クールジャパンの日とは?由来や歴史を解説【7月31日】

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クールジャパンの日は毎年7月31日に制定されている記念日で、NHK BS1の人気番組「クールジャパン」の第1回放送日にちなんでいます。

この記事を読めばクールジャパンの日の由来から「クールジャパン」という言葉そのものの起源、話題になっている官民ファンドの現状までまるっと理解できるようになると思います。

7月31日が近づくと「そういえばクールジャパンの日ってなんだっけ」と気になる方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

なんとなく聞いたことはあるけど、由来まではっきり説明できる人は少ないですよね。

実はこの記念日、ただの語呂合わせとかではなく、ちゃんとした番組の歴史に基づいているんです。

目次

クールジャパンの日とは何か

では、記念日の基本情報と制定した団体、そして目的について整理していきます。

制定した団体と由来

クールジャパンの日は東京都港区六本木に本社を置く株式会社クリエイティブネクサスが制定した記念日です。

同社はNHK BS1で放送されていた番組「クールジャパン」を制作していて、その番組の第1回放送日である2005年(平成17年)7月31日にちなんで、この日付が選ばれました。

記念日としては一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されているのでただの自称記念日というわけではないんですね。

番組「クールジャパン」のテーマ

番組「クールジャパン」は外国人の視点から見た「かっこいい日本」をテーマにしていて、日本人自身が普段気づかない日本の魅力を再発見してもらうことを目的にしていました。

私たちって意外と自分の国の良さに気づかないものですよね。

海外の人から「これクールだね」と言われて初めて「そうなんだ」と実感する、なんてこと結構あると思います。

この番組を通じて日本の伝統文化や現代文化の魅力を内側からも外側からも見つめ直す機会を作っていたようです。

クールジャパンという言葉自体の起源

ここでは記念日の名前の元になった「クールジャパン」という言葉自体がどこから来たのかを深掘りします。

イギリスの「クール・ブリタニア」がルーツ

「クールジャパン」という表現は1997年にイギリスのトニー・ブレア首相が自国の文化産業振興のために掲げた「クール・ブリタニア(Cool Britannia)」というスローガンが元になっているとされています。

イギリスが自国のファッションや音楽、デザインなどを国家戦略として海外に売り込もうとした動きに触発されて、日本版として「クールジャパン」という言葉が定着していったという流れなんですね。

米国人ジャーナリストの論文が起点に

言葉の普及という点でいうと、2002年に米国人ジャーナリストのダグラス・マグレイ氏が外交専門誌「フォーリン・ポリシー」に「日本のグロス・ナショナル・クール」というエッセイを掲載したことが、メディアでの「Cool Japan」という語の広がりの起点になったと言われています。

バブル崩壊後の日本経済は停滞していたけれど、ポップカルチャーは世界中に広がっていて、GNPのような従来の指標では測れないソフトパワーを持っているという論旨だったようです。

当時「ポケモン」や「千と千尋の神隠し」が米国で話題になっていた時期と重なっていてなるほどタイミング的にもぴったりだったんだなと感じます。

クールジャパンが指すもの一覧

具体的にどんな分野が「クールジャパン」と呼ばれてきたのか、整理してみますね。

スクロールできます
分野具体例
コンテンツ産業アニメ、漫画、ゲーム
ものづくり自動車、電気機器、技術
生活文化食文化、ファッション
観光・地域観光、伝統産品

意外と知られていないクールジャパン事情

クールジャパンの日を調べていると、実は「クールジャパン」という言葉を冠した官民ファンドが大きな転換点を迎えていることに気づいたんです。

記念日の話とは別軸のニュースなんですが知っておくと話のネタになると思います。

クールジャパン機構の累積赤字が540億円に

2013年11月に発足した官民ファンド「海外需要開拓支援機構」、通称クールジャパン機構が2026年3月期決算で累積損失540億円を計上したと2026年6月24日に発表しました。

売上高は前年度比88%減の約44億円だったのに対して、単年度の純損益は156億円の赤字だったそうです。

出資金は政府と民間を合わせて1,513億円にのぼり、そのうち1,406億円が日本政府から出ているので実質的には国費で運営されてきたファンドと言えそうです。

廃止や統合の検討会がスタート

政府は2026年3月末時点での累積損失を426億円以内に抑える目標を掲げていましたが、達成できなかったことを受けて、経済産業省は2026年7月29日に統廃合を議論する検討会の初会合を開いたそうです。

委員長は慶応大の土居丈朗教授で、5回にわたる検証を経て年内にも結論をまとめる方針とのことです。

ちょっと意外だったのが、投資先だった先端繊維メーカー「Spiber(スパイバー)」への140億円の投資が業績不振で安値譲渡になり、損失拡大の大きな要因になっていたという点です。

個人的には記念日として日本の魅力を再発見しようという趣旨と、政策としてのクールジャパン戦略の苦戦っぷりのギャップに、なんとも複雑な気持ちになりました。

なぜこのギャップが生まれたのか

これはあくまで一般に報じられている情報を元にした考察なんですが、「クールジャパン」という概念自体が番組や文化発信としては成功していても、投資事業として収益化するのはかなり難しかったのかもしれません。

アニメや食文化、伝統工芸品の海外普及は文化的な価値は高くても、短期的な投資リターンを求める官民ファンドの仕組みとは相性が悪かった可能性もありそうです。

ただ、これは自分の見立てにすぎないので実際の要因はもっと複雑だろうなとは思います。

まとめ

クールジャパンの日について、要点を整理しておきますね。

  • クールジャパンの日は株式会社クリエイティブネクサスが制定し、日本記念日協会に認定された記念日
  • 日付の由来は2005年7月31日のNHK BS1番組「クールジャパン」第1回放送日
  • 「クールジャパン」という言葉自体は1997年のイギリス「クール・ブリタニア」に由来
  • 2002年のダグラス・マグレイ氏のエッセイがメディアでの言葉の広がりの起点
  • 官民ファンド「クールジャパン機構」は2026年に累積赤字540億円を計上

7月31日が来たら、ぜひこの記念日の背景を思い出してみてください。

日本の文化的な魅力を再認識するきっかけとして、政策としてのクールジャパンの現状を知るきっかけとしても、なかなか奥が深い記念日だなと感じています。

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