7月19日が近づくとスーパーの果物コーナーに並ぶ桃を見て「あ、もう桃の季節か」って思う人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
実はこの日、「やまなし桃の日」っていう記念日なんです。
この記事を読めばやまなし桃の日の由来や歴史、そして意外と知られていない桃にまつわる雑学まで、まるごとわかるようになっていますよ。
なんとなく知ってるつもりでも実は語呂合わせと季節感が組み合わさった、ちょっと奥深い記念日だったりするんです。
やまなし桃の日とは何かを知ろう
まずはこの記念日がどんな目的で作られたのかその基本をざっくりお伝えしますね。
制定した団体と目的
やまなし桃の日は山梨県山梨市に事務局を置く社団法人・山梨県果樹園芸会が制定した記念日です。
目的はシンプルで、全国一の生産量を誇る山梨県の桃をPRすることなんですよね。
記念日自体は一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されていて、ちゃんとした裏付けのある記念日なんです。
山梨県果樹園芸会は現在、公益社団法人として活動していると紹介されているケースもあって桃をPRする団体として地域に根付いている印象があります。
いつから始まったのか
制定年については2007年という情報が複数見られました。
ただ、正直に言うと制定の正確な経緯を一次資料まで遡って確認できたわけではないので、ここは複数メディアの記述に基づく情報として受け止めてもらえたらと思います。
制定から約20年近く続いている記念日と考えると、けっこう地域に根付いた文化として定着してきているんだなと感じますね。
7月19日という日付に隠された由来
なぜ7月19日なのかこの日付の決め方がなかなか面白いんです。
「百百」の語呂合わせ
日付選定の大きな理由のひとつが漢字の「百」を「もも」と読むことに由来している点です。
「百」を二つ重ねて「百百(もも)」とすることで、桃の読みと結びつけているわけですね。言葉遊びと言ってしまえばそれだけなんですけどこういう発想力って個人的にはちょっと好きだったりします。
1年の200日目という数字のからくり
さらに面白いのが7月19日が1月1日から数えて200日目にあたるという点です。
「百」が2つで200になるので、「百百=200日目=もも」という三段構えの語呂合わせになっているんですよね。
ちなみにうるう年の場合はこの日が201日目になるという指摘もあって細かいところまで計算された記念日だなと感じました。
桃の出荷最盛期との関係
語呂合わせだけじゃなく、実はこの時期が山梨県における桃の出荷最盛期と重なっていることも、日付選定の大事な理由になっています。
つまりこの記念日は言葉遊びと実際の農業のタイミングという二つの要素がちゃんと噛み合った上で作られているんです。
語呂合わせだけで終わらせなかったところに、桃農家さんたちの本気度を感じますよね。
山梨県と桃の歴史をたどる
やまなし桃の日を深く理解するには山梨県の桃栽培そのものの歴史も知っておくと面白いです。
江戸時代から続く栽培の歩み
山梨県での桃栽培の歴史は意外と古くて江戸時代まで遡ると言われています。
当時から桃栽培への取り組みがあったこと自体、驚きだなと思いました。
明治以降の品種改良と発展
明治時代に入ると海外の優れた品種が導入されて近代的な桃栽培が本格的に始まったとされています。
特に第二次世界大戦後には養蚕業が衰退していく中で桑畑から桃畑への転換が進み、山梨県は一大産地としての地位を確立していったそうです。
養蚕から果樹へ、時代の流れに合わせて土地の使い方を変えていったという経緯、地域の歴史としてかなり印象深いですね。
全国一の生産量を誇る理由
山梨県の甲府盆地は降水量が少なく、桃の栽培に適した気候条件を持っていると言われています。
桃自体の原産地は中国西北部の黄河上流の高山地帯とされていて、そこから日本に伝わり、盆地のような気候条件が似た土地でよく栽培されるようになったようです。
ちなみに桃が中国から日本に伝わったのは約6,000年前と推定されているものの、当初は観賞用や薬用が中心で、果肉を楽しむようになったのは江戸時代の品種改良、明治期以降の外来種との交雑がきっかけだったとされています。
桃にまつわる意外な話と豆知識
ここからはやまなし桃の日と絡めて知っておくと話のネタになりそうな豆知識を紹介しますね。
ピーチバレンタインデーとの関係
実はJA南アルプス市が7月19日を独自に「ピーチバレンタインデー」として制定しているんです。
桃の花言葉が「私はあなたのとりこ」であることから、大切な人に桃を贈る日として普及活動をしているそうで、やまなし桃の日と同じ日に、もうひとつの記念日が重なっているという構造、けっこう面白いなと思いました。

桃の種に隠された薬効
桃の中心にある大きな種の中には桃仁(とうにん)という生薬成分が含まれているらしく、血液の巡りが滞る「血滞」の改善が期待できると考えられているそうです。
咳止めや産後のむくみ、婦人病の改善にも活用されてきたという話もあって、桃は食べるだけの果物じゃなかったんだなと、正直ちょっと驚きました。
桃と邪気払いの言い伝え
中国では桃は「仙木」や「仙果」とも呼ばれていて、古くから邪気を払い不老長寿をかなえる果樹として親しまれてきたと言われています。
中国では約3000年前から桃の栽培が行われていて、歴史書にも記述が見られるそうです。
日本と中国、両方の文化圏で桃が魔除けの象徴として扱われてきたのは、なんとなく共通の意識があったんだろうなと感じますね。
やまなし桃の日を楽しむヒントとしての視点
ここまで由来や歴史を見てきましたが私が個人的に興味深いなと思ったのは、この記念日が語呂合わせと実際の農業サイクルの両方が噛み合って成立しているという点です。
多くの記念日が言葉遊びだけで決まっている中で、やまなし桃の日は「200日目」という暦の巡りと「出荷最盛期」という現実の桃の収穫時期が偶然に近い形で一致しているんですよね。
まあ、あくまで自分の見立てですがこういう二重の理由がある記念日って、案外覚えやすいし話のネタとしても使いやすいんじゃないかなと思います。
7月19日が近づいたら桃栗三年柿八年という諺を思い出しつつ、旬の桃を味わってみるのも良さそうですね。
- やまなし桃の日は山梨県果樹園芸会が制定した記念日
- 「百百(もも)」の語呂合わせと1月1日から200日目という数字が由来
- 桃の出荷最盛期と時期が重なることも選定理由のひとつ
- 山梨の桃栽培は江戸時代から続く歴史があり、戦後に一大産地として確立
- 同じ7月19日はJA南アルプス市によるピーチバレンタインデーでもある
- 桃の種には桃仁という生薬成分が含まれ、古くから薬用にも利用されてきた
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