「梅干の日」って聞いたことありますか?
7月30日がその日なんですが実はこの記念日には「梅干しを食べると難が去る」という古くからの言い伝えが関係しているんです。
この記事を読めば梅干の日の由来や歴史、そして梅干しがなぜ日本人にとって特別な存在なのかがわかりますよ。
夏バテ気味で梅干しの効能が気になっている方や雑学好きで由来を調べている方にとって、ちょうどいい内容になっていると思います。
梅干の日はいつ制定されたのか
梅干の日は2004年に和歌山県のある企業によって制定された記念日です。まずはその基本情報から見ていきましょう。
制定した企業と場所
梅干の日を制定したのは和歌山県日高郡みなべ町にある東農園という会社です。
この東農園、実は江戸時代から梅干し作りを続けている老舗なんですよね。
180年以上の歴史があるというので、正直けっこう驚きました。
和歌山県といえば梅の名産地として有名ですし、そういう土地だからこそ生まれた記念日なんだろうなと感じています。

制定された年
平成16年、つまり2004年に定められたとされています。
ちなみに日本記念日協会に認定されているかどうかについては、資料によって記載が少し曖昧な部分もあるので、その点はあくまで参考程度に捉えていただければと思います。
梅干の日7月30日の由来とは
ここではなぜ7月30日という日付が選ばれたのか、その語呂合わせの意味を詳しく見ていきます。
なんが去るの語呂合わせ
梅干の日が7月30日になった理由は、「なん(7)がさ(3)る(0)」という語呂合わせなんです。
これ、知った瞬間「なるほど!」と思いました。昔から梅干しを食べると災難から逃れられるという言い伝えがあって、それを日付に落とし込んだというわけですね。
日本の記念日って、こういう語呂合わせで決まっているものがけっこう多いんですけど、梅干しに関してはその言い伝え自体にも歴史的な背景があるんです。
梅はその日の難逃れという言い伝え
「梅はその日の難逃れ」という言葉、和歌山の紀州地方に伝わってきたものだそうです。
梅干しを食べればその日一日の災厄から逃れられるという意味なんですが、これは単なる言い伝えというより、梅干しの持つ殺菌作用や健康効果を昔の人が経験的に理解していたからこそ生まれた言葉なんじゃないかなと思います。実
際、梅干しにはクエン酸が豊富に含まれていて、疲労回復や防腐作用があることが知られています。
恵方を向いて食べる風習
さらに興味深いのが梅干の日の朝6時から8時、いわゆる卯の刻にその年の恵方を向いて梅干しを食べると精気がみなぎるとされていることです。
朝出かける前に梅干しを食べると、その日の災難を免れるという言い伝えも今なお息づいているみたいですね。個人的には恵方巻きの梅干し版みたいな感覚で捉えるとイメージしやすいかなと思います。
梅干しが日本で親しまれてきた歴史
梅干の日の由来を知るうえで、梅干し自体の歴史も欠かせない要素です。ここではその成り立ちをたどっていきます。
中国から伝わった梅の起源
梅干しの起源は中国だとされていて日本には1500年ほど前にもたらされたと伝えられています。
当時の中国では3000年以上前から青梅を燻製にして薬として使っていたそうで、日本に伝わった当初も梅干しとしてではなく、熱さましや咳止め、吐き止めなどの薬として使われていたようです。
食べ物としてよりも先に薬として重宝されていたというのは意外と知らない人が多いかもしれません。
平安時代の文献に見る梅干し
現在の梅干しに近い形のものが文献に初めて登場するのは平安時代とされています。
900年代の村上天皇が疫病にかかった際、梅干しと昆布を入れたお茶を飲んで回復したという逸話もあるんです。
この逸話、お正月に飲まれる「大福茶」の起源にもなっているといわれていて梅干しがいかに古くから健康に関わる存在だったかがうかがえます。
江戸時代に一般家庭へ広まった経緯
一般家庭で梅干しが食べられるようになったのは江戸時代からだそうです。
大晦日や節分に梅干しへお茶を注いで飲む習慣もこの頃からあったといわれています。
おにぎりに梅干しを入れる文化もご飯の腐敗を防ぎつつ健康に良いものを美味しく食べるための知恵だったとされています。
こう考えると、梅干しって昔から日本人の生活に自然に溶け込んでいた食材なんだなと実感しますね。
梅干の日に食べたい梅干しの魅力
梅干の日をきっかけに知っておきたい梅干しそのものの魅力についても触れておきますね。
健康効果とクエン酸の力
梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復や防腐作用があるとされていて、夏の暑い時期にお茶と一緒に毎日摂るとよいという言い伝えも昔からあるんです。
ざっくりした感じで言うと、夏バテしやすい時期に梅干しを食べる習慣は、昔の人の知恵として今でも意味があるものなんじゃないかなと思います。
縁起物としての梅干し
梅干しは「しわができるまで長く元気に過ごせるように」という願いを込めて、健康長寿のお祝いや敬老の日、出産や入園入学のお祝い品としても用いられています。
平安時代には天皇が申年につけた梅を食べて病気を治したという逸話から、申年の梅干しは特に縁起がよいとされているそうです。
こういう話を知ると梅干しって単なる食材以上の意味を持っているんだなと感じます。
記事のまとめ
梅干の日について、由来や歴史を振り返ってきました。要点を整理するとこんな感じです。
- 梅干の日は7月30日、和歌山県の東農園が2004年に制定した記念日
- 「なん(7)がさ(3)る(0)」の語呂合わせが日付の由来
- 「梅はその日の難逃れ」という紀州の言い伝えが背景にある
- 梅干しは中国から伝わり、当初は薬として使われていた
- 6月6日の「梅の日」とは制定者も由来も全く異なる別の記念日
7月30日を迎えたら、この由来を思い出しながら梅干しを一粒食べてみるのもいいかもしれませんね。
梅干しの持つ健康効果と日本人が古くから梅に感謝してきた文化を、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。
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