してから購入することをおすすめしたいです。
UDFの日をきっかけに知ってほしいこと
7月11日は、単なる語呂合わせの記念日ではなく、実際に商標登録という制度的な出来事に基づいた由来を持つ日です。こ
の機会に、身近な人の食事事情を見直すきっかけにしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
UDFの日について要点を整理しておきますね。
- UDFの日は2003年7月11日の商標登録にちなんで制定された記念日
- 記念日としての認定は2017年、日本記念日協会による
- UDFのルーツは2002年設立の日本介護食品協議会(38社参加)
- ロゴマークは一般公募で1,210点の中から選ばれた
- 区分は「容易にかめる」から「かまなくてよい」まで4段階
- 2025年時点の生産額は564億円まで拡大している
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