8月18日は糸ようじの日ですがこの記事を読めば由来や制定の背景、糸ようじという商品自体の知られざる歴史までしっかり分かります。
毎年何気なく過ごしている8月18日に、実は歯間清掃の大切さを伝える記念日が隠れていたなんて、ちょっと驚きですよね。
歯磨きはしているけど歯間ケアまでは手が回っていないという方にこそ読んでほしい内容です。
糸ようじの日とは
糸ようじの日がどんな記念日で誰が制定したのかを整理します。
小林製薬が制定した記念日
糸ようじの日は大阪府大阪市に本社を置く小林製薬株式会社が制定した記念日なんです。
同社の主力オーラルケア製品である「糸ようじ」が2017年に発売30周年を迎えたことを記念して、毎年8月18日を糸ようじの日とすることを決めたんですね。
糸ようじ自体は1987年11月に発売された歯間清掃具でそこから数えて30年という節目がひとつの大きな理由になっています。

日本記念日協会による認定
このタイミングで見逃せないのが一般社団法人日本記念日協会という団体の存在です。
糸ようじの日は2017年5月31日にこの協会で正式に認定されて、同年8月3日には大阪・北浜の大阪証券取引所ビルで登録証授与式まで開かれています。
授与式には小林製薬の小林章浩社長も出席していて、協会の代表理事からは日付の語呂合わせの完成度がかなり評価されたそうです。
企業が単発で「今日は〇〇の日」と言っているだけではなく第三者機関のお墨付きをもらった記念日というのがポイントですね。
8月18日になった由来
なぜよりによって8月18日なのか気になりませんか。ここではその語呂合わせの仕組みを解説します。
歯と歯の間に糸が通る語呂合わせ
由来はシンプルで8(は)と8(は)の間に1(いと)が通っているように見える、という語呂合わせから来ています。
数字を並べると「818」になって、これがそのまま8月18日という日付になっているわけです。
日本記念日協会の加瀬清志代表理事もこの日付の見事さについて登録審査会で満場一致で合格になったと語っていて、かなり評価が高かったみたいです。
個人的にはこういう語呂合わせって強引なものも多い印象があるんですが、糸ようじの日は歯と糸というモチーフがぴったり合っていて素直に感心してしまいました🦷
30周年というアニバーサリーも制定のきっかけ
ただ、日付の語呂合わせだけが理由ではなくて実は糸ようじ誕生30周年というアニバーサリーが制定のきっかけになった側面も大きいんです。
もし発売が違う年だったら、この記念日自体が生まれていなかった可能性もあるということですね。
日付の語呂合わせと商品の歴史、この二つがちょうど噴み合ったタイミングで記念日になったと考えるとなかなか運命的な感じもします。
糸ようじが生まれた歴史
ここからは記念日の土台になっている糸ようじそのものの誕生秘話について深く掘っていきます。
新幹線の車内で起きた衝撃の出会い
糸ようじ開発のきっかけは新幹線の車内での出来事だったそうです。
小林製薬の社員が外国人女性が人目を避けるようにしてデンタルフロスを使っている姿を見かけて、「一体あれは何だ」と衝撃を受けたことが始まりだったんですね。
当時の日本では歯科医院でデンタルフロスが推奨され始めてはいたものの、つまようじに慣れた日本人にとって細い糸タイプのフロスは使いづらく、一般的にはほとんど普及していない状況でした。
この一場面がなければ、そもそも糸ようじという商品が存在しなかったかもしれないと思うとけっこう感慨深いエピソードです。
数百種類の試作とモニターテスト
そこから小林製薬は国内外のデンタルフロス関連製品を集めて研究を開始し、使いやすさを追求した試作品を数百種類も作ったそうです。
モニターも当初は社内ボランティアの約50人でしたが、最終的には社員とその家族を含めて数百人規模になったといいます。
