毎年8月11日が近づくと、SNSで「きのこの山の日」というワードをちらほら見かけませんか?
なんとなく知ってるけど、由来までは分からない…という方も多いと思います。
この記事を読めばきのこの山の日がいつからあるのか、なぜ8月11日なのか、そしてきのこの山という商品自体の歴史まで、まとめて理解できるようになります。
私もこの記念日を知ったときは「へえ、そうなんだ」と軽く驚いたのを覚えていて、そこから調べてみるとけっこう奥が深かったのでその内容をシェアしていきますね。
きのこの山の日とは?基本情報をチェック
まずはきのこの山の日がどんな記念日なのか、基本の部分から押さえていきましょう。
制定したのはお菓子メーカーの明治
きのこの山の日はチョコレート菓子「きのこの山」を製造や販売している株式会社明治が制定した記念日です。
8月11日という日付は毎年固定ではなく、実は年によって動いたこともあるんですが、それについては後ほど詳しくお話ししますね。
制定の目的はシンプルできのこの山をもっと多くの人に味わってもらいたいという想いからだそうです。
企業が自社商品のために記念日を作るケース自体はよくありますが、きのこの山の日はその中でも認知度がかなり高い方だなと個人的には感じています。

日本記念日協会にもきちんと認定されている
なんとなく企業が勝手に言っているだけの記念日、と思われがちなんですが、実はきのこの山の日は一般社団法人日本記念日協会にちゃんと申請され、2016年6月30日に認定を受けた正式な記念日なんです。
日本記念日協会というのは日々の生活に楽しみや潤いを与える記念日を審査して登録している団体で、ここに認定されるとカレンダーやニュースなどでも公式に「記念日」として扱われるようになります。
つまりきのこの山の日はノリだけで作られたものではなく、しっかり手続きを踏んで生まれた記念日というわけですね。
なぜ8月11日?日付の由来を深掘り
ここが一番気になる方も多いと思うのでじっくり解説していきます。
チョコとクラッカーの形が「8」と「11」に見える
きのこの山の日が8月11日になった理由は実はきのこの山というお菓子そのものの見た目にヒントがあります。
きのこの山のチョコレート部分を縦に2つ並べると、数字の「8」に見えるんですね。
そしてクラッカーの軸の部分を横に2つ並べると「11」に見えるという発想から、8月11日という日付が生まれたそうです。
正直、初めて聞いたときは「そんな理由なの?」とちょっと拍子抜けしたんですがよく考えると商品の特徴をそのまま日付に落とし込んでいるあたり、なかなかセンスがあるなと思いました。
国民の祝日「山の日」への便乗という側面も
もう一つ大事な由来が国民の祝日である「山の日」との関係です。
山の日は2016年に施行された比較的新しい祝日で、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。
明治はこの山の日にあやかり、「山」という名前がついた自社商品であるきのこの山にも親しんでもらいたいという想いから、同じ8月11日をきのこの山の日として申請したんです。
明治自身も「山の日に真っ向から便乗しました」とコメントしていて、この正直な言い方がなんだか清々しいなと感じます。
要するに数字の見た目の由来と、祝日への便乗という2つの理由が組み合わさって8月11日が選ばれたということですね。
山の日ときのこの山の日、実は毎年同じ日じゃない年もあった
祝日に合わせて作られた記念日だからこそ起きた、少し面白いエピソードもあります。
2020年は東京オリンピックの影響で日付が変更
2020年は東京オリンピックの開催にともなって、国民の祝日である山の日自体が8月10日に移動しました。
それに合わせて明治も、通常の8月11日に加えて、8月10日を「きのこの山の日2020」として新たに申請し、認定されています。
つまり2020年だけは、8月10日と8月11日の2日間がきのこの山の日だったんです。
なんだかちょっとお得な感じもしますが、これも祝日に便乗するという方針を最後まで貫いた結果なんだろうなと思います。

2021年はさらに8月8日に
翌年の2021年も、オリンピックの延期の影響で山の日が8月8日に移動しました。
明治はここでもまた便乗し、8月8日を「きのこの山の日2021」として登録しています。
ここまで祝日の移動にしっかり対応してくる企業姿勢は、正直けっこう律儀だなと感じますね。
ちなみに2022年以降は山の日が通常の8月11日に戻っているので、今のところはまた8月11日がきのこの山の日として定着している状態です。
ただ今後また祝日の移動があれば、同じように日付が変わる可能性もあるかもしれません。
きのこの山そのものの歴史も知っておきたい
記念日の由来を理解するには、きのこの山という商品自体の歴史も欠かせません。
誕生のきっかけは「アポロ」だった
きのこの山のルーツをたどると、実は明治の別商品であるアポロチョコにさかのぼります。
アポロチョコの生産ラインを活用して新しい商品を作れないかと考えたところ、アポロにクラッカーをつけてきのこの形にするというアイデアが生まれたんだそうです。
開発が始まったのは1969年頃と言われていて、そこから発売までにはかなりの時間がかかっています。
5年の試作期間を経て1975年に発売
きのこの山が実際に発売されたのは1975年、昭和50年のことです。
アイデアが生まれてから発売までに約5年もかかっていて、当時は社内でも賛否両論あったという話も残っています。
それだけ時間をかけて生まれた商品だからこそ、発売直後から爆発的なヒットになり、生産が追いつかないほどの人気だったというのはなんだか納得できるエピソードだなと思います。
里山風の親しみやすいパッケージデザインも、当時の時代の空気感にうまく合っていたのかもしれません。
たけのこの里との関係と国民的な総選挙
きのこの山の日を語るうえで姉妹品との関係も外せないポイントです。
4年後に登場した姉妹品
きのこの山の好調な売れ行きを受けて1979年に姉妹品として発売されたのがたけのこの里です。
きのこの山の柄の部分にはクラッカーが使われているのに対して、たけのこの里は根本部分がクッキー生地になっているのが大きな違いなんですね。
この2つの商品が発売されてから、日本には「ファンシーチョコスナック」という新しいジャンルが誕生したとも言われています。
2001年から続く「きのたけ論争」
きのこの山とたけのこの里、どっちが好きかという論争は「きのたけ論争」と呼ばれていて、けっこう長い歴史があります。
2001年に公式で「きのこ・たけのこ総選挙」が初めて開催され、この年はたけのこ党が勝利しました。
その後2018年にも2回目の総選挙が実施され、再びたけのこの里が勝っています。
ところが翌年2019年の総選挙では、きのこの山がおよそ146万票もの大差をつけて初勝利を飾ったそうです。
この結果を受けて2010年代は1勝1敗となり、明治は「ノーサイド協定」を締結したというのも、個人的にはちょっとユーモアがあって面白いなと感じました😊

まとめ
きのこの山の日について由来から歴史まで振り返ってみました。要点を整理すると次のとおりです。
- きのこの山の日は株式会社明治が制定し、2016年に日本記念日協会が認定した正式な記念日
- 日付が8月11日になったのはチョコレート部分が「8」、クラッカー部分が「11」に見えることが由来
- 国民の祝日「山の日」への便乗という意図も込められている
- 2020年は8月10日、2021年は8月8日も特別にきのこの山の日として認定された
- きのこの山自体は1975年発売でアポロチョコをきっかけに5年かけて生まれた商品
- 4年後に姉妹品のたけのこの里が登場し、今も続く「きのたけ論争」が始まった
こうして振り返ってみると、きのこの山の日はただの記念日というより、商品の歴史や企業の姿勢まで詰め込まれた一日なんだなと感じます。
8月11日はきのこの山派とたけのこの里派、あなたはどっちを選びますか?🍫
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