くまのプーさん原作デビューの日とは?由来や歴史を解説【10月14日】

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この記事を読めば10月14日の「くまのプーさん原作デビューの日」がいつ何を記念した日なのか、そして原作がどう生まれ、日本にどう届いたのかがひと通りわかります。

「ディズニーのキャラクターでしょ?」

と思っていた方ほど原作の意外な素顔に驚くかもしれません。

ぬいぐるみの熊と少年の物語がどうして100年も読み継がれているのか。その背景を順番にたどっていきますね。

目次

くまのプーさん原作デビューの日とは

ここでは記念日の基本情報と、制定した団体や込められた意味がわかります。

10月14日が記念日になった理由

10月14日は「くまのプーさん原作デビューの日」です。

1926年10月14日にイギリスの作家A.A.ミルンが書いた童話『Winnie-the-Pooh』が出版されました。この日付がそのまま記念日になっています。

制定したのはウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社で日本記念日協会によって認定、登録されています。

つまり世界共通の祝日ではなく日本で生まれた記念日なんですね。

ここを知らないまま「世界中で祝われている日」と書いてしまう記事も案外ありそうです。

森林や環境を考える日という側面

この記念日にはもうひとつの顔があります。

物語の舞台である「100エーカーの森」にちなんで、環境や森林の保護を考える日としても位置づけられているんです。

プーさんといえばハチミツのイメージが強いですよね。

でも物語の背景には豊かな森の風景がずっと広がっています。

記念日の趣旨に森が入っているのを知って、「なるほど、そこを大事にしているんだ」と少し嬉しくなりました。

1926年という年の位置づけ

1926年は日本でいうと大正15年、同じ年の12月から昭和が始まります。

世界的にも児童文学が大きく動いていた時期です。

ちなみに、出版された1926年10月14日は曜日を数えると木曜日になるはずです。

これは私が自分で日数を計算した結果なので手元のカレンダーでも確かめてみてください。

原作『Winnie-the-Pooh』誕生の歴史

ここを読むと物語がどんな順番で世に出たのか、出版の実際の姿が見えてきます。

新聞のクリスマス企画から始まった

プーさんが初めて世に出たのは、実は本ではありません。

1925年のクリスマスイブ、ロンドンの新聞『イブニング・ニューズ』に載った短い物語が最初です。

挿絵を描いたのはE.H.シェパードではなく、J.H.ダウドという別の画家でした。

のちに出版される本の第1章はこの新聞掲載の物語をもとに作られています。

私はこの事実を知ったとき、けっこう意外でした。「1冊の本として最初から構想された」と思い込んでいたんです。

1926年の出版と当時の反響

1926年10月14日、イギリスではメシューエン社から、アメリカではE.P.ダットン社から出版されました。

カナダではマクレランド・アンド・スチュワート社が刊行しています。

反響はかなり大きく、批評家の評価も高く、年内に15万部が売れたと伝えられています。

1926年の児童書としては相当な数字ではないでしょうか。

物語は全部で10のエピソードで構成されています。

挿絵を担当したE.H.シェパードの存在

もうひとつ見逃せないのが挿絵です。

文章だけでなくシェパードの線画があったからこそ、プーさんの姿が読者の頭にしっかり残ったのだと思います。

挿絵の多くはイングランド南東部のアッシュダウンの森をモデルにしたものだとされています。

物語の風景が実在の場所とつながっているのはファンにとってたまらないポイントですよね。

モデルになったぬいぐるみと少年

ここではプーさんの背景にある実在の人物とおもちゃの話をまとめます。

クリストファー・ロビンと動物たち

ミルンの幼い息子クリストファー・ロビンと彼が大切にしていたぬいぐるみたちが物語の着想源です。

ハチミツ好きの熊のプーのほか、ロバのイーヨー、カンガ、コブタ、トラのティガーといった仲間たちも、そのおもちゃたちから生まれました。

なお、物語に出てくる動物のうち、ウサギとフクロウは実在のぬいぐるみではなくミルンが作中で加えたキャラクターだと言われています。

これは私が以前読んだ内容の記憶なので細かい点は書籍などで確かめてもらえると安心です。

実際のぬいぐるみは今どこにある?

