7月24日は「セルフメディケーションの日」ということをご存知でしょうか。
この記事を読めばこの記念日が制定された由来や歴史、そして私たちの日常にどう関わってくるのかがすっきり分かります。
なんとなく市販薬を買っているだけの方も、実はこの日を知ることで健康との付き合い方がちょっと変わるかもしれません。
セルフメディケーションの日とは何か
まずはこの記念日が何を目的にしていて誰が決めたのかというところから見ていきますね。
制定した団体と目的
セルフメディケーションの日はOTC医薬品(薬局やドラッグストアで買える一般用医薬品)のメーカーが加盟する団体、日本OTC医薬品協会(JSMI)が制定した記念日です。
日常生活で起こる軽い体調不良やちょっとしたケガについて、自分自身で症状を判断してOTC医薬品を使って手当てする、その意識や行動を多くの人に広めることが目的とされています。
ドラッグストアの薬剤師さんに相談しながら市販薬を活用するというイメージに近いですね。
いつからいつまでが対象なのか
日本OTC医薬品協会は7月24日を含む月曜日から日曜日までの1週間を「セルフメディケーション週間」としても定めています。
つまり1日だけのイベントというより、1週間まるごとセルフケアについて考えてもらう期間、という位置づけなんですね。
この期間にあわせてシンポジウムが開催されたり、公式サイトでレポートが公開されたりしているみたいです。
7月24日という日付の由来
なぜ「7」と「24」という数字が選ばれたのか、気になりませんか?
24時間・週7日という数字の意味
日付の由来はとてもシンプルで1日24時間、1週間7日間、常にセルフケアに取り組むという考え方から7月24日に設定されたと説明されています。
24時間365日という言葉はよく耳にしますけど、そこに「週7日」という視点を加えて7月24日という日付に落とし込んだところがなかなか上手な発想だなと個人的には感じました。
単に語呂合わせというよりも、セルフケアを毎日絶えず続けることの重要性を数字に込めているところが印象的です。
国際セルフケアデーとのつながり
実は7月24日は日本だけの記念日ではありません。
世界の様々な国では2011年から「国際セルフケアデー(International Self-Care Day)」として、7月24日を中心に健康に関するイベントが行われてきました。
日本OTC医薬品協会が制定したセルフメディケーションの日も、この世界的な流れに合わせた形になっているんですね。
日本独自の記念日というより、グローバルな健康啓発の動きと連動している点が意外と知られていないんじゃないかなと思います。
制定の歴史と背景
この記念日がどういう経緯で正式に認められたのか少し掘ってみますね。
日本記念日協会による認定
セルフメディケーションの日は一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録された記念日です。
多くの資料では2017年(平成29年)に認定されたと紹介されていて、記念日として社会的に認知される土台がここでできたと言えそうです。
ちなみに一部の情報では2018年に週間も含めて制定したという記述も見られたので、細かい年次については資料によって表現の違いがあるかもしれません、あくまで参考程度に受け取ってもらえたらと思います。
ロゴマークに込められた想い
日本OTC医薬品協会の公式サイトによるとセルフメディケーションの日のロゴマークはカプセルと爽やかなブルーのリングで表現されていて、カプセルが放つ7本の光はセルフケアの7本柱の推進を意味しているそうです。
さらに「天は自ら助くる者を助く」という自助論の一節を光の輝きに重ねているとのこと。デザインひとつにもきちんと意味が込められているのが、なんだか誠実だなと感じました。
セルフメディケーションという言葉の意味
そもそも「セルフメディケーション」自体が何を指しているのかここで整理しておきましょう。
WHOの定義とOTC医薬品の役割
WHO(世界保健機関)はセルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しています。
実際にドラッグストアで手に入るOTC医薬品を活用しながら、ちょっとした頭痛や胃の不調などを自分で判断して対応する、というのが基本的な考え方ですね。
病院に行くべきかどうか迷う場面ってけっこう多いですよね。そういうときに軽症であれば市販薬でセルフケアするという選択肢を持っておくことが推奨されています。

セルフメディケーション税制という制度
あまり知られていないかもしれませんが、2017年には医療費控除の特例としてセルフメディケーション税制という制度も始まりました。
健康診断などを受けている人が、厚生労働省が指定した市販薬を購入した際に所得控除を受けられる仕組みで、対象商品には共通識別マークが表示されています。
この制度は当初の予定から延長されていて、2026年末まで適用される見通しとのことです。
なぜ今セルフメディケーションが注目されているのか
記念日の背景には日本の医療費事情という社会的な課題も関わっています。
増え続ける国民医療費という現実
厚生労働省のデータによると2019年度の国民医療費は44.3兆円に達していて、30年前と比べて2倍以上に膨らんでいるそうです。
さらに2040年には76.3兆円になる見通しとされていて、社会保障の持続性が課題になっているとのこと。
こういう背景を知るとセルフメディケーションの日がただの啓発イベントではなく、国の政策とも結びついた重要なテーマだということが分かりますよね。
実際、セルフメディケーションは「日本再興戦略」や「骨太の方針2022」にも明記されている国家戦略の一つなんです。
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/19/dl/data.pdf
精神面のセルフケアへの意識の低さ
日本のミレニアム世代はセルフケアを「運動や健康的な食生活、十分な睡眠をとる生活」として理解している一方で精神、感情、心理面の良好さとセルフケアを結びつける傾向は他の7カ国と比べて低かったという結果が出ています。
これはちょっと意外な発見だなと個人的に感じました。
体の不調は自分で気づきやすいものの、心の状態までセルフケアの対象として捉える意識は日本ではまだ育っていないのかもしれませんね。
この日をきっかけにできること
最後に私たち一人ひとりがこの記念日をどう活かせるか考えてみましょう。
軽い症状は自分で見極める習慣づける
風邪の初期症状や軽い肩こりなど明らかに重症でない不調については、まずは自分の状態を落ち着いて確認する習慣を持つことが大切です。
ドラッグストアの薬剤師さんや登録販売者に相談しながらOTC医薬品を選ぶという選択肢も、セルフメディケーションの基本になります。
ただ、少しでも不安を感じる場合はためらわずに医療機関を受診するというバランス感覚も忘れないでおきたいですね。
家庭の救急箱を見直すタイミングにする
7月24日を含む1週間は家にある市販薬の使用期限や種類を見直すきっかけとしても使えそうです。
案外、賞味期限切れの薬をそのまま置いている家庭も多いんじゃないでしょうか。
セルフメディケーション週間という区切りがあることで健康管理を思い出すリマインダーとして活用できるのが、この記念日の実用的な魅力だと思います。
まとめ
セルフメディケーションの日についてここまでの内容を簡単に整理しますね。
- 日本OTC医薬品協会が制定し、日本記念日協会が認定した記念日である
- 日付の由来は「24時間・週7日常にセルフケアに取り組む」という考え方から
- 世界的な国際セルフケアデー(2011年開始)とも連動している
- セルフメディケーション税制など、国の政策とも結びついたテーマになっている
この機会に自分自身の健康管理の方法をちょっと見直してみるのも良さそうですね。

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