ロールキャベツの日とは?由来や歴史を解説【10月4日】

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ロールキャベツの日は10月4日です

1893年(明治26年)のこの日に、新聞の献立欄で「キャベーヂ巻き」が日本で初めて紹介されたことにちなんでいます。

この記事を読めば記念日ができた経緯と名前の由来、料理のルーツ、日本の食卓に根づくまでの流れがまとめてわかります。

「なんで10月4日なの?」
「誰が決めた記念日?」
「ロールキャベツって、そもそもどこの国の料理?」。

そんな疑問がふっと浮かんだ方も多いのではないでしょうか。

私も最初はただ「寒くなってきたから煮込み料理の季節だし、10月なのかな」くらいに思っていました。

ところが調べてみるとちゃんと日付に根拠があったんです。

目次

ロールキャベツの日(10月4日)の基本情報

ここでは記念日の名前や日付、制定した人たちといった基本事項を整理します。読み終えると、記念日の全体像がひと目でつかめます。

制定したのはヤマガタ食品とダイマル

制定者は静岡県に本社を置くヤマガタ食品株式会社と、有限会社ダイマルです。

冷凍ロールキャベツの製造や販売を手がける会社として知られています。

ヤマガタ食品の本社は静岡県沼津市とされています。

自社の商品でもある料理を「もっと多くの人においしく食べてほしい」という思いが、制定の目的だそうです。

ロールキャベツ一筋で取り組んでいる会社だからこそ、記念日にも熱がこもるのだなと感じました。

日本記念日協会が2020年に認定

記念日として認定・登録したのは一般社団法人の日本記念日協会です。

認定されたのは2020年(令和2年)でした。

ロールキャベツ自体は昔から親しまれてきた料理ですが、「ロールキャベツの日」は2020年生まれ。

2026年の今年でまだ6回目の10月4日にあたります。

長い歴史を持つ料理に、わりと最近になって記念日が加わったというわけです。

記念日の目的は「改めて考えてお祝いすること」

ヤマガタ食品は公式ページで10月4日を「ロールキャベツを改めて皆さんと考え、お祝いする日」と位置づけています。

普段は何気なく食べている身近な料理に、年に一度スポットを当てる日、というイメージですね。

10月4日になった由来は新聞の献立欄

日付の根拠ははっきりした史料にあります。ここを読むと、「なぜ10月4日なのか」がすっきり理解できます。

1893年10月4日の時事新報に載った「キャベーヂ巻き」

由来は1893年(明治26年)10月4日付の日刊新聞『時事新報』の献立欄に、ロールキャベツの原型となる「キャベーヂ巻き」が載ったことです。

日本で初めての紹介とされています。

「キャベツ」ではなく「キャベーヂ」という表記が、時代を感じさせて好きなところです。

明治の人たちはまだ外国語をそのまま写すような感覚で料理名を書いていたのかもしれません。

これは私の想像ですが。

献立欄の名前は「何にしよう子」

その献立欄は毎晩の献立を紹介するコーナーで、名前を「何にしよう子(か)」といいました。

「今夜は何にしようかしら」という、家庭の台所のつぶやきがそのままコーナー名になっているんです。

150年近く前も現代と同じように夕飯の献立で悩んでいたと思うと、ちょっと笑ってしまいます。

献立に悩む気持ちは明治から令和まで変わらないのですね🍲

時事新報は福沢諭吉が創刊した新聞

時事新報は1882年(明治15年)に福沢諭吉が創刊した日刊新聞です。

教科書でおなじみの人物が出てくるので、記念日の由来話としてもインパクトがあります。

ただ、福沢諭吉本人が「キャベーヂ巻き」を考えたとか、献立欄を自ら書いたとか、そういう話ではありません。

この点は、読み間違えやすいところだと思います。

創刊者が諭吉だった新聞に載った、という事実だけを押さえておけば十分です。

「初めて紹介」の意味を考えてみる

ここからは私なりの考察です。

「日本で初めて紹介された」というのはあくまで記念日の制定者が根拠として示している説明です。

それ以前に、横浜や神戸の外国人居留地の洋食店などで似た料理が出ていた可能性は、ゼロとは言い切れないのではないでしょうか。

もちろん、これは裏づけのない推測です。

ただ、新聞という「記録に残る形」で確認できた最初の例だからこそ、記念日の日付として選びやすかったのだろうな、とは思います。

ロールキャベツの歴史とルーツ

ここでは料理そのもののルーツをたどります。読み終わるころにはロールキャベツがどんな旅をして日本に来たのかがイメージできるはずです。

起源は「ドルマ」というトルコの家庭料理

ロールキャベツの起源は挽肉やナッツ、米などをブドウの葉やキャベツの葉で巻いた、トルコの家庭料理「ドルマ」だとされています。

ドルマという名前は、トルコ語で「詰める」を意味する動詞「dolmak」の受け身形で、「詰められたもの」という意味です。

名前の由来を知ると、ぐっと親しみが湧きますよね。

巻いているというより「詰めている」という感覚の料理だったんです。

古い記録は6世紀から7世紀にさかのぼる

