かばんの日とは?由来や歴史を解説【8月9日】

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かばんの日って聞いたことありますか?

実は8月9日は「かばんの日」という記念日なんです。

この記事を読めばかばんの日がいつどうして生まれたのか、その語呂合わせの意味や日本のかばん産業の歴史まで、まるっとわかるようになっています。

「なんでこの日なんだろう」

って気になった方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

私も最初に知ったとき、単純に語呂合わせなのかなと思っていたら実はもっと奥深い背景があったので、そのあたりもじっくりお伝えしていきますね。

目次

かばんの日とは何か

まずはかばんの日がどんな記念日なのか基本的なところから確認していきましょう。

制定した団体と目的

かばんの日はかばんの材料や製造、卸売り、小売りなど、かばん産業に関わる事業者が集まって組織している一般社団法人・日本かばん協会が制定した記念日です。

目的は日本製のかばんの優れた品質やかばん作りの高い技術力、素材の良さ、安心感などを広く知ってもらうことなんですね。そ

れに加えて、かばん産業そのものの振興や発展も大きな狙いになっているみたいです。

単に「かばんに感謝する日」というより、業界全体を盛り上げるための日という側面が強いのかなと感じました。

いつ制定されたのか

意外と知られていないんですがかばんの日が制定されたのは2013年のことなんです。

同年7月27日には横浜・みなとみらいのショッピングモール「クイーンズスクエア横浜」で「かばんの日制定記念イベント」が開催され、女優の菊川怜さんも参加した記念式典やファッションショーが行われました。

会場では日本かばん協会の会員企業による「匠のかばん」の展示や、ミニかばんづくり体験教室、じゃんけん大会なども催されていてけっこう規模の大きいイベントだったようですね。

夏休み中で新入学を控えたお子さん連れのファミリーも多く訪れ、会場は白熱していたそうです。

ちなみに記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。

かばんの日の由来は語呂合わせ

ここでは日付そのものの由来を見ていきます。

バ(8)ッグ(9)の語呂合わせ

8月9日という日付は英語で「かばん」を意味する「バッグ(Bag)」を、数字の8(バ)と9(ッグ)に見立てた語呂合わせから決められています。

単純明快な語呂合わせなんですが、こういう覚えやすさの工夫って日本の記念日らしいなと個人的には思います。

「バッグ」って読み方さえ知っていれば誰でもすぐ覚えられるので記念日としてはかなり優秀な部類なんじゃないでしょうか。

かばんの日を支える信頼のマーク制度

かばんの日を語るうえで欠かせないのがこの「信頼のマーク」という制度です。

信頼のマークとは何か

日本かばん協会は会員企業が国内で生産したかばんに「信頼のマーク」というシンボルを付ける制度を設けています

このマークは旅行用かばんからビジネスバッグ、ファッションバッグ、さらにはランドセルまで幅広く対象としていて、日本製であることと優れたデザイン・品質の証になっているそうです。

制度自体は1993年(平成5年)9月にスタートしたもので、かばんの日の制定よりも実はずっと前から存在していたことになります。

この時系列、意外と気づかれていない気がします。

鞄づくり信頼3ヵ条という理念

信頼のマークをつけるには独自に定められた「鞄づくり信頼3ヵ条」をクリアする必要があるとされています。

その内容は

  • 鞄づくりにプライドを持ち信頼を守り続けること
  • 常に挑戦し続け革新の姿勢を忘れないこと
  • 日本製品として世界に誇れる鞄づくりに取り組むこと

の3つです。

作り手の熱い想いが込められた条項だなと読んでいてちょっとじんわりきました。

品質基準というより、職人としての姿勢そのものを示した理念という感じがしますね。

日本のかばん産業の歴史をたどる

かばんの日の背景を理解するには日本のかばん作りそのものの歴史も知っておくとより深く楽しめると思います。

かばんという言葉の起源

「カバン」という言葉の由来には諸説あって、オランダ語の「カバス」や中国語の「キャハン」から来たとも言われています。

ちなみに「鞄」という漢字が使われ始めたのは明治時代からで、銀座の谷澤商店を創業した初代・谷澤禎三氏が、革の「革」と包む物の「包」を一つにした字として「鞄」を考案し使用したという説もあるそうです。

明治以前は形状によって「胴乱(どうらん)」や「行李(こうり)」といった呼び方が使われていたみたいで、今の「かばん」という呼び名自体、比較的新しいものだったんだなと驚きました。

豊岡がかばんの一大産地になった経緯

日本のかばん産業を語るうえで欠かせないのが兵庫県豊岡市です。

豊岡の産業の起源は奈良時代までさかのぼる柳細工にあり、柳の枝を編んで作る「柳行李(やなぎごうり)」がやがてかばん製造へと発展していきました。

明治14年(1881年)には八木長右衛門という人物が内国勧業博覧会に革バンド締めの行李かばんを出品し、近代的なかばん製造の礎を築いたとされています。

昭和11年(1936年)のベルリンオリンピックでは日本選手団の公式かばんとして豊岡製品が採用されたというのも、あくまで自分が調べた範囲での情報になりますが、当時から品質の高さが国内外で認められていたことの表れなのかなと思います。

全国生産量の8割を占めた最盛期

高度経済成長期には300社を超えるかばん関連企業が豊岡に集まったとされていて、1989年(平成元年)頃には全国のかばん生産量のおよそ8割を豊岡が占めるまでになったという記録もあります。

全国の8割というのはかなりの数字ですよね。この数字を見ると、豊岡がいかに日本のかばん産業を支えてきたかがよくわかります。

2006年には特許庁の地域団体商標制度による地域ブランドとして認定され、今治のタオルや鯖江の眼鏡と並ぶ、日本を代表する地域ブランドの一つとして知られるようになりました。

明治維新がかばん普及のきっかけだったという見方

私たちが今使っているような形のかばんが日本に登場したのは明治維新のあたりだったと言われています。

近代化の波と共に西洋から入ってきた文物の一つだったと考えられているようで、明治時代の銀座にはかばんの専門店が立ち並び、外国人向けのかばん修理や高級かばんの販売が行われていたそうです。

文明開化という大きな時代の転換期に、かばんという道具も一緒に日本社会へ根付いていったのだと考えるとなんだかロマンを感じますよね。

まとめ

かばんの日について由来や歴史を中心に振り返ってきました。要点を整理しておきます。

  • かばんの日は8月9日で、日本かばん協会が2013年に制定した記念日
  • 日付の由来は「バ(8)ッグ(9)」の語呂合わせ
  • 目的は日本製かばんの品質や技術力、かばん産業の振興を広めること
  • 会員企業の国内生産品には「信頼のマーク」が付けられ、独自の3ヵ条を基準にしている
  • かばん作りの歴史は明治維新前後にさかのぼり、兵庫県豊岡市が代表的な産地として発展してきた

かばんの日をきっかけにいつも使っているかばんがどんな歴史や職人の想いを背負っているのか、少し立ち止まって考えてみるのも良いかもしれません。

次にかばんを選ぶとき、信頼のマークがついているかどうかちょっと気にしてみるのも面白いと思います。

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