9月3日は「グミの日」と呼ばれる記念日であの噛みごたえのあるお菓子グミの魅力を広めるために制定された日なんです。
この記事を読めばグミの日がいつどんな理由で生まれたのか、そしてグミそのものの歴史まで、ぐっと詳しくなれると思います。
毎年カレンダーで見かけるけど実はちゃんとした由来を知らないという方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
私も最初は語呂合わせくらいしか知らなかったので、調べてみたら意外と奥が深くて驚きました。
グミの日とは9月3日に制定された記念日です
まずグミの日がどんな記念日なのか基本の部分からお伝えしますね。
ひとことで言うと、日付の語呂合わせから生まれた菓子業界発の記念日ということになります。
制定した企業と語呂合わせの由来
グミの日を制定したのは大阪府大阪市中央区に本社を置くUHA味覚糖株式会社です。
シゲキックスやぷっちょグミといった商品を作っているメーカーさんですね。
日付の由来はシンプルで、9を「グ」、3を「ミ」と読む語呂合わせなんです。
「グ(9)ミ(3)」と並べるとたしかにグミって読めますよね。
こういう語呂合わせの記念日って日本には本当にたくさんありますけど、グミの日はその中でも定着してきた部類だと思います。
日本記念日協会への登録について
グミの日は平成19年、つまり2007年にUHA味覚糖が制定したものですが、その後一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定と登録がされています。
単に企業が勝手に言っているだけの日ではなく、きちんと第三者機関を通した記念日という位置づけなんですね。
この点は他のお菓子系記念日と比べてもわりとしっかりした手続きを踏んでいる印象です。
グミの日が生まれた背景にはどんな思いがあったのか
制定の経緯を知るとただの語呂合わせだけじゃない部分が見えてきます。ここではUHA味覚糖がこの日に込めた意図を掘り下げます。
なぜUHA味覚糖はこの日を作ったのか
制定の目的について公式には世界中で親しまれているグミというお菓子の美味しさや素晴らしさを、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いが込められていると説明されています。
当時のグミは今ほど市場が大きくなかったこともあり、業界を盛り上げたいという狙いがあったのだろうと考えられます。
もちろんこれは公式発表からの推測混じりの部分もあるので企業の内部事情まで詳しく分かっているわけではないんですが。
市場活性化というもうひとつの目的
グミの日の制定はグミ市場の活性化にも大きく貢献していると紹介されています。
この日を中心に「グミを噛んで元気生活」といったキャンペーンが毎年行われていて、業界全体でグミを盛り上げる流れができているんです。
ちなみに9月3日というタイミングは夏の終わりで残暑がまだ厳しい時期でもあります。
ひんやりとした食感が楽しめるお菓子として、季節的にもちょうどいいタイミングを選んだのかもしれませんね。
あくまで自分の見立てですが。
グミそのものの歴史はドイツから始まりました
グミの日を語るうえで欠かせないのがグミというお菓子自体のルーツです。
ここを知ると記念日の重みがぐっと増すと思います。
1922年にハリボー社が発売したゴールドベア
グミは果汁などをゼラチンで固めたドイツ発祥のお菓子です。
世界で最初に販売されたグミとされているのが、1922年にドイツのハリボー社が発売したクマ型のグミ、通称ゴールドベアなんです。
かわいらしい熊の形をしたこのグミは「グミベア」とも呼ばれていて、発売から100年以上経った今でも世界的に親しまれているというのが個人的にすごいなと思うポイントです。
ちなみにハリボーは現在も世界最大のグミ製造会社として知られています。
虫歯予防という意外な誕生理由
グミが生まれた理由、実はただのお菓子作りの発想じゃないんです。
当時のドイツでは硬い食べ物を噛む機会が減ったことで歯の病気にかかる子どもが増えていて、これが社会問題になっていました。
そこで硬いお菓子を作ることで子どもの噛む力を鍛えて、歯の病気を防ごうという目的でグミが考案されたそうです。
お菓子なのに歯の健康を守るために作られたなんて、なんだか矛盾しているようで面白いですよね。
名称の由来もドイツ語でゴムを意味する「Gummi」から来ていて、噛みごたえのある食感をそのまま言葉にしたような名前なんです。
日本におけるグミの歴史も見逃せません
海外で生まれたグミがどうやって日本に根付いていったのか。
この流れを知るとグミの日が今のような盛り上がりを見せている理由も納得できます。
1980年に明治が発売したコーラアップが日本初
日本で初めてグミが発売されたのは1980年、昭和55年のことで、当時の明治製菓が発売した「コーラアップ」が始まりです。
