自動車中古部品の日とは?由来や歴史を解説【9月28日】

  • URLをコピーしました!

自動車中古部品の日は9月28日に制定された記念日で廃車や事故車から取り出した使える部品を修理に活用することで、リサイクルとCO2削減を進めようという想いが込められています。

車の修理費用に悩んでいる方や環境に配慮した選択をしたいと考えている方にとって、この記念日を知っておくことはけっこう役立つはずです。

この記事では自動車中古部品の日が生まれた背景や語呂合わせの由来、制定した会社の歴史、そして中古部品を取り巻く業界の実情まで、じっくり掘り下げていきますね。

目次

自動車中古部品の日とはどんな記念日なのか

ここでは自動車中古部品の日がいつ、どんな意味で作られた記念日なのかをまとめます。

9月28日という日付に込められた語呂合わせ

自動車中古部品の日は9月28日です。

日付の由来は「車=くるま(9)」「中古=ちゅうこ(2)」「部品=パーツ(8)」という語呂合わせからきています。

数字を読み替えるだけでこんなにしっくりくる語呂ができるとは、正直ちょっと感心してしまいました。

9月2日でも9月8日でもなく、3つの言葉をぎゅっと1日にまとめた28という並びに落とし込んだところが、なかなか工夫されているなと感じます。

この記念日は一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定、登録されています。

単に誰かが思いついた語呂合わせというだけでなく、協会の審査を経て公式な記念日として認められているという点は、けっこう重みがあるポイントだと思います。

記念日が目指している目的

自動車中古部品の日の目的は廃車や事故車などすでに使われなくなった車から取り出した部品を、車の修理の際に活用することでリサイクルとCO2の削減を図り、地球環境の保全と中古部品そのものの認知度を広めることにあります。

新品の部品を作るには当然ながら資源とエネルギーが必要になりますが、まだ使える部品を廃棄せずに再利用すれば、その分の環境負荷を抑えられますよね。

修理を頼む側としては「中古部品って大丈夫なの?」という不安を持つ人も少なくないと思うのですが、この記念日はそうした認知度の低さそのものを解消しようという狙いも込められているんです。

自動車中古部品の日を制定したのは株式会社ナプロアース

ここを読むとこの記念日を作った会社がどんな歩みをたどってきたのかがわかります。

ナプロアースという会社の成り立ち

自動車中古部品の日を制定したのは福島県伊達市に本社を構える株式会社ナプロアースです。

もともとは1996年1月に代表の池本篤氏を含む2名の若者が福島県原町市で立ち上げた小さな会社で、当初の社名は有限会社ナプロフクシマでした。

スタート時はエンジンオイルや中古タイヤ、アルミホイールの販売が事業の中心だったそうです。

業績が伸び悩んで会社の存続が危ぶまれた時期に、廃車パーツの販売に事業の軸を移したという経緯があると知って、正直かなり驚きました。

当時、同業他社はリサイクルできそうな部品だけを引き取るのが一般的だったのに対し、ナプロアースは廃車をすべて引き受ける方針に踏み切ったといわれています。

この判断が業界の慣習から外れていたぶん、リスクも大きかったはずです。

それでも結果的に事業を大きく広げる転換点になったというのは、あくまで公開されている企業情報からの理解ですが、ちょっとした逆転劇のように感じられますね。

2011年の東日本大震災では福島第一原子力発電所の事故によって浪江町の本社が在庫とともに大きな影響を受け、伊達市梁川町へ移転することになりました。

それでも残った社員と新しく加わった社員の手で会社を立て直したというのが、同社が7月26日を「ナプロアースの日」と定めている理由でもあります。

同じ会社が制定した3つの記念日の関係

ナプロアースは自動車中古部品の日のほかにも、7月26日の「ナプロアースの日」、8月14日の「廃車リサイクルの日」という記念日を制定していて、いずれも日本記念日協会に登録されています。

8月14日は「は(8)い(1)しゃ(4)」という語呂合わせで、廃車をゴミではなく資源として買い取ることで商品価値を生み出す「もったいないからもったいあるへ」という同社の考え方を広めることが目的だそうです。

3つの記念日はそれぞれ会社の節目や事業の柱を表していて9月28日の自動車中古部品の日はその中でも中古部品の存在そのものにフォーカスした記念日という位置づけになっています。

中古部品リサイクルが担っている環境面での役割

ここでは中古部品の再利用が実際にどれくらい環境負荷の軽減につながっているのかを数字で見ていきます。

廃車の量と再利用できる部品の割合

日本国内では毎年およそ300万台、重量にしておよそ300万トンの自動車が廃棄されているといわれています。

日本全体の廃棄物量が約7000万トンとされているので、廃車はそのうちの4パーセント強を占める計算になります。

この数字だけを見るとそこまで大きな割合には感じられないかもしれませんが、1台の車には数万点もの部品が使われているわけですから、再利用できるパーツの絶対量としてはかなりのボリュームになるはずです。

