7月30日は「サンダルバイバイの日」で海や川で流されたサンダルを追いかけて溺れる水難事故を防ぐために制定された記念日です。
この記事を読めばこの日が生まれた背景や語呂合わせの意味、実際にどんな事故が起きているのかまで、まるっと理解できると思います。
夏休みに子どもと水辺へ出かける予定がある方はちょっと立ち止まって読んでみてほしいなと個人的には思っています。
サンダルバイバイの日とは何か
まずはこの記念日がどんなものなのか基本のところから整理していきますね。
記念日の意味と読み方
サンダルバイバイの日はそのまま「さんだるばいばいのひ」と読みます。
流されたサンダルは追いかけないという水辺の安全キーワード「サンダルバイバイ」を広めるために作られた日なんです。
なんとなく可愛らしい響きの名前ですけどその裏には子どもの命を守りたいという切実な思いが込められているんですよね。
制定した団体は
制定したのは大阪市中央区に事務局を置くNPO法人AQUAkids safety project(アクアキッズセーフティープロジェクト)です。
代表を務めるすがわらえみさんが海や川で水の事故を防ぐ教室を開くなかで、このキーワードを発案したと言われています。
ちなみに、この団体は水辺の安全教育を専門にしていて、実際の現場感覚をもとに活動しているのが印象的だなと感じます。
サンダルバイバイの日の由来
続いてなぜ7月30日なのか、その由来を見ていきましょう。
語呂合わせの意味
日付は「(7)流された(3)サンダルは(0)追いかけない」という語呂合わせから決められています。
夏休みが始まって水辺のレジャーに出かける機会が増える時期でもあるので、そのタイミングに合わせて設定されたそうです。
個人的にはういう語呂合わせって覚えやすいですし、子どもに説明するときにも使いやすいなと思います。
言葉が生まれた背景
「サンダルバイバイ」という言葉自体は2020年に生まれました。海や川で流されたサンダルやおもちゃを追いかけて溺れる事故が、毎年のように起きていることがきっかけだったみたいです。
すがわらさんはインタビューで
「サンダルを追いかけて溺れる事故は水難事故全体では少ないものの、毎年必ず起きている」
と話していて、知っているだけで防げる事故だからこそ言葉として発信したかったんだろうなと感じます。

サンダルバイバイの日の歴史
ここではこの記念日がどんなふうに広がっていったのかを追いかけてみます。
2020年の誕生から現在まで
「サンダルバイバイ」というキーワード自体は2020年から発信されていて、2023年に正式に7月30日が記念日として制定されました。
2026年時点で6年間、47都道府県、延べ2万人にこの想いが届けられたと発表されています。
SNS上では3000以上のいいねがつき、関連動画の再生回数は10万回を超えているそうでけっこう大きな広がりを見せているんですよね。

日本記念日協会への登録
この記念日は2023年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。
それ以降、NHK Eテレや新聞でも取り上げられていて、公立小中学校の教材としても活用されているようです。
学校の授業で使われているというのは正直あまり知られていないポイントかもしれないですね。
なぜサンダルバイバイが必要なのか
ここからはこの呼びかけがどれくらい必要とされているのか、データや実例を見ながら考えていきます。
警察庁のデータから見える現実
警察庁の資料によると2022年には全国で1346件の水難事故が発生し、727人が死亡もしくは行方不明になっています。
そのうち中学生以下の子どもの死者は26人にのぼるそうです。
河川財団による過去20年間の分析でも幼児や小学生によく見られる事故パターンとして「落としたボールやサンダルを拾おうとして溺れたケース」が挙げられていて、これは単なる噂話ではなく、統計として裏付けがある話なんだなと納得しました。
2026年に起きた事故の実例
2026年に入ってからもモノを追いかけて溺れるパターンの事故が続いています。
5月には島根県で池に落ちたボールを拾おうとした男子中学生が重体になる事故が起きていて、7月には北海道で川に落としたサンダルを拾おうとした女子中学生が橋から転落する事故も報告されています。
さらに福岡県では川で逃げた魚を追いかけた男子中学生が亡くなる事故もあったそうです。
こうした事故は毎年繰り返されているので正直ちょっと不安な気持ちにもなりますよね。
サンダルバイバイおやこ条約とは
家庭で実際に使える取り組みについて紹介しますね。
条約の内容
AQUAkids safety projectは「サンダルバイバイおやこ条約」という取り組みも提唱しています。
条約の内容は
「子どもは、サンダルやおもちゃが流されても追いかけずにバイバイすること」
「大人は、サンダルが流されてなくなっても叱らないこと」
というシンプルな二つの約束です
証書には
「ぼく・わたしは、サンダルやぼうしやおもちゃがながされたら、じぶんのいのちをまもるため、おいかけずに、バイバイします。なくしたからって、しからないでください」
という文言が記載されていて、子ども目線の言葉で書かれているのがなんだか優しいなと思いました。
参考:https://elearning.jla-lifesaving.or.jp/assets/pdf/materials/bye-bye_sandals.pdf
家庭での活用方法
証書は公式サイトから無料でダウンロードできて親子で署名したあとは家の目立つところに貼っておくことが推奨されています。
学校の授業や夏休み前の宿題として活用するケースもあるみたいです。なぜ誰もこれを言ってくれなかったんだろうと思うくらいシンプルなのに実践的な取り組みだなと感じています。
実際、脱げにくいアクアシューズを事前に用意しておくのも予防策の一つとして紹介されていますね。
まとめ
サンダルバイバイの日について要点をまとめておきますね。
- 7月30日は「(7)流された(3)サンダルは(0)追いかけない」の語呂合わせから制定された記念日
- NPO法人AQUAkids safety project(大阪市)が2020年にキーワードを発案し、2023年に記念日として登録
- 警察庁の統計では中学生以下の水難死者は年間26人にのぼり、サンダルやボールを追いかけた事故が2026年も複数発生
- 「サンダルバイバイおやこ条約」を親子で結ぶことで、事前に約束を確認できる
夏休みに水辺へ出かける予定がある方は出発前にぜひこの言葉を子どもと話し合ってみてほしいなと思います。命は買えないですけど、サンダルは買い直せますから。
コメント