ブドウの葉で詰め物を包む料理の記録は、サーサーン朝ペルシアのホスロー2世の時代、6世紀後期から7世紀前期にすでにあったと伝えられています。

一方で、アナトリア半島で1世紀ごろから食べられていたという紹介もあります。

ただ、この「1世紀」という数字はほかの資料で同じ裏づけを見つけられませんでした。

そのため、私は「かなり古くから存在した料理」くらいの理解にとどめています。数字を断定しすぎないほうが安全かなという判断です。

ヨーロッパへ伝わり、ロールキャベツになった

オスマン帝国で食べられていたブドウの葉やキャベツのドルマが、ヨーロッパ各地に広がって今のロールキャベツになったと説明されています。

15世紀ごろからロシアやヨーロッパに伝わり、形を変えていったという紹介もあります。

ブドウの葉が手に入りにくい寒い地域ではキャベツの葉で代用するほうが自然ですよね。

これは私の推測ですが土地の食材に合わせて素材が入れ替わったことが、キャベツ版の広がりにつながったのではないかと思います。

日本でロールキャベツが広まった背景

日本での広まり方をキャベツの歴史とあわせて見ていきます。ここを読むと、なぜ明治に「キャベーヂ巻き」が登場したのかが納得できます。

キャベツが身近になったのは江戸末期から明治

そもそも日本でキャベツが見られるようになったのは江戸の終わりから明治にかけてのことです。そのため、ロールキャベツが日本に入ってきたのもそれ以降と考えられます。

日本に伝わった正確な時期は、はっきりしていません。

1893年の紹介記事はキャベツが日本の台所にようやく馴染み始めた時期の出来事、ということになります。

西洋野菜と西洋料理が一緒に入ってきた時代の空気が見えてくる気がしませんか。

家庭ではケチャップやソースで食べる姿も定着

洋食店ではブイヨンやトマト、クリームソースで煮込んだ一品が一般的です。

一方、家庭ではソースやケチャップをかけて食べることも多いという紹介があります。

我が家でもそうでしたが、マトケチャップを多めにかけるのは「日本の家庭の味」だったように思います。

本場の味から少しずつ外れていくところに、かえって愛着がわくんですよね。

かんぴょうで結ぶのは日本ならではの工夫

おでんの具としても人気のロールキャベツですが、巻いたキャベツをかんぴょうで結ぶ方法は日本で考え出されたものだそうです。

爪楊枝ではなく、かんぴょうというところが、とても日本的な発想に感じます。

しかも、かんぴょうは食べられるので、そのまま煮込めて一石二鳥。

ほどけにくくて、味もしみやすい。これは実用面でもよくできた工夫だなと、感心しました✨

記念日にちなんだ取り組みと楽しみ方

最後に記念日をどう楽しめるかを紹介します。ここを読めば10月4日にすぐ試せる過ごし方が見つかります。

制定者の公式ページに作文コンテストの案内がある

ヤマガタ食品の公式ページには「ロールキャベツの日作文コンテスト」に関する案内が掲載されています。

目的は一般の消費者にもっとロールキャベツに親しんでもらうことだそうです。

ロールキャベツには、思い出と結びつきやすい料理という側面があるのかもしれません。

母の味、祖母の味、といった記憶を持つ方も多いはずです。作文というお題はその点にうまく合っていると思いました。

応募を考えている場合は最新の開催状況を公式ページで確認してくださいね。

市販の冷凍品を使えば手軽に祝える

制定者が冷凍ロールキャベツのメーカーなので市販の冷凍品を使えば、手間をかけずに記念日を楽しめます。

巻く作業は意外と時間がかかるので忙しい日はここに頼るのもアリだと思います。

手作りするなら、秋の夜長にじっくり煮込む

10月4日は、朝晩がだんだん冷えてくる時期です。

じっくり煮込む料理が恋しくなる季節にちょうど重なるのがうれしいところ。

コンソメ味、トマト味、和風のおでん仕立てなど好みの味つけで試してみてはいかがでしょうか。

ちなみにキャベツを巻く手間が不安な方は芯の部分を薄くそぎ、葉をレンジで加熱してやわらかくするとラクだと言われています。

ただ、これは調理の一般的なコツであって記念日とは直接関係のない私の経験則です。

まとめ

  • ロールキャベツの日は10月4日で2020年に日本記念日協会が認定した記念日
  • 制定したのは、静岡県の冷凍ロールキャベツメーカーのヤマガタ食品株式会社と有限会社ダイマル
  • 日付の由来は、1893年(明治26年)10月4日の時事新報の献立欄に「キャベーヂ巻き」が初めて紹介されたこと
  • 時事新報は1882年に福沢諭吉が創刊した新聞で献立欄の名前は「何にしよう子」
  • 料理のルーツは、トルコの家庭料理「ドルマ」で、ヨーロッパを経て今のロールキャベツになったとされる
  • かんぴょうで結ぶ方法は、日本で考え出された工夫

今夜の献立に迷ったら、ぜひロールキャベツを選んでみてください。

120年以上前に「何にしよう子」の読者が同じように献立を考えていたのかもしれません。

そう思うと、いつもの煮込みも少し特別に感じられると思います🍽️

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