7月20日は「ビリヤードの日」と呼ばれていてこの記事を読めばその由来や歴史的背景、そして知られざる制定の裏側までしっかりわかるようになっていますよ。
なんとなく聞いたことはあるけど、詳しい理由までは知らないという方、意外と多いんじゃないでしょうか。
ビリヤードの日とは何かその基本を解説
まずはこの記念日がどういうものなのか基本のところから押さえていきましょう。
制定の由来となった出来事
「ビリヤードの日」は1955年(昭和30年)7月20日に、ビリヤード場を風俗営業法の規制対象から外す法案が国会で成立したことに由来しています。
正式には「風俗営業取締法の一部を改正する法律」という名称でこの法改正によってビリヤードは風俗営業というカテゴリーから正式に外れることになったんですね。
当時のビリヤード業界にとっては、かなり大きな転換点だったと言えそうです。
なぜ7月20日という日付になったのか
実はこの日付、語呂合わせではありません。
多くの記念日は数字の読み方に意味を持たせているものですがビリヤードの日はそうではなく、法改正の公布日そのものが記念日になっているんです。
ビリヤードの日が生まれた歴史的背景
ここではなぜビリヤード場が規制の対象になっていたのか、その背景を掘っていきますね。
風俗営業法とビリヤードの複雑な関係
ビリヤードは戦前から「遊技場取締規則」などによって規制の対象になっていました。
というのも、ビリヤードは賭博や不健全な営業の温床になりやすいという見方があったからなんです。
当時の風俗営業取締法では待合や料理屋、キャバレーなどと並んで玉突場つまりビリヤード場も取締りの対象に含まれていて未成年者の立ち入り禁止や営業時間の制限、3ヶ月ごとの営業許可更新といった細かい規制がかけられていたんですね。
今の感覚だとちょっと想像しにくいですが当時は本当にそういう扱いだったみたいです。
眞鍋儀十議員の尽力があったからこそ
この状況を変えるために動いたのが衆議院議員だった眞鍋儀十氏です。
京都府撞球組合連合会からの陳情を受けた眞鍋氏はビリヤードが偶然性に頼るギャンブルではなく、入射角や反射角の計算、物体移動の慣性といった物理法則を応用する「科学的な競技」だと国会で主張しました。
この発言、実際の議事録に残っているんですが、読んでみるとかなり熱量が高くて、正直ちょっと感動しました。法案は衆議院を通過したあと参議院でも全会一致で可決されてビリヤードは晴れて風俗営業の枠から外れたんです。
この功績から、眞鍋氏は「撞球純正スポーツの父」と呼ばれるようになりました。ちなみに、元総理大臣の岸信介氏が揮毫した銅像が眞鍋氏の創立した幼稚園に今も残っているそうです。
あくまで一つのエピソードとしてですがこういう細かい話まで残っているのは面白いですよね。
ビリヤード自体の歴史も一緒に知っておきたい
記念日の由来だけでなくビリヤードという競技そのものの歴史も知っておくと、より理解が深まると思います。
世界におけるビリヤードの起源
ビリヤードの起源については実はまだ明確にわかっていない部分が多いんです。
中国、イタリア、フランス、イギリス、スペインなど諸説あって、どれが正しいのか断定されていないんですね。一説には紀元前400年頃のギリシャで、地面に丸い石を棒で突き当てる屋外競技が原型になったとも言われています。
1469年にはフランス国王ルイ11世のために世界初のビリヤードテーブルが作られたという記録もありますが当時のフランス国王や教会からは「罪深きもの」として遊ぶこと自体を禁じられていた時期もあったそうです。
栄光の歴史というより、けっこう紆余曲折があったんだなという印象を受けました。
日本での広がりと衰退そして復活
日本に初めて伝わったのは江戸時代でオランダ人が長崎の出島に持ち込んだと言われています。
明治時代には東京に最初のビリヤード場ができましたが、当時は華族や軍の高官など上流階級だけの社交競技だったんですね。
大正時代に入ってから一般に広く楽しまれるようになり、昭和には全国のビリヤード場が2万軒以上にもなったとされています。
戦争で一時衰退したものの、戦後になって占領軍の影響で復活し、それが先ほどの1955年の法改正へとつながっていったわけです。
ビリヤードの日にちなんだイベントや過ごし方
記念日として制定されているだけあって、毎年関連イベントも開催されています。
実際に行われているキャンペーンの例
都内でビリヤード施設を展開する「バグース」では、7月20日にちなんでトリックショットに挑戦するとグッズがもらえるキャンペーンや、ビリヤードの球をイメージしたオリジナルドリンクの販売を実施していました。
2026年も渋谷で親子向けの体験イベント「Experience Billiards!」が開催される予定になっているようです。
こういう形で毎年何かしらの企画が組まれているのを見ると、業界としてこの日をしっかり盛り上げようとしているんだなと感じますね。

個人的に考えたビリヤードの日の楽しみ方
正直、ビリヤードの日って知名度としてはまだそこまで高くないかもしれません。
ただ、こういう記念日をきっかけにビリヤード場へ足を運んでみるのは意外と良い体験になりそうだなと思います。
普段馴染みのない人ほど、この日を「試しに一度やってみる日」として使うのがおすすめかもしれません。
あくまで個人的な意見ですけど記念日の由来を知ってからプレイすると、なんだかいつもより奥深く感じられる気がします。
まとめ
ビリヤードの日について要点を整理しておきますね。
- 7月20日は1955年にビリヤード場が風俗営業法の規制対象から外れた法改正の公布日に由来する記念日
- 法改正の実現には衆議院議員だった眞鍋儀十氏の尽力が大きく関わっていた
- ビリヤード自体の起源は諸説あり、明確な発祥地は特定されていない
- 日本には江戸時代に伝わり、明治から大正、昭和と時代を経て一般に広まった
- 現在もビリヤード施設ではこの日にちなんだキャンペーンやイベントが行われている
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