ふくしま桃の日とは?由来や歴史を解説【7月13日、7月26日、8月8日】

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夏になると「ふくしま桃の日ってなんで7月13日と26日、8月8日の3回もあるの?」と気になった方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

この記事を読めば記念日が生まれた背景や日付の意味、福島の桃がなぜこんなに愛されているのかまで一気に分かりますよ。

桃を選ぶときの参考にもなると思うので、最後まで読んでみてくださいね。

目次

ふくしま桃の日とはどんな記念日なのか

まずはこの記念日そのものが何なのか簡単に整理しておきますね。

制定した団体と登録の経緯

ふくしま桃の日は福島市に事務局を置く農協「JAふくしま未来」が制定した記念日です。

2023年7月に一般社団法人日本記念日協会へ申請し、同年7月22日に正式な登録認定証の授与式が行われました。

JAふくしま未来としては「伊達のあんぽ柿」に続く2件目の記念日制定だったそうで、地域の農業ブランドを盛り上げたいという思いが伝わってきますよね。

3つの日付が持つ意味

日付は7月13日・7月26日・8月8日の3日間です。

1つの日にまとめてしまう記念日も多いなかなぜ3回に分けたのか。正直、最初にこの記念日を知ったとき「なんで3日もあるの?」と個人的にはちょっと不思議に思いました。

答えは福島の桃の品種が豊富で旬の時期がずれていることにあります。それぞれの時期のおいしい桃を、ちゃんと味わってほしいという狙いが込められているんですね。

由来のカギを握る品種あかつき

日付の秘密を解くには福島を代表する桃の品種「あかつき」の歴史を知る必要があります。

れ-13という個体番号の物語

あかつきはもともと1952年、当時の農林省果樹試験場(神奈川県平塚市)で「白桃」と「白鳳」を交配して生まれた品種です。

この時につけられた個体番号が「れ-13」でした。長い年月をかけて育成が続けられ、1979年に「あかつき」という名前で正式に命名登録されています。

ちなみに名前の由来は福島市の信夫山羽黒神社で行われる伝統行事「信夫三山暁まいり」にちなんだものだそうです。

夜明けを意味する言葉から取られたという説もあり、地域の文化と結びついた名付けなのが印象的でした。

昭和から続く育成の歴史

実はあかつきの育成は一度打ち切られかけたことがあるんです。

昭和35年から国内12県で調査研究が始まったものの、果実が小さいという欠点が解消できず、昭和46年には予算が取れず研究が中断されました。

それでも福島県は「きめ細かな肌」「黒砂糖のようなコクのある食味」を捨てがたいと感じ、昭和52年に県の事業として現地試験を再開したとされています。

この粘り強さが今の福島桃ブランドを作ったのかなと思うとなかなか感慨深いものがありますね。

3日間に分けた由来と狙い

品種の歴史が分かったところで記念日が3日に分かれている理由をもう少し深掘りしてみます。

13日周期に込めた狙い

記念日の日付はあかつきの旧個体番号「れ-13」の「13」を起点に、13日周期で7月13日・7月26日・8月8日に設定されました。

単に数字合わせのようにも見えますが、実はこの周期が福島の桃の出荷スケジュールともうまく重なっているんですよね。

7月13日ごろは早生種の「暁星」が最盛期を迎え、7月下旬から主力品種のあかつきが出荷され始めるという流れになっています。

品種ごとの旬をずらす工夫

JAふくしま未来のコメントによると13日おきに3日間を設定した理由は

「福島のモモは品種が多く、それぞれのモモを味わってもらいたい」

という思いにあるようです

あかつきの旬はおおむね7月下旬から8月中旬で、糖度は12〜14度と桃のなかでもかなり高めです。

1回きりの記念日だと、どうしても特定の品種だけがPRされてしまいますよね。

それを避けるための工夫だったんだろうなと自分の見立てでは感じています。

福島の桃が全国トップクラスの理由

由来が分かったところでそもそも福島の桃がなぜこれほど強くPRされる存在なのかも見ておきましょう。

生産量と消費量の実力

福島県の桃の生産量は全国2位でシェアはおよそ25パーセントにも及びます。それだけでも十分すごいんですが、もっと驚くのは消費量です。

福島県民の桃の消費量は全国平均の約7〜8倍というぶっちぎりの1位で、一世帯あたり年間の消費量が15,716グラムというデータもあります。

生産地であるだけでなく、県民自身が桃を日常的にたくさん食べている土地柄なんですね。個人的にはこれほどの消費量ってちょっと想像以上でした。

献上桃として選ばれる桑折町

JAふくしま未来管内の伊達郡桑折町は皇室に献上される「献上桃」の産地として知られています。

桑折町産の桃は平成6年(1994年)から選ばれ続けていて、2023年時点で30年連続の選定を達成しています。

江戸から昭和初期にかけて養蚕業で栄えた町が、桃の名産地へと切り替わっていった歴史も、この地域らしいストーリーだなと思いました。

ふくしま桃の日を楽しむ方法

記念日の意味が分かったら実際に楽しんでみたくなりますよね。

記念日にちなんだイベントやフェア

ふくしま桃の日には都内の飲食店とのコラボ企画が毎年行われています。たとえば「タカノフルーツパーラー」では7月26日と8月8日に合わせて福島県産桃のパフェを提供する取り組みが実施されました。

2023年には記念日当日に、朝採れの桃を新幹線で東京駅まで運んで販売するイベントも行われたそうで、鮮度をそのまま届けるという発想がなかなかユニークだなと感じました。

自宅で楽しむおすすめの食べ方

あかつきは硬めの品種なので届いてすぐでもサクッとした歯ごたえを楽しめます。

柔らかい食感が好きな方は、3〜4日ほど常温で追熟させると香りも立って食べごろになるようです。

あくまで一般的な目安なので桃の状態によって前後する可能性がある点はご了承くださいね。果皮全体が赤くきれいに色づいていて、少し弾力を感じるものが完熟のサインとされています。

まとめ

福島の桃についてここまでの内容を簡単に整理しておきますね。

  • ふくしま桃の日は7月13日・7月26日・8月8日の3日間、JAふくしま未来が制定し2023年に記念日協会の認定を受けた
  • 由来は主力品種あかつきの旧個体番号「れ-13」から
  • 3日に分けたのは複数品種の旬をそれぞれPRするため
  • 福島県は桃の生産量全国2位、消費量は全国平均の7〜8倍
  • 桑折町の桃は皇室献上桃として30年以上選ばれ続けている

この夏は記念日の由来を知ったうえでふくしまの桃を味わってみると、いつもよりちょっと特別な気分になれるかもしれませんね。

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