この記事を読めば8月12日が「ハイチュウの日」になった理由や、森永製菓が半世紀近く愛され続ける国民的キャンディをどう育ててきたのか、その流れがまるっとわかります。
スーパーのお菓子コーナーでハイチュウを手に取るたび「そういえばこれっていつからあるんだろう」って思ったことありませんか?
私も学生時代からずっと食べてきたクチなんですけど恥ずかしながら記念日の存在を知ったのはつい最近だったんです。
同じように「なんとなく知ってるようで実は知らない」という人、けっこう多い気がしています。
ハイチュウの日とは何か
まずは基本情報から整理していきますね。ここを読めばハイチュウの日がどんな記念日なのか一通りつかめると思います。
8月12日に制定された記念日
ハイチュウの日は森永製菓株式会社が制定した公式な記念日です。
日本記念日協会にもきちんと認定されていて、2004年2月に登録されたことがわかっています。
記念日って民間で勝手に名乗っているケースも意外とあるんですが、ハイチュウの日はちゃんと第三者機関のお墨付きをもらっているんですね。
この点、地味に信頼度が高いポイントだと思います。

制定した企業について
制定したのは東京都港区芝に本社を置く森永製菓です。
お菓子業界ではかなり老舗の部類に入る会社で、ハイチュウ以外にもたくさんのロングセラー商品を抱えています。
個人的にはこういう大企業がわざわざ一商品のために記念日を作るというのは、それだけハイチュウへの思い入れが強いんだろうなと感じます。
ハイチュウの日の由来は語呂合わせだった
なぜ8月12日なのか。ここが一番気になるところだと思うのでしっかり解説していきます。
ハ・イ・チュウの語呂合わせ
日付の由来はシンプルで「ハ(8)イ(1)チュウ(2)」という語呂合わせから来ています。
8月12日という数字を分解すると確かに「ハイチュウ」って読めますよね。
こういう語呂合わせ系の記念日は日本にたくさんありますけど、ハイチュウの日は数字と商品名がここまでピタッとハマっている珍しい例だと思います。
ちなみに私、最初は「たまたま8月に決まったのかな」くらいに軽く考えていたんですが、調べてみたらちゃんと意図された数字合わせだったので、ちょっと感心してしまいました。
夏休みシーズンとの結びつき
もうひとつの理由として8月上旬という時期そのものにも意味があります。
夏休みの行楽や帰省で家族が一緒に過ごす時間が長くなるこの時期に、ハイチュウの美味しさと食感をもっと盛り上げたいという狙いがあったようです。
語呂合わせだけじゃなく、消費が伸びやすいタイミングとしっかり噛み合わせているあたり、なかなか戦略的だなと思いますね。
夏のドライブや旅行のお供にハイチュウを買った経験がある人、きっと多いんじゃないでしょうか。
ハイチュウ誕生までの歴史
記念日の話だけじゃなくハイチュウそのものがどうやって生まれたのかも気になりますよね。ここではハイチュウの歴史を時系列で見ていきます。
前身は森永チューレット
実はハイチュウには前身となる商品がありました。
1956年に発売された「森永チューレット」というチューインソフトキャンディです。
当時は子供が誤って飲み込んでも安心なガムを、という消費者の声から生まれた商品だったそうです。
この時点ではまだハイチュウという名前ではなかったんですね。
1975年、ハイチュウとして正式発売
チューレットをより高級によりグレードアップした商品として1975年に「ハイチュウ」が誕生しました。
発売当初は今のスティックタイプではなく、箱入りでの販売だったというのが意外でした。
粒は上下が白くて真ん中にフルーツ色のキャンディを挟んだ3層構造だったそうで、今のシンプルなスティック包装からは想像しにくい姿ですよね。
名前の由来はハイグレードなチューレット
「ハイチュウ」という商品名は、「チューレットをハイグレードにしたもの」に由来しています。
つまり「ハイ」は英語のhighから、「チュウ」はチューレットの略なんですね。
この命名の仕組み、知らない人がけっこう多いんじゃないかなと思います。
私も最初は擬音語か何かだと思い込んでいたので由来を知ったときは素直に「なるほど」と思いました。
一度姿を消した過去がある
ここが個人的にいちばん驚いたところなんですが、ハイチュウには一度販売を中止していた時期があるんです。この章ではその経緯を紹介します。
グリコ森永事件で販売休止に
1984年に発生した、いわゆるグリコ・森永事件の影響でハイチュウは一時的に販売を中止せざるを得なくなりました。菓子業界を揺るがした大きな事件で、森永製菓にとってはかなり厳しい時期だったはずです。
今のように長く愛される商品になるとは、当時は誰も想像していなかったかもしれません。
1986年にスティックタイプで再登場
そこから約2年後の1986年2月、現在おなじみのスティックタイプの新製品として再投入されました。
箱入りから個包装のスティック形式に変わったことで、持ち運びやすさが一気に上がったんじゃないかと思います。
ここでの改良がその後のロングセラー化を後押ししたと言えなくもないというか、個人的にはかなり大きな転機だったと見ています。あ
くまで自分の見立てですが、パッケージの利便性が売上に直結する菓子業界では、この形状変更のインパクトは相当だったはずです。
2025年に50周年を迎えたハイチュウ
歴史を踏まえたうえでハイチュウがどんな立ち位置にあるのかも見ておきましょう。
発売から50周年という節目
1975年の発売から数えて、2025年でハイチュウは50周年を迎えました。
半世紀にわたって形を変えながらも支持され続けているというのは、お菓子業界の中でもかなり珍しい部類に入ると思います。
50年前の子供が今では親になり、自分の子供にハイチュウを買い与えているというケースも普通にありそうですよね。
国内販売実績と海外での人気
50周年を迎えた2024年4月から2025年3月までの国内販売実績は、前年同期比110%だったと報告されています。
懐かしのお菓子というだけでなく、成長を続けている商品だということがわかりますね。
それに近年では日本の新定番みやげとして、海外でも人気を集めているそうです。
空港のお土産コーナーでハイチュウを見かけたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

種類の豊富さも魅力のひとつ
40周年を迎えた2015年時点でこれまでに生産されたフレーバーの種類は165種類にのぼるとされています。
定番のグレープやストロベリーから、地域限定やご当地フレーバーまで幅広く展開されていて、選ぶ楽しみがあるのもハイチュウの強みだと感じます。
ちなみに私が個人的に好きなのは期間限定で出ていた甘酸っぱい系のフレーバーで、見つけるたびについ買ってしまいます。
まとめ
ここまでの内容をざっと振り返っておきますね。
- ハイチュウの日は8月12日で、森永製菓が制定し2004年2月に日本記念日協会で認定された記念日
- 由来は「ハ(8)イ(1)チュウ(2)」の語呂合わせと、夏休みシーズンの需要を盛り上げる狙いの両方
- ハイチュウは1956年発売の森永チューレットを前身に、1975年に正式発売された
- 名前の由来は「チューレットをハイグレードにしたもの」から
- 1984年のグリコ森永事件で一時販売休止となり、1986年にスティックタイプで再登場した
- 2025年に発売50周年を迎え、国内外で今も人気が伸び続けている
8月12日が近づいてきたら、ぜひ普段とは違うフレーバーのハイチュウを手に取ってみてください。
半世紀の歴史を噛みしめながら食べるといつもより少し味わい深く感じられるかもしれません。
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