モデルになったぬいぐるみは現在アメリカのニューヨーク公共図書館に展示されています。

この点は広く知られていますが展示の時期や内容は変わることがあります。

訪ねる予定がある方は、事前に最新の案内を確認してくださいね。

名前の由来にまつわる話

「ウィニー」という名はロンドン動物園にいたカナダ出身のクマ「ウィニペグ」に由来するという説明がよく知られています。

「プー」のほうは、白鳥の名前から取ったという説が語られてきました。

こちらは由来について複数の説明がある部分なので断定は避けますね。

日本での紹介と石井桃子の翻訳

ここを読むと日本でプーさんがどう根づいたのか、その出発点がわかります。

1940年に岩波書店から刊行

日本語版が初めて出たのは1940年。岩波書店から『熊のプーさん』という題で刊行されました。

訳したのは翻訳家で編集者の石井桃子さんです。

この本は石井さんにとって最初の単行翻訳書でもありました。続編の『プー横丁にたった家』は1942年に刊行されています。

戦時中に出版されたという点も印象深いです。

石井桃子とプーさんの出会い

石井さんが原書『The House at Pooh Corner』と出会ったのは1933年のクリスマスイブとされ、それから7年後に『熊のプーさん』が刊行されました。

随筆集『プーと私』には、プーさんの本から「流れ出る波長をキャッチ」したと綴られているそうです。

翻訳に7年かかったと断言はできませんが、出会いから出版まで時間をかけて向き合ったのは確かでしょう。

私はこの「波長をキャッチする」という表現が好きなんです。

今も読み継がれる岩波少年文庫版

現在は岩波少年文庫などの形で石井さん訳の『クマのプーさん』が手に取れます。

ひらがなの多いやわらかい文体は声に出して読むと心地よく響きますよ。

親子で読み聞かせするのにもぴったりです。

ディズニーとプーさんの関係

ここでは原作とディズニー版の違いを整理して、記念日を制定した背景を読み解きます。

原作が先、ディズニーはあと

多くの方は赤いシャツを着たプーさんを先に知っているはずです。

ところが、原作に登場するのは1926年。ディズニーが関わるのはそのずっとあとです。

つまり「原作デビュー」という言葉には「ディズニー以前にこの物語があった」という意味が自然と含まれているんですよね。

記念日の名前にあえて「原作」と入れたのは、そこを大切にしたかったからだと私は感じています。

1960年代以降のアニメ化

ディズニーによるプーさんのアニメ映画化は1960年代から始まりました。

細かな年号や契約の経緯は諸説や資料の違いもあるので、ここでは大まかな流れだけにとどめます。

原作らしさを味わうなら

ディズニー版が明るくポップなのに対して原作はもう少し静かで、ユーモアに富んでいます。

私は原作を読み返すとプーの「ちょっと抜けているのに、どこか哲学的」な魅力にハッとさせられます。

原作が100年愛される理由

ここを読むと、時代を超えて読まれる魅力について自分なりに考えるヒントが得られます。

著作権の保護期間が切れた2022年

1926年に初出版された原作は、2022年1月1日にアメリカでパブリックドメインになりました。

これによって原作の内容が自由に利用できる範囲が広がったわけです。

ただ、ディズニーが築いたキャラクターのデザインなどは別扱いになる場合があります。

この点は専門的な話なので深入りは控えますね。

「何も起きない」ことの心地よさ

原作を読んで私がいちばん驚いたのは、大事件がほとんど起きないことです。

  • ハチミツを探す
  • 散歩に出る
  • 雨の日に友だちを訪ねる

それだけなのに読み終えるとほっとするんですよね。

あくまで私の仮説ですけど忙しい毎日のなかで「何もしなくていい時間」が貴重になったぶん、プーさんの世界が余計に響くのかもしれません。

子どもにも大人にも届く言葉

プーとクリストファー・ロビンのやりとりは子どもには楽しく、大人には少し切なく響きます。

年齢で読み味が変わる本はじつはそう多くありません。

記念日の楽しみ方

この日をどう過ごすと素敵かいつでも実践できる形で提案します。

原作を1章だけ読んでみる

10月14日はぜひ原作を1章だけ開いてみてください。

最初の章なら短時間で読めますし、ミルンのやわらかなユーモアがすぐに伝わります。

森や自然に目を向ける

記念日には環境や森林を考える意味もあるので近所の公園や緑道を歩くのもおすすめ。

木々を眺めながら、100エーカーの森を想像してみるのはどうでしょう🌳

ハチミツをひと匙いただく

プーさんにならってトーストにハチミツをたっぷり。

こういう小さな遊び心が記念日を楽しくしてくれます🍯

まとめ

  • 10月14日は1926年10月14日の原作『Winnie-the-Pooh』出版を記念した日です。
  • 記念日を制定したのはウォルト・ディズニー・ジャパン。日本記念日協会が認定、登録しています。
  • プーさんの最初の登場は、1925年のクリスマスイブに新聞へ載った短編でした。
  • 原作は出版後に評判を呼び、年内に15万部が売れました。
  • 日本語版は1940年に石井桃子訳で岩波書店から刊行されました。
  • 原作は2022年1月1日にアメリカでパブリックドメインとなりました。

10月14日はお気に入りの1冊を手に