一方に弓型のフロスを張り、もう一方にはかぎ状にカーブしたつまようじをつけるという今の糸ようじの形にたどり着くまでには相当な試行錯誤があったみたいですね。
発売当初は苦情も多かった
発売直後からテレビCMを始めたものの、歯の間から食べかすが出てくる演出に対して
「汚い」
「不快だ」
「食事時に流さないでくれ」
といった苦情が多数寄せられて、広告を自粛したこともあったそうです。
それでも歯の健康が体全体の健康につながるという信念のもとで訴求を続けた結果、糸ようじは多くの人の生活に浸透して大ヒットしました。
2016年には売上16億円に達して、歯間清掃市場でNo.1になったという実績があります。
最初は理解されなかったものが30年でここまでの存在になったというのは、正直かなり意外な展開だなと感じました。

糸ようじの進化と種類
糸ようじは発売から今まで実はけっこう形を変えてきています。ここではその進化の道すじを紹介します。
1本の丸糸から200本、そして6本糸へ
発売から12年経った1999年、糸の本数を1本の丸い糸から、細い糸を200本並べた帯状の形に改良しました。
ただ細くしすぎたぶん耐久性が弱くなってしまい、同年10月には複数の細い繊維からなる糸を6本並べた形状に落ち着いています。
こうした改良の過程で「からめ取る」というキャッチコピーも生まれたそうで糸の本数ひとつにもかなりのこだわりが詰まっているんですね。
Y字型やこども用など今の製品ラインナップ
2017年4月には奥歯の歯間にも使いやすいように改良した「糸ようじY字型」が新発売されました。
現在の製品ラインナップには6本糸のスタンダードタイプに加えて、細くなめらかな4本糸の入りやすいタイプ、奥歯向けのY字型タイプ、子どもの小さな口向けのこども用があります。
用途や口の大きさに合わせて選べるようになっていて単純な歯間清掃具というより、けっこう細かく作り分けられた製品群という印象を受けます。
歯間清掃がなぜ重要なのか
記念日の裏側には歯間清掃を広めたいという願いがあります。ここでその理由を確認しておきましょう。
歯ブラシだけでは届かない場所がある
歯垢は歯ブラシによるブラッシングだけでは届きづらい歯間部や奥歯の裏側、歯周ポケット付近に多くできる傾向があるそうです。
放っておくと歯垢は石灰化して歯石になってしまい、日々のケアでは除去できなくなってしまうんですね。
虫歯や歯周病の原因にもなるので歯垢の段階で取り除くことが大事だと言われています。
歯ブラシとフロスの効果の差
実際のデータでは歯ブラシのみのケアでは歯垢除去率が全体の60%弱にとどまるのに対して、デンタルフロスを使うと86%まで上がり、歯間ブラシを併用すると95%にまで達するという結果が出ています。
この差は結構大きいですよね。
成人の約8割が歯周病を患っているとも言われていてもはや国民病と呼べる状態みたいです。
歯ブラシだけで満足していた方はこの数字を見るとちょっと不安になるかもしれません。
まとめ
糸ようじの日について由来から歴史までまとめてきました。最後に要点を整理しておきます。
- 糸ようじの日は8月18日、小林製薬が糸ようじ発売30周年を記念して制定した
- 日付の由来は歯(8)と歯(8)の間に糸(1)が通る語呂合わせから
- 2017年5月31日に日本記念日協会で認定され、同年8月に登録証授与式も行われた
- 糸ようじは新幹線内でのデンタルフロスとの出会いをきっかけに開発された
- 糸は1本→200本→6本と改良が重ねられ、今はY字型やこども用も展開している
- 歯ブラシだけでは歯垢の除去率が60%弱にとどまるので、歯間清掃の習慣がおすすめ
8月18日が来たらいつもの歯磨きにひと手間加えて、糸ようじやデンタルフロスを試してみるのもいいかもしれません。
歯間ケアを始めるきっかけの日として覚えておいて損はないと思います😊
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