冷凍めんの日とは?由来や歴史を解説【10月10日】

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この記事を読めば10月10日の「冷凍めんの日」の由来、制定した団体、冷凍めんが家庭に広まった歴史、おいしさの仕組みまで一通りわかります。

「冷凍めんの日って、なんで10月10日なの?」
「そもそも誰が決めたの?」

とふと気になった方も多いですよね。

冷凍うどんやラーメンは冷凍庫に常備している方が多いのにその歴史を知る機会はなかなかありません。

私も調べ始めたときは思った以上に奥が深くて驚きました。

目次

冷凍めんの日とは?10月10日の基本情報

ここでは冷凍めんの日がどんな記念日なのか、誰がいつ制定したのかを整理します。

10月10日は冷凍めんの日

冷凍めんの日は毎年10月10日です。

冷凍めんの本格的なおいしさや便利さを、もっと多くの人に知ってもらうことを目的にした記念日です。

冷凍めんは昭和50年代に登場しました。

本格的なおいしさを手軽に楽しめるという強みで少しずつ市場を広げてきたそうです。

その魅力をさらにPRしようと生まれたのがこの記念日でした。

制定したのは日本冷凍めん協会

制定したのは冷凍めんの製造や流通、販売の各分野の企業が集まる日本冷凍めん協会です。

協会の設立は1983年(昭和58年)11月10日で現在は全国の約100社が会員になっています。

制定年は、協会の公式ページでは平成12年(2000年)と案内されています。

記念日をまとめたサイトの中には2001年と書いているものもあります。

ただ、制定した団体自身の案内が最も確実だと思うのでこの記事では2000年を採用しますね。

細かな年のズレは、録や認定の手続きのタイミングによるのかなと個人的には想像しています。

日本記念日協会に登録されている記念日

この記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定、登録されています。

誰かが勝手に名乗っているわけではなく、きちんと公的な記念日として扱われているんですね。

冷凍めんの日の由来は「冷=零」と「凍=10日」

ここを読むと10月10日になった理由と、語呂合わせの面白さがわかります。

「れい(0)」と「とう(10)」の語呂合わせ

由来は語呂合わせです。

「冷凍」を「れい」と「とう」に分け、10月の「0」を「冷(零)」、10日の「10」を「凍(とう)」に見立てています。

「10月10日」と並べたとき、数字の中に「0」が2回出てきますよね。

そこがうまく「れい」と「とう」に重なっていて、シンプルなのに覚えやすいなと感じました。

なぜ10月なのか、私なりの考察

ここからは私の推測です。

10月は食欲の秋で食にまつわる話題が増える時期です。

新米や新そばの季節とも重なるので、麺の話題を出しやすいタイミングだったのかもしれません。

ただ、協会が10月を選んだ理由として公式に説明しているのは、語呂合わせの部分だけです。

季節の事情はあくまで私の見立てだと思ってください。

冷凍にまつわる10月という時期

ちなみに冷凍食品全体にも10月にちなんだ取り組みがあります。

1986年に冷凍食品の日が定められ、翌年には10月が冷凍食品月間になりました。

「とう(10)」で10月という発想が業界全体で共有されているようです。

冷凍の「とう」を10に重ねる感覚は業界の中でわりと自然なものなのでしょうね。

冷凍めんの歴史を振り返る

ここでは冷凍めんが昭和50年代にどう生まれ、家庭に広まったのかを、冷凍さぬきうどんを中心に見ていきます。

昭和50年代に登場した冷凍めん

冷凍めんが世に出たのは昭和50年代です。当時のうどんはチルド麺が主流でした。

冷凍麺は加工コストがかさむため、価格面では勝てないと見られていたそうです。

そんな中、1974年に香川県で創業した加ト吉(現在のテーブルマーク)が「冷凍讃岐うどん」を発売しました。

創業者の加藤義和氏は「讃岐うどんの味を再現できるのは冷凍麺だけ」と開発を厳命したと伝わっています。

発売から約10年は苦戦の連続

