日光の日とは?由来や歴史を解説【7月26日】

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「日光の日ってそもそも何のこと?」
「なぜ7月26日なの?」

そんな疑問を持ってこのページに来てくれた方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

この記事を読めば日光の日の由来や弘法大師との関係、日光山がどうやって今の名前になったのか、その歴史的な背景までまるっと理解できます。

栃木県日光市の観光を考えている方にも、雑学として誰かに話したい方にも役立つ内容にまとめました。

目次

日光の日の由来を解説

まずは日光の日がなぜ7月26日なのかその核心部分からお伝えします。

弘法大師が日光山と命名した日

7月26日が「日光の日」とされているのは、20年(弘仁11年)のこの日に弘法大師(空海)が「日光山」と命名したとされているからです。

新暦に直すと820年9月11日にあたるらしいので、実際の季節感としては今の暑い7月ではなく、初秋くらいのタイミングだったのかもしれません。

ちなみにこの記念日、誰がいつ制定したのかは実はよく分かっていないんですよね。

大きな主催イベントがあるわけでもなく語り継がれてきた由来にちなんで自然に定着していったタイプの記念日みたいです。

二荒山からにっこうさんへ変わった経緯

日光山は元々「二荒山(ふたらさん)」と呼ばれていました。

弘法大師がこの山に登った際、目の前に広がる景色に感動して、「二荒」を音読みで「にこう」と読み替え、そこに「日光山」という字を当てたと伝えられています。

二荒という字面のまま音読みすると「にこう」に近い響きになるので、そこから「日光(にっこう)」という漢字を当てたという流れですね。

個人的には景色に感動しただけで山の名前を変えてしまうという発想が、なかなかロマンチックだなと思いました。

なお二荒山とは中禅寺湖の北にそびえる男体山(なんたいさん)の別名です。

男体山には二荒山神社の奥宮があり、この神社自体は現在も縁結びのパワースポットとして人気を集めています。

さらに遡ると補陀洛山という名前だった

二荒山という名前自体も、実はもう一段階前の由来があります。

782年(延暦元年)に勝道上人がこの山を開いたとき、観音菩薩が住むとされる伝説の山「補陀洛山(ふだらくさん)」と名付けたのが最初でした。

この「ふだらく」という読みが訛って「ふたら」になり、二荒山という字が当てられたと言われています。

つまり日光という名前のルーツをたどると、補陀洛山→二荒山→日光山という三段階の変化を経ていることになりますね。

仏教用語のサンスクリット語の響きが、時代を経て日本語らしい音に変化していったというのは言葉の歴史としても面白いなと感じます。

日光山と世界遺産の関係

日光という地名の由来だけでなくこの地がなぜ世界的に有名になったのかも押さえておきたいポイントです。

日光の社寺が世界遺産に登録された経緯

日光山にある二荒山神社、東照宮、輪王寺の二社一寺は、1999年12月2日にモロッコのマラケシュで開催された第23回世界遺産委員会において「日光の社寺」として世界文化遺産に登録されました。

登録された建造物群は103棟にもおよび、そのうち国宝が9棟、重要文化財が94棟含まれています。建物だけでなく、それらを取り巻く自然の景観までまとめて評価されたというのが、この登録の面白いところだと思います。

登録に至るまでの道のりを見ると1992年に暫定一覧表に掲載されてから登録決定まで約7年かかっていて、決して簡単な話ではなかったことが分かります。

2024年には登録から25周年を迎え、日光市内でも記念の取り組みが行われたようです。

日光東照宮が持つ独自の存在感

登録された二社一寺の中でも東照宮は特に知名度が高い建物です。

江戸幕府初代将軍・徳川家康を祀るために建てられ、寛永年間には現在のような豪華絢爛な社殿として造営されました。

当初は将軍や武士の参詣が中心だったものの、江戸後期になると庶民の間でも日光詣でが盛んになっていったそうです。

日光にまつわる意外なことわざ

日光の日を語るうえで実はもう一つ紹介したい話があります。日光の由来だけでなく、この地名が生んだ言い回しにも触れておきたいですね。

日光を見ずして結構と言うな

「日光を見ずして結構と言うな」という言葉、聞いたことはありますか?これは日光東照宮の建築美をたたえたことわざで、東照宮を見たことがないうちは物事を「結構(すばらしい)」と褒めてはいけないという意味です。

「にっこう」と「けっこう」の語呂合わせになっているのが、なんとも粋な言葉遊びだなと個人的には感じます。

このことわざが生まれた背景には東照宮の漆塗りと極彩色に彩られた権現造りの建築が、当時の技術の最高峰だったという事実があります。

英語圏でも似たような発想の表現として「ナポリを見て死ね(See Naples and die)」という言い回しがあるとされていて絶景を見ずに人生を語るなという価値観は、国や時代を問わず共通しているのかもしれませんね。

この記事のまとめ

  • 日光の日は820年7月26日に弘法大師が日光山と命名したことに由来する記念日
  • 元々は補陀洛山→二荒山→日光山という三段階の名前の変化を経ている
  • 日光の社寺は1999年12月2日に世界文化遺産に登録され、103棟の建造物群が対象になった
  • 「日光を見ずして結構と言うな」という語呂合わせのことわざも東照宮の美しさから生まれた
  • 記念日の制定者や制定時期については正式な記録が見当たらず、由来の伝承をもとに定着した記念日と考えられる
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