9月1日が「モンモリロナイトの日」だということ、ご存知でしたか?
この記事を読めばモンモリロナイトの日がいつどんな理由で生まれたのか、そして語呂合わせに込められた意味から鉱物としての歴史まで、まるっと理解できると思います。
「化粧品のクレイってよく聞くけど、モンモリロナイトって結局なんなの」
とモヤモヤしていた方にはきっとすっきりしていただける内容になっているはずです。
モンモリロナイトの日はどんな記念日なのか
まずはこの記念日がどんな性質のものなのか、基本情報から押さえていきますね。誰が何のために制定したのかを知ると、9月1日という日付の重みがぐっと分かりやすくなると思います。
制定した企業と日付の意味
モンモリロナイトの日は国産クレイであるモンモリロナイトを基材にしたスキンケアやボディケア商品を製造販売する株式会社粘土科学研究所が制定した記念日です。
同社は東京都江戸川区東葛西に本社を置いていて、モンモリロナイトを主材にした商品づくりを長年続けてきた会社なんですね。
日付が9月1日になった理由は、実はかなりシンプルでして「ク(9)レ(0)イ(1)」という語呂合わせなんです。
クレイは英語で粘土という意味なので、数字の語感をそのまま粘土の呼び名に当てはめた形になります。
日本記念日協会による認定
この記念日は2021年、令和3年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定、登録されました。
個人的には化粧品業界のニッチな素材がきちんと公的な記念日として登録されているのが、けっこう意外な発見だなと思いました。
目的としては同社のすべての製品に配合されているモンモリロナイトの魅力を、より多くの人に知ってもらうことにあるようです。
「ク(9)レ(0)イ(1)」の語呂合わせに込められた由来
このセクションでは日付選定の背景をもう少し深掘りしてみます。
なぜクレイという言葉が選ばれたのか
クレイとはそもそも粘土を指す英語表現でして、モンモリロナイトはその粘土鉱物の一種にあたります。
数ある粘土鉱物のなかでも最も粒子が小さい結晶体とされていて超微粒子の大きさはおよそ2ナノメートルほどしかないんだそうです。
この極小の粒子構造こそがモンモリロナイトが持つ吸着力やなめらかな使用感の理由になっているんですね。
語呂合わせに頼った記念日制定の狙い
日本の記念日にはこうした語呂合わせによるものがかなり多くて、9月1日だけでも「Myハミガキの日」や「あずきの日」など複数の記念日が同居しています。
ただしそのなかでモンモリロナイトの日は素材そのものの英語名から着想を得ている点が独特でして、企業の専門性を語呂合わせに落とし込んだ好例と言えそうです。
モンモリロナイトという名前が生まれた歴史
ここからは記念日の由来ではなくモンモリロナイトという鉱物名そのものの成り立ちを見ていきます。
日付の語呂とは別に名前の起源を知っておくと理解がさらに深まると思います。
フランス・モンモリヨンでの発見
モンモリロナイトの名前は産地のひとつであるフランスのヴィエンヌ県にある町モンモリヨン、フランス語でMontmorillonに由来しています。
1847年、フランスの科学者ダムールとサルヴタが、モンモリヨン近郊のマンガン鉱山で見つかった粘土質の鉱物を分析し、この名前を提唱しました。
アメリカ地質調査所の報告書にもモンモリヨン産の粘土がダムールとサルヴタによって記載されたことが明記されています。
海外の資料でも1847年という発見年はほぼ一致していて比較的信頼度の高い情報だと感じました。
参考:https://pubs.usgs.gov/pp/0205b/report.pdf
世界共通の鉱物名として定着するまで
その後、この名称は世界共通の鉱物名として広く使われるようになりました。
似た粘土鉱物にベントナイトがありますが、これはアメリカのワイオミング州で産出したものに付けられた名称で、主成分がモンモリロナイトである点は共通しています。
ちなみに正式な鉱物名として学術的に確定したのは1892年とされていて、発見から命名、確立までに数十年の時間がかかっていることが分かりますね。
モンモリロナイトが生まれるまでの気の遠くなる年月
記念日の対象であるモンモリロナイトそのものがどうやって自然の中で作られるのかを見ていきます。数字を知ると素材への見方がちょっと変わるかもしれません。
火山灰が粘土になるまでのプロセス
モンモリロナイトの元になるのは火山の噴火によって海底に積もった火山灰なんです。
この火山灰が動かないけれど少しだけ動くという半閉鎖状態で長期間とどまることで、ゆっくり研磨されて角の取れたなめらかな粒子に変化していきます。
粘土科学研究所の解説によるとこの過程には約6000万年、資料によっては6500万年以上という長大な時間が必要だとされています。
数千万年という単位、正直なところ普段の生活ではまったく実感が湧かない長さですよね。
マグマ活動による熱水効果で数十度ほどの穏やかな温度に長くさらされることも、モンモリロナイトの特性を生み出す条件のひとつだそうです。
日本国内の産地について
日本では新潟県や山形県、群馬県などで良質なモンモリロナイトが産出されています。
海外由来のイメージが強い素材かもしれませんが、実は国産のものがしっかり存在していて、粘土科学研究所もこの国産モンモリロナイトにこだわって製品開発を行っているようです。
記念日を制定した粘土科学研究所という会社
ここでは記念日の主役ともいえる企業自体に焦点を当ててみます。どんな歩みを経て今の事業に至ったのか、経緯を追うことで記念日への理解もより立体的になると思います。
1965年の研究開始から40年以上の歴史へ
同社の歩みは意外と古くて創業者の手塚熙氏が1965年にモンモリロナイトの応用研究を始めたことがルーツになっています。
1979年に前身となるゲラン開発研究所が設立され、1984年に株式会社粘土科学研究所へと商号変更されました。
1986年には初のスキンケア商品となる「スキンダイエット」シリーズが開発され、翌1987年に現在の本社所在地である東京都江戸川区東葛西へ移転しています。
前身を含めるとおよそ50年、法人としての創業からも40年以上という歴史を持つ会社なんですね。
製造現場のこだわりと最近の取り組み
製造タンクの容量はわずか60キロほどで大規模工場のような500キロや1トン単位のタンクとは対照的な小規模体制をとっているそうです。
理由は、モンモリロナイトが温度や湿度、採れた時期によって少しずつ表情を変えてしまうため、人の目で確認しながら製造する必要があるからだと説明されていました。
この徹底ぶり、正直かなり丁寧な仕事ぶりだなと感心してしまいました。
2013年からは自社ブランドKURUMUの販売もスタートし、2025年には40種類のクレイ製品リストを初めて一般公開するなど、OEM支援にも力を入れているようです。
まとめ
モンモリロナイトの日について由来から歴史まで振り返ってみました。最後に要点を整理しておきますね。
- モンモリロナイトの日は9月1日で、株式会社粘土科学研究所が制定した記念日
- 日付の由来は「ク(9)レ(0)イ(1)」という語呂合わせ
- 2021年に一般社団法人日本記念日協会が正式に認定、登録
- モンモリロナイトという名前は1847年、フランスのモンモリヨンでの発見に由来
- 火山灰が約6000万年という長大な年月をかけて変化して生まれる天然クレイ
- 新潟や山形、群馬など日本国内でも良質なものが産出される
- 制定企業の粘土科学研究所は1965年の研究開始から数えて半世紀以上の歩みを持つ
来年の9月1日を迎えるときにはこういった背景を思い出しながら過ごしてみるのも、なかなか良い機会かもしれませんね🌱
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