まだ使える部品を捨てずに次の車で活かす仕組みが機能しているかどうかで、資源の使い方は大きく変わってくると思います。

リユース部品とリビルト部品の違い

中古部品といっても実は種類が分かれているんです。

環境省がまとめている資料によるとリユース部品というのは使用済みの自動車から取り外した部品を清掃や洗浄、目視や現車確認、テスターによる点検を行って商品化したもので、リビルト部品は取り外した部品や交換部品をもとに、劣化した内部の構成部品を新品に交換して再組み立てし、品質確認を行ったうえで独自の保証をつけて販売するものだと定義されています。

同じ「中古部品」という言葉でくくられがちですが手を加える度合いも保証の有無もけっこう違うんですよね。

修理を依頼する際にどちらの部品が使われているのか確認するというのも実は大事な視点なのかもしれません。

参考:https://www.env.go.jp/recycle/car/pdfs/h24_report02_ref01.pdf

日本自動車リサイクル部品協議会が果たしている役割

ここを読むと業界全体でリサイクル部品の普及にどう取り組んでいるのかが見えてきます。

協議会の歴史と現在の規模

自動車の補修用リユース部品やリビルト部品の流通に携わる業者団体の連合組織として、一般社団法人日本自動車リサイクル部品協議会があります。

この協議会は1995年11月に日本自動車リサイクル部品販売団体協議会として発足し、当初は10団体344社という規模だったそうです。

2026年1月には設立30周年を記念する式典が開かれ、現在は加盟団体数が13団体、参加企業は510社まで拡大していると報告されています。

30年という期間でここまで組織が大きくなったのは中古部品を安心して使ってもらうための仕組みづくりを地道に積み重ねてきた結果なんだろうなと、勝手ながら想像しています。

CO2削減という具体的な成果

協議会が公表しているデータによると2026年5月単月のCO2削減効果は13,729トン、2026年1月からの累計では61,575トンにのぼるとされています。

これだけの量が実際に削減されているとなると、中古部品の活用は環境対策として決して小さな取り組みではないと言えそうです。

加盟企業を対象にした市場規模調査も毎年実施されていて、令和7年の調査では427社に依頼し254社から回答を得ています(回答率59パーセント)。

地道なデータ収集を続けている点も業界としての信頼性を積み上げる意味で大切な活動だと感じます。

自動車中古部品の日から考えたい修理の選択肢

ここではこの記念日をきっかけに私たちが実際にできることを整理します。

中古部品を選ぶという発想を知っておく価値

車の修理となると多くの人はまず新品の部品を思い浮かべると思います。

ただ、事故で傷んだ部分の部品交換であれば、状態のいいリユース部品やリビルト部品を選ぶという方法もあるわけです。

費用を抑えられる可能性がありますし、資源を有効に使うという意味でも意味のある選択肢になり得ます。

車に詳しいわけではないのですが、こうした選択肢が存在すること自体を知らない人はまだ多いんじゃないかなという気がしています。

記念日をきっかけに環境への意識を少し向けてみる

正直なところ、記念日ひとつで世の中がすぐに変わるわけではありません。

とはいえ、9月28日という具体的な日付があることで、年に一度は自動車リサイクルについて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

廃車という言葉には「終わり」のイメージがついてまわりますが、そこから取り出された部品が別の車の修理に使われて第二の役割を果たしているという事実は、けっこう温かみのある話だなと個人的には感じています。

まとめ

自動車中古部品の日について由来から業界の実態まで整理してきました。

ポイントを振り返っておきますね。

  • 9月28日は「くるま(9)ちゅうこ(2)パーツ(8)」の語呂合わせから生まれた記念日で、日本記念日協会に登録されている
  • 福島県伊達市の株式会社ナプロアースが制定し、廃車や事故車の部品をリサイクルすることで環境保全とCO2削減、中古部品の認知度向上を目指している
  • 国内では年間およそ300万台の車が廃棄されており、そこから取り出せる部品の量は決して少なくない
  • 中古部品にはリユース部品とリビルト部品という2つの種類があり、点検や保証の内容が異なる
  • 日本自動車リサイクル部品協議会は1995年の発足から30年を経て13団体510社の規模に成長し、月ごとに1万トン超のCO2削減効果を実績として公表している

車の修理を検討するタイミングがあれば中古部品という選択肢を一度思い出してみてもいいかもしれません。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


目次