海外視察でグミに出会った開発担当者が日本人向けの柔らかい弾力性と歯切れの良い食感に改良して生み出した商品だったそうです。
コーラ瓶の形をしたグミで味もコーラ味というインパクトのあるものでした。
当時はトレイに敷かれたグミを指で押し出す形でオブラートに包まれていたというのも、今のグミとはずいぶん見た目が違っていて面白いなと感じます。
1988年の果汁グミが市場拡大のきっかけに
コーラアップの発売後は品切れが発生するほどの反響があったそうですが、本当の意味で市場が広がったのは1988年、昭和63年に明治製菓が発売した「果汁グミ」がヒットしてからだと言われています。
女子中高生を中心に人気を集め、これをきっかけにさまざまなメーカーがグミ市場に参入していったんですね。
今のグミ売り場のにぎわいを見るとこの頃からの積み重ねなんだなと感慨深いものがあります。
グミの日を支える日本グミ協会とGUMMITの取り組み
グミの日が今のように大きな盛り上がりを見せている裏には実は民間発の団体の存在が関わっています。
ここは意外と知られていない部分だと思うので少し深掘りしますね。
SNSでの遊びから始まった同人活動
「日本グミ協会」という団体をご存じでしょうか。
名誉会長を務める武者慶佑さんへのインタビューによると、この団体はもともと武者さん個人がSNSで遊びとして始めたものだったそうです。
コロナ禍前にはオフ会のような形で「冷やしグミパ」「グミスマス」といったリアルイベントも開催していたとのこと。
グミの日についても7年ほど前からSNSで発信を続けていて、そこにメーカーや小売業者が加わるようになり、今では「グミの日を日本に根付かせよう」というムーブメントにまで育ったそうです。
個人の遊び心から始まったものがここまで大きな企画になるって、なかなかないことだなと思いました。
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メーカーの垣根を超えたGUMMITという共同体
グミの日の企画を支えているもうひとつの存在が「GUMMIT」という団体です。
これはお菓子メーカーと日本グミ協会が手を組んで結成したもので、月に1回ほどメーカーのマーケティング担当者が集まり、グミの日の企画を相談しているそうです。
武者さんいわく、本来グミの日はUHA味覚糖単独のものだったため、他社としては参加しにくい面があったのだとか。
そこに日本グミ協会が同人として関わり始めたことで、一気に「みんなのグミの日」へと変わっていったというエピソードが印象深かったです。
競合同士が手を組んで市場全体を盛り上げるというのはお菓子業界の中でもかなり珍しい取り組みだと言えそうです。
グミの日はどんなふうに祝われているのか
実際のグミの日がどんな一日になっているのかをご紹介します。ただのカレンダー上の記念日で終わらないところが、この日の面白さだと思います。
恒例になっているプレゼント企画
グミの日には毎年さまざまなキャンペーンが展開されていて、その代表格が抽選でグミ93個をプレゼントする企画です。
2022年には9月3日が土曜日だったこともあり、朝9時3分を皮切りに1日中オンラインで企画が実施されたそうです。
2017年のGUMMITキャンペーン開始以来、この93個プレゼント企画は継続して行われている人気企画になっています。
数字の語呂合わせを最後までこだわり抜いている感じが、なんだか徹底していて好きなポイントです。
SNSでの盛り上がりと「グミニケーション」
グミの日にはSNS上でも「#グミの日」のハッシュタグとともに、たくさんの投稿で盛り上がりを見せます。
日本グミ協会ではグミを通じて人と人がつながることを「グミニケーション」と呼んでいて、これが今回の記念日を象徴する言葉のひとつになっているようです。
普通ならお菓子を食べて終わるところをこうやって人とのつながりに発展させているのは、なんというか、お菓子の枠を超えた活動だなと感じます🍬
まとめ
グミの日について由来から歴史まで振り返ってきました。
最後にポイントを整理しておきますね。
- グミの日は9月3日で「グ(9)ミ(3)」の語呂合わせから2007年にUHA味覚糖株式会社が制定した記念日である
- 日本記念日協会にも正式に認定登録されている
- グミ自体は1922年にドイツのハリボー社が発売したゴールドベアが起源とされ、子どもの噛む力を鍛え歯の病気を防ぐ目的で生まれた
- 日本初のグミは1980年に明治製菓が発売したコーラアップで、1988年の果汁グミのヒットで市場が大きく広がった
- 日本グミ協会やGUMMITといった民間団体がメーカーの垣根を超えてグミの日を盛り上げている
こうして振り返ってみるとグミの日は語呂合わせだけの軽い記念日じゃなくて、菓子メーカーやファンコミュニティの思いが積み重なって育ってきた日なんだなと感じます。
9月3日は由来を思い出しながらグミを味わってみてはいかがでしょうか。
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