意外なのはスタートが順風満帆ではなかったことです。

テーブルマークの担当者は発売後10年ほどは思うように売れない日々が続いたと話しています。

本物のおいしさを追求した分、製造コストがかさみ、価格が上がってしまったのも一因だそうです。

発売当時の価格は、一食あたり現在の3〜4倍だったとのことです。

「冷凍したうどんなんて」という反応も多く、社員が自らスーパーの店頭で試食販売に立ったり、リヤカーを引いて回ったりしたと聞きました。

今の冷凍うどんの手軽さからはちょっと想像がつかない苦労ですよね。

瀬戸大橋と讃岐うどんブームが追い風に

初期の製品は讃岐うどんの特徴であるコシの強さが十分に出ていませんでした。

そこで製法や茹で方を研究し直し、新技術や新装置を導入して1976年にリニューアル発売しています。

1988年には瀬戸大橋が開通し、讃岐うどんが全国から注目されました。

この追い風で売上が急増したそうです。

讃岐うどんブームは冷凍うどんを広く知ってもらうきっかけの一つになったとも話されています。

冷凍庫の大型化も普及を後押し

需要が広がった背景にはライフスタイルの変化もありました。

冷凍冷蔵庫が大きくなったことやスーパーの冷凍食品売り場が変わっていったことが、後押しになったそうです。

私の考えでは冷凍めんの成長は、味の改良だけでなく、家庭の冷凍庫が「保存の場所」から「ストックの場所」に変わったことと並行していたのだと思います。

数字で見る冷凍めんの市場と生産量

ここを読むと冷凍めんがどれくらい私たちの暮らしに根づいているか、具体的な数字でつかめます。

年間約20億食という生産量

日本冷凍めん協会によると冷凍めんの年間生産量は2024年度で約20億食です。

これは国民全員が月に1度は冷凍めんを食べている計算になるといいます。

一人あたりでは1年に16.5食です。

20億食を単純に365日で割ると1日あたり約550万食になります。

これは私が電卓でざっくり出した数字ですが毎日それだけの冷凍めんが作られて、どこかの食卓に並んでいると思うと、なかなか壮観ですよね。

家庭用だけでなく業務用も伸びている

協会の説明では業務用と市販用のどちらも年々増えていて、特に業務用の伸びが大きいそうです。

幅広い飲食店で冷凍めんが使われていることがわかります。

つまり、自宅で食べる冷凍めんだけでなく、お店で食べた麺が実は冷凍めんだったというケースも珍しくないということです。

気づかないうちに口にしている方もたくさんいそうですね。

冷凍うどんは6億食を突破し、ギネス世界記録にも

冷凍うどんの代表的なメーカーであるテーブルマークの製造数は1992年に年間1億食、2000年に3億食、2012年に5億食、2020年に6億食を超えたそうです。

2024年8月には「最大の冷凍麺ブランド(最新年間売上)」として、ギネス世界記録に認定されました。

2017年の取材記事の時点で冷凍うどんの市場規模は約716億円、同社のシェアは5割弱とされています。

冷凍うどんは全体の何割?という素朴な疑問

ここでひとつ、私の肌感の話です。

協会の2024年度の約20億食とテーブルマーク1社の2020年の約6億食を並べると、1社だけで全体の3割前後にあたるように見えます。

ただ、年度も集計の範囲も違う数字を並べているので、正確な比率とは言えません。

あくまで「それくらいの規模感なんだな」という目安として受け取ってください。

冷凍めんがおいしい理由は急速凍結にある

ここでは冷凍めんが「茹でたてのよう」に感じられる仕組みを、メーカー担当者の説明をもとに解説します。

茹でたてのコシは水分量の差が生む

テーブルマークの開発担当者によると茹でたてのうどんは、外側の水分量が約80%、内側が約50%と差があるそうです。

この「外と中の水分量の差」がコシを生み、さぬきうどんのおいしさそのものだと分かったといいます。

「だったら、その状態のまま凍らせればいい」というのが発想の出発点でした。

ただ、これが想像以上に難しかったそうです。

凍るまでの時間が長いとコシが消える

当時の冷凍室は冷風のあたり方にムラがあり、凍るまでに時間がかかっていました。

