9月8日は「休養の日」です。
この記事を読めば休養の日がいつどんな理由で生まれたのか、そして休養そのものの正しい意味まで、まとめてわかりますよ。
「なんとなく疲れが取れない」
「休んでも休んだ気がしない」
なんてモヤモヤを抱えている人にこそ、じっくり読んでほしい内容です。
9月8日は「休養の日」ってどんな記念日?
まずは休養の日の基本情報からお伝えしますね。誰が何のために制定したのか、ここを押さえておくと後の話がぐっと理解しやすくなります。
制定した団体と目的
休養の日は一般社団法人日本リカバリー協会が制定した記念日です。
協会が掲げているのは「積極的な休養イコールリカバリー」という考え方を広めること。
単に体を休ませるだけでなく、睡眠や生活習慣を見直しながら心身の回復を図る取り組みを社会全体に浸透させたいという思いが込められているんですね。
日本記念日協会にもきちんと認定、登録されている正式な記念日です。
語呂合わせから生まれた日付
日付が9月8日になったのは「休(9)養(8)」と読む語呂合わせから。
シンプルですが覚えやすくてすっと頭に入ってきますよね。
ちなみに制定の時期については2016年4月という記述も見られ、休養についての認知向上を目指す活動の一環として位置づけられているようです。
休養の日の由来をもう少し深掘りしてみる
語呂合わせだけが由来のすべてではありません。
なぜこの記念日が必要とされたのかその背景を掘り下げていきますね。
日本リカバリー協会という組織の成り立ち
日本リカバリー協会は2015年に設立された団体です。
代表理事を務める片野秀樹博士(医学)によると設立当初は理事として関わり、2019年から代表理事として本格的に活動を始めたとのことです。
協会の会長は神戸大学大学院で特命教授を務める渡辺恭良氏、副会長は同じく神戸大学の水野敬氏が務めています。
医学や疲労科学の専門家が中心となって運営されている団体なんですね。
なぜ「休養」に注目したのか
片野博士は自身のインタビューで世界初のリカバリーウェアを開発した企業の立ち上げメンバーとして、休養そのものの定義があいまいなことに気づいたと振り返っています。
「そもそも休養とは何なのか、はっきりしていないことに気づいた」
という発言からも、休養についての知識を体系立てて広める必要性を強く感じていたことがうかがえます。
この問題意識こそが休養の日という記念日を生み出す土台になったのかなと、個人的には感じています。

「休養」の本当の意味とは?厚生労働省の定義から考える
休養という言葉、なんとなく「寝ること」だと思っていませんか?実はもっと奥深い意味があるんです。
「休む」と「養う」の二つの側面
厚生労働省の健康日本21では、休養には二つの側面があるとされています。
一つは「休む」こと。
仕事や活動で生じた心身の疲労を回復し、元の活力ある状態に戻す働きを指します。
もう一つは「養う」こと。
明日に向かって英気を養い、身体的、精神的、社会的な健康能力を高める働きのことです。
この二つがそろって初めて本当の意味での休養になるという考え方ですね。
睡眠だけでは休養にならない理由
意外かもしれませんが休養イコール睡眠ではありません。
片野博士は「睡眠にフォーカスが当てられすぎている」と指摘していて、週末に寝だめをすると逆に月曜の朝に社会的時差ぼけのような状態になってしまうこともあると説明しています。
これはけっこう見落としがちなポイントだと思います。
しっかり寝ているはずなのに、なぜか月曜がつらい。
そんな経験がある人は休養の取り方そのものを見直すタイミングかもしれません。
積極的休養(アクティブレスト)という考え方
ここからは休養の日が普及させようとしている「積極的休養」の中身について、もう少し具体的にお話ししますね。
レストとリカバリーは別物
片野博士の言葉を借りると休養の本質は単なる「レスト」ではなく「リカバリー」、つまり次の活動に向けた回復にあるとされています。
日本リカバリー協会が定義するリカバリーとは
「心身の活動能力の減退した機能を回復し、休養をもって生理的、心理的資本である活力を蓄えて次に備えること」
だそうです。
休むこと自体が目的ではなく次に動くための準備という位置づけなんですね。
休養の7タイプという分類
片野博士が著書で提唱しているのが休養を7タイプに分ける考え方です。
生理的休養として休息タイプ、運動タイプ、栄養タイプの3つ。
心理的休養として親交タイプ、娯楽タイプ、造形想像タイプの3つ。
そして社会的休養として転換タイプが1つ。
合計7タイプになります。
ちなみに体を動かして血流を促す「運動タイプ」は、スポーツ科学でいうアクティブレストにあたり、じっと安静にする「休息タイプ」はパッシブレストと呼ばれています。
自分がどのタイプの休養を後回しにしているか、一度チェックしてみるのも面白いと思います。
休養の日にまつわる取り組み
休養の日は毎年アップデートされている記念日でもあります。
休養ガイドという啓発キャンペーン
2025年の休養の日には「休養ガイド2025」という啓発キャンペーンが実施されました。
休養や抗疲労に関する15のトピックスをまとめた「リカバリー行動トレンド2025」の発表や、SNS上での「人に薦めたいあなたの休養」という投稿企画が展開されています。
参画企業として株式会社ベネクス、アサヒ飲料株式会社、味の素株式会社の名前も挙がっていて、企業単位でも休養の重要性への関心が高まっていることがわかりますね。
こうした民間企業との連携は正直なところ思った以上に規模が大きくて驚きました。

記念日を通じて広めたいメッセージ
一連の取り組みに共通しているのは休養をただの個人の習慣にとどめず、社会全体のリテラシーとして底上げしようとする姿勢です。
片野博士は現代人の約8割が疲れを感じていると調査結果に触れつつ、休養に関する教育の機会が運動や栄養に比べて圧倒的に少ないことを課題として挙げています。
休養の日という一日をきっかけに自分自身の休み方を棚卸ししてみるのも悪くないんじゃないかなと思います。
まとめ
この記事のポイントを整理しておきますね。
- 9月8日の休養の日は一般社団法人日本リカバリー協会が制定した記念日
- 日付の由来は「休(9)養(8)」の語呂合わせで、日本記念日協会にも認定登録されている
- 休養には厚生労働省の健康日本21で定義される「休む」と「養う」の二つの側面がある
- 休養の本質は単なる休息ではなく次の活動に向けた回復、つまりリカバリーという考え方
- 休養は7タイプに分類でき、睡眠以外にも運動タイプや親交タイプなどさまざまなアプローチがある
- 2025年には企業とも連携した「休養ガイド2025」というキャンペーンが実施された
9月8日をきっかけに自分に合った休養のスタイルを見つけてみてくださいね😊
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