7月16日は「からしの日」なんですがこの記事を読めば由来や歴史はもちろん、意外と知られていない和からしの奥深さまでまるっとわかります。
毎年何気なく見かけるカレンダーの記念日、実はちゃんと調べると面白い背景があったりするんですよね。
そのあたり、じっくりお伝えしていきますね。
からしの日とは?基本情報をおさらい
まずはからしの日がどんな記念日なのか、制定した団体や認定の経緯から見ていきましょう。
制定したのは「日本からし協同組合」
からしの日は香辛料のからしを製造する業者で構成される日本からし協同組合が制定しました。
目的は代表的な香辛料であるからしの認知度をさらに高めて、その豊かな活用方法を広めることなんです。
ちなみに一般社団法人の日本記念日協会にもきちんと認定されている記念日で、ただの語呂合わせの記念日とは一線を画す感じですね。
認定されたのは2017年、組合設立60周年がきっかけ
この記念日が正式に登録されたのは2017年、つまり平成29年のことです。
日本からし協同組合の前身にあたる組織の設立からちょうど60周年という節目にあわせて、からしの魅力をもっと多くの人に知ってもらおうという想いから記念日化されたようです。
個人的にはこういう業界団体の周年イベントから生まれた記念日って、意外とストーリーがしっかりしていて好きなんですよね。
からしの日の由来 なぜ7月16日なの?
日付の理由を知るとからしの日がぐっと身近に感じられると思います。
前身組織「全国芥子粉工業協同組合」設立の日
7月16日という日付は日本からし協同組合の前身である全国芥子粉工業協同組合が1957年(昭和32年)に設立された日にちなんでいます。
この組合は全国のからし粉製造業者が集まって海外からのからし種子を安定的に買い入れるための共同購入を目的に発足したそうです。
要するに、からし業界にとっての創立記念日を、そのまま一般向けの記念日として広めた形なんですね。
からしの歴史 古代エジプトから日本の食卓まで
からしそのものの歴史をたどると、かなり長い旅をしてきた食材だとわかります。
起源はエジプト、シルクロード経由で世界へ
からしの起源は古代エジプトにまでさかのぼると言われていてそこからシルクロードや航海貿易を通じて東南アジアや北米大陸にまで広がっていったようです。
カラシナ自体はもともと中央アジア原産の植物で香辛料としてのからしはインドや中国を経由して日本に伝わったと言われています。
地球を半周するくらいのスケールで広まった食材だと考えると、なんだかロマンを感じませんか。
奈良時代の正倉院文書にも登場していた
日本では正倉院の古文書の中に「からし菜」として記されているそうで、かなり古くから存在が知られていたことがうかがえます。
江戸時代に書かれた料理書『料理物語』にも、なまかつおや鯛の霜降りなどの項目でからしが登場していて、当時から薬味的な使い方がされていたみたいです。
室町から江戸の時代にはからし酢やからし味噌といった調味形態も生まれていたようですね。
からし粉の商品化と、チューブ入り練りからしの誕生
からし粉そのものが商品化されたのは1848年、嘉永元年のことですが広く一般に使われるようになったのは明治維新以降だったそうです。
そして日本で初めてチューブ入りの練りからしが登場したのは1970年、昭和45年で、練りわさびと同時にエスビー食品から発売されました。
今のスーパーで当たり前に見かけるあのチューブ、まだ半世紀ちょっとの歴史しかないんだなと思うと、案外新しい発明品だったんですね。
からしの日を身近に感じるためのポイント
改めて記事の内容を振り返ってみますね。
- からしの日は日本からし協同組合が制定し、日本記念日協会に2017年に認定された記念日
- 日付の由来は前身の全国芥子粉工業協同組合が1957年7月16日に設立されたことにちなむもの
- からし自体の歴史は古代エジプトから始まり、奈良時代の正倉院文書、江戸時代の料理書にも記録が残る
- チューブ入り練りからしの誕生は1970年で、意外と最近の発明品
こうして調べてみるとからしの日って単なる語呂合わせのイベントではなくて、業界団体のちゃんとした歴史に根ざした記念日だったんだなと実感できますよね。
7月16日が来たら、ぜひいつもの料理にちょっと多めのからしを添えてみてはいかがでしょうか。
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