その間に麺の水分量が均一になり、コシのない状態で凍ってしまったのです。

解決策は、麺の温度を一気に下げて、極めて短時間で凍らせること。つまり急速凍結です。

家庭の冷凍庫では難しいことを工場の凍結機が担っているわけですね。

職人技を機械で再現する工夫

工場では職人の手作業を機械で再現するための工夫が積み重ねられています。

たとえば生地づくりでは「真空ミキサー」を使い、生地の中の空気を抜きながら混ぜます。

空気が残ると生地が均一になりにくく、コシも生まれにくいためです。

麺の切り方も2種類あります。

刃が固定された「スリッター方式」は安定した太さの麺を大量に作るのに向いています。

職人のように1本ずつ切る「包丁切り方式」は断面が少し凹んで角が立つため、つゆののりが良く、コシのあるのど越しになるそうです。

茹でたあとは流水でぬめりを取り、すぐに冷却して締めます。これもコシのためで職人の作業と同じだと説明されていました。

安全面の検査もしっかり

おいしさと同じくらい、安全面も気になりますよね。

うどんを個包装する前に金属探知機や異物検出機、X線検査機を通します。さらにパッケージ包装後にも、もう一度金属検査とX線検査を行うそうです。

協会としても、品質の目印として「RMK認定マーク」の仕組みを持っています。

協会の基準に合格した工場の製品にだけ、このマークをつけることが認められます。

現在流通している冷凍めんのうち、RMK認定工場で作られたものは約70%だそうです。

冷凍めんの日をどう楽しむか

ここでは10月10日にできる過ごし方を、くつか提案します。

協会のシェフ考案レシピを試してみる

日本冷凍めん協会はレストランのシェフが考案した冷凍めんのレシピをホームページで公開しています。

冷凍めんの日に合わせてレシピコンテストが開かれたこともあります。

「冷凍うどんは釜玉かぶっかけしか作らない」という方こそ、一度のぞいてみてほしいです。

思った以上にアレンジの幅が広くて、冷凍めんの印象が変わるかもしれません。

人気アレンジから始めるのも手

テーブルマークの担当者によると、同社サイトで年間の閲覧がいちばん多いレシピは「明太バターうどん」だそうです。

担当者のお一人はレンジで簡単に作れる釜玉風をよく食べると話していました。

取材の中には、パスタ用の明太子ソースを冷やしておき、氷水で締めたうどんと和える「冷やし明太うどん」のアイデアも出ていました。

担当者も「それはいいですね」と感心していたのが印象的でした。

冷凍庫のストックを見直す

もうひとつ、おすすめしたいのが冷凍庫の点検です。

冷凍めんは手軽な反面、「とりあえず買って奥に入れっぱなし」になりがちですよね。

10月10日をきっかけに、ストックを確認して今週のメニューに組み込んでみてはどうでしょうか。

個人的にはうどんだけでなくラーメンやパスタ、そばなどいろいろな冷凍めんを少しずつ入れておくと、献立に困りにくいと感じています。

まとめ

冷凍めんの日は「冷凍」を「れい(0)」と「とう(10)」に分けた語呂合わせから生まれた、10月10日の記念日です。

ポイントを整理しておきます。

  • 10月10日は日本冷凍めん協会が制定した「冷凍めんの日」で、日本記念日協会に登録されている
  • 由来は、10月の「0」を「冷(零)」、10日を「凍(とう)」と読む語呂合わせ
  • 制定年は協会の公式案内に従い2000年(平成12年)だが、2001年と記す資料もあるので、細かい年は参考程度に
  • 冷凍めんは昭和50年代に登場し、冷凍さぬきうどんは1974年に発売、約10年の苦戦を経て広まった
  • 2024年度の冷凍めんの年間生産量は約20億食で、一人あたり年16.5食にあたる
  • おいしさの鍵は、茹でたての水分量の差を保つ急速凍結にある
  • 協会が公開しているシェフ考案レシピを試すのも、冷凍めんの日の楽しみ方の一つ

10月10日は冷凍庫から一玉取り出して、少しだけ作り方を変えてみてください。

いつもの冷凍めんがちょっと違って見えるかもしれません😊

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