8月29日が近づくとなんとなく気になってくる方も多いんじゃないでしょうか。
この記事を読めば焼きふぐの日がいつ誰によって作られたのか、そしてなぜこの日付になったのかがしっかりわかると思います。
ふぐって冬のイメージが強いですよね。
だからこそ「なんで8月なの?」と疑問に思う方、けっこう多いんじゃないかなと感じています。
そのあたりの理由も含めて丁寧に解説していきますね。
焼きふぐの日の基本情報
まずはこの記念日がどういうものなのか、ざっくり押さえておきましょう。
8月29日に制定された記念日
焼きふぐの日は8月29日に制定されている記念日です。
かつては一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されていたことがわかっていますが、2024年5月時点では同協会の認定記念日として確認できない状態になっているようです。
記念日協会自体が記念日の登録業務をすでに終了しているとの情報もあり、そのあたりが影響しているのかもしれません。
とはいえ、記念日として制定された経緯や由来自体は複数の情報源で一致して確認できるので、その点はしっかりお伝えできると思います。
制定したのは東京のふぐ料理店
焼きふぐの日を制定したのは東京都港区虎ノ門にある料理店「心・技・体うるふ」です。
この店は愛宕グリーンヒルズプラザ2階にあり、ふぐとすっぽんを中心に提供しているお店なんですね。
看板メニューである焼きふぐの美味しさをもっと多くの人に知ってもらいたいという思いから、この記念日を作ったとされています。
個人的には一つの料理店が自分たちの看板メニューのために独自の記念日を作るというのは、けっこう思い切った発想だなと感じました。
焼きふぐの日の由来と語呂合わせ
日付がどうして8月29日になったのか、その語呂合わせの仕組みを説明します。
やきふぐの語呂合わせが決め手
日付の由来は「や(8)きふ(2)ぐ(9)」という語呂合わせから来ているんです。
つまり8が「や」、2が「ふ」、9が「ぐ」と読めることを利用して、8月29日=焼きふぐという組み合わせを作ったわけですね。
日本の記念日にはこうした語呂合わせで日付を決めるパターンがすごく多いんですが、焼きふぐの日もその王道パターンを踏襲している感じですね。
同じ8月29日には焼肉の日もある
ちなみに8月29日は、全国焼肉協会が制定した「焼肉の日」でもあります。
こちらも「やきにく」の語呂合わせが由来になっているので、同じ日付の中に「焼く」系の記念日が重なっているのは、単純に語呂合わせのパターンが似通っているからだと考えられます。
ただ今回のテーマはあくまで焼きふぐの日なので深くは触れずにおきますね。
焼きふぐの日の制定背景と店舗の狙い
ここではなぜこの店がこの記念日を作ろうと思ったのか、その狙いについて掘り下げます。
看板メニューの魅力を広めたい思い
「心・技・体うるふ」が焼きふぐの日を制定した最大の目的は、看板メニューである焼きふぐの美味しさをより多くの人に知ってもらうことだったとされています。
同店の焼きふぐは、虎ふぐの身を塩ネギやにんにく、辛子味噌といった自家製のタレに和えて網焼きにする料理で、焼肉のような感覚で楽しめる新しいスタイルのふぐ料理だと紹介されています。
高たんぱくで低カロリーという特徴もあって健康を意識する客層からの支持を得ていたようです。
ふぐを焼いて食べるというスタイル自体、あまり一般的ではないので、ここに独自性を見出して記念日にまで発展させたという流れは、なかなか筋の通った戦略だなと思いました。
ふぐは冬の食材というイメージへの挑戦
ふぐといえば一般的には冬の味覚というイメージが強いですよね。
実際、同店のプレスリリースの中でも
「ふぐと言えば冬に食べるイメージですが」
という前置きがされていて、体調管理が必要な夏こそ焼きふぐをおすすめしたいという趣旨が語られていました。
つまりこの記念日はただの語呂合わせというだけでなく、ふぐの需要期を冬だけに限定せず、夏場にも広げたいという商業的な意図も含まれていたと考えられます。
8月という真夏のタイミングで記念日を設定したこと自体が、うした狙いを反映しているんじゃないかなと、自分としては感じています。
店名うるふの由来
少し余談になりますが店名の「うるふ」は元横綱・千代の富士(現・九重親方)の現役時代の愛称に由来しているそうです。
同店のメニュー監修を九重親方自身が行っていることから、この愛称がそのまま店名に採用されたとのことです。
相撲界の重鎮がふぐ料理店のメニューを監修しているというのは、けっこう意外な組み合わせだなと感じましたし、こうした背景を知ると記念日そのものへの興味も増しますよね。
制定1周年で行われた記念イベント
ここでは実際に焼きふぐの日にどんな取り組みが行われていたのかを紹介します。
特別価格での限定メニュー提供
焼きふぐの日制定から1周年を迎えた際には、「心・技・体うるふ」で記念イベントが実施されていました。
じょう身三種とあら身三種盛りという、通常価格3,700円のメニューを、2,980円という特別価格で提供したという記録が残っています。
じょう身は骨のない柔らかい身の部分でネギ塩やにんにく、辛子味噌の3種類の味わいで楽しめるものだったようです。
あら身は骨のある部分で、梅肉や醤油麹柚子、辛子味噌といった味付けで提供されていました。
こうした限定企画は8日間限定で「あら身」各種を829円で提供するという別の企画も行われていたようで、価格設定にも829という語呂合わせをしっかり反映させているあたり、こだわりを感じますね。

記念日を通じた集客の工夫
飲食店が独自の記念日を制定して集客につなげる手法自体は業界の中では珍しくないアプローチだと思います。
ただ、焼きふぐの日のように、語呂合わせと看板メニューがぴったり一致しているケースは、わりと成功しやすいパターンなんじゃないかなと個人的には感じます。
実際にプレスリリースが出された際には、8月29日限定で17:30から23:00まで提供という時間帯まで細かく設定されていて、単発の話題作りだけでなく、しっかりと来店を促す仕組みとして機能させていたことがうかがえます。
まとめ
焼きふぐの日について由来や背景を整理してきました。
最後にポイントをまとめておきますね。
- 焼きふぐの日は8月29日に制定された記念日で、日付は「や(8)きふ(2)ぐ(9)」の語呂合わせに由来する
- 制定したのは東京都港区虎ノ門のふぐ・すっぽん料理店「心・技・体うるふ」
- かつて日本記念日協会に認定登録されていたが、2024年5月時点では同協会の認定記念日として確認できない状態
- 制定の目的は、看板メニューである焼きふぐの美味しさを多くの人に知ってもらうことと、ふぐの需要期を夏にも広げること
- 店名うるふは元横綱千代の富士(現九重親方)の愛称に由来し、同店のメニュー監修を親方が担っている
- 制定1周年記念では、通常3,700円のメニューを2,980円で提供する記念イベントが実施された
8月29日に焼きふぐの日があると知ったら、なんとなく普段と違うふぐの楽しみ方を試してみたくなりませんか。
夏場のふぐという、意外性のある組み合わせを楽しむきっかけにしてみるのもいいかもしれません。

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