毎年7月25日がなぜ「知覚過敏の日」なのか、この記事を読めば由来や制定の背景、そして歯がキーンとしみる症状の原因とセルフケアの方法までまるごとわかります。
冷たいものを食べたときに歯がしみて「もしかして知覚過敏かも」と不安になった経験がある方、意外と多いんじゃないでしょうか。
今日はその正体を丁寧に解き明かしていきますね。
知覚過敏の日とは何の日なのか
まずは知覚過敏の日が誰によって作られ、どんな意味を持つ記念日なのかを整理していきます。
制定した企業と日本記念日協会の認定
知覚過敏の日は知覚過敏ケア用の歯磨き粉「シュミテクト」を展開するグラクソ・スミスクライン株式会社(現Haleonジャパン)が制定して、日本記念日協会が認定した記念日です。
ちなみにHaleonという社名、あまり聞き慣れないかもしれませんがもともとGSKの消費者向けヘルスケア事業が独立してできたブランドなんです。
企業が制定した記念日というと商業的な色合いを感じる方もいるかもしれませんが、歯の健康に目を向けるきっかけになる点ではけっこう意味のある日だなと個人的には思います。

725が持つ意味
日付の「725」には実は二つの記念日がぴったり重なっているという珍しい成り立ちがあります。
もともと7月25日は「な(7)つ(2)ご(5)おり」と読む語呂合わせから「かき氷の日」として先に制定されていて、そのかき氷の日に合わせて知覚過敏の日が後から作られたという流れなんです。
だから知覚過敏の日単独で語呂合わせがあるわけではなく、かき氷の日に便乗する形で誕生した記念日、と言えそうですね。
なぜ7月25日?かき氷の日との関係
ここではかき氷の日と知覚過敏の日がどうつながっているのか、その発想の面白さを掘っていきます。
語呂合わせの由来
「夏氷(なつごおり)」の語呂合わせが「な(7)つ(2)ご(5)おり」で725になる、というのが元々のかき氷の日の由来です。
そしてかき氷を食べた瞬間に歯がキーンとしみる、あの体験こそが知覚過敏の日誕生のきっかけになったと言われています。
冷たいものに歯の痛みを感じたら知覚過敏対策を意識してほしいという思いが込められているんですね。
冷たい食べ物と歯の痛みという二つの要素をひとつの日付で結びつけた発想、なかなかうまいなと感じました。
夏に知覚過敏が増える理由
かき氷やアイス、冷たい飲み物を口にする機会が増える夏は、知覚過敏の症状に気づきやすい季節だと言えそうです。
歯科医院のブログでも「かき氷を食べて歯がしみたら知覚過敏かも」と注意を促す発信がいくつも見られました。
夏場は汗をかいた後に炭酸飲料やスポーツドリンクを飲む機会も増えますが、こうした酸性の飲み物がエナメル質にダメージを与える一因になるとも指摘されています。

知覚過敏はどんな症状で何が原因なのか
知覚過敏そのものの症状の特徴と主な原因について詳しく見ていきます。
症状の特徴
知覚過敏とは虫歯がないのに冷たいものや熱いものを口にした瞬間だけ歯に痛みが走る状態のことです。
愛知学院大学歯学部の前迫真由美助教は
「象牙質の露出により神経が刺激され、鋭い痛みが一時的に生じる症状」
と説明していてあくまで一時的な痛みである点が虫歯との違いとして挙げられています。
虫歯だとじんじん痛みが続くケースが多いのに対して、知覚過敏はさっと痛みが引くのが特徴的だと言われていますね。

主な原因
知覚過敏の原因は一つではなくいくつもの要因が重なって起こることが多いようです。
- 加齢や歯周病による歯ぐきの後退で象牙質が露出する
- 歯ぎしりや食いしばりによってエナメル質が傷ついたり歯頚部にくさび状の欠損ができたりする
- 力を入れすぎたブラッシングでエナメル質が摩耗する
- スポーツドリンクや炭酸飲料、ワイン、ドレッシングなど酸性の食品によるダメージ
意外だったのが虫歯よりも歯ぎしりや食いしばりのほうが知覚過敏を引き起こす大きな要素だという指摘です。
歯磨きを頑張りすぎている自覚がある人ほど、実はそれが原因になっていることもあるみたいなので、ちょっと気をつけたいですよね。

知覚過敏の日にわかった実態調査データ
ここでは知覚過敏の日に合わせて発表された最新の実態調査から見えてきた興味深い数字を紹介します。
20代30代の約6割が経験、約8割が放置
Haleonジャパンが2025年6月に公表した調査によると、20代から30代の約60パーセントが歯がしみる経験をしている一方で、そのうち約80パーセントが特にケアをせず放置していることがわかりました。
この数字を見た時、正直かなり驚きました。
せっかく症状に気づいているのに8割もの人が何もしていないというのはちょっともったいない気がします。
知覚過敏スルー界隈という言葉
この調査では「#知覚過敏スルー界隈」という若年層特有のワードにも触れられていて、症状を感じつつも見過ごしてしまう層が広がっている実態が明らかになっています。
Haleonはこの状況を受けて、シュミテクト公式Xアカウントをフォローしてリポストすると景品が当たるキャンペーンを2025年7月25日限定で実施していました。
ちょっとしたSNS施策ですが放置している人に気づきを与える仕掛けとしてはうまいなと思いました。
今日からできる知覚過敏のセルフケア
最後に知覚過敏かもと感じた時にすぐ試せるセルフケアの方法をまとめてお伝えします。
硝酸カリウム配合の歯磨き粉を使う
知覚過敏用の歯磨き粉には硝酸カリウムという成分が配合されているものが多く、これが神経への刺激を伝わりにくくする働きを持つと言われています。
実際にHaleonの調査でも硝酸カリウム配合の歯磨き粉を使ったユーザーの8割以上が症状の改善を自覚したという結果が出ているそうです。
ざっくりした感じで言うと、毎日の歯磨き粉をひとつ変えるだけでも意外と効果を感じやすい対策なのかもしれませんね。
ブラッシングの力加減を見直す
やわらかめの歯ブラシを選んで力を入れすぎずに優しく磨くことも知覚過敏対策として挙げられています。
歯ブラシを強く握りすぎている人は鏡の前で一度磨き方を確認してみるといいかもしれません。
しみる症状がなかなか改善しない場合や痛みが強い場合は、無理せず早めに歯科へ相談するのが安心です。
【この記事のポイント】
- 知覚過敏の日は7月25日、グラクソ・スミスクライン(現Haleon)が制定し日本記念日協会が認定した記念日
- 語呂合わせで先にできた「かき氷の日」に合わせて誕生した経緯がある
- 知覚過敏は象牙質の露出が原因で一時的にキーンと痛む症状
- 原因は歯ぎしりや食いしばり、過度なブラッシング、酸性飲料の摂取など複数ある
- 20代30代の約6割が症状を経験しながら約8割が放置している実態がある
- 硝酸カリウム配合の歯磨き粉やブラッシング圧の見直しが手軽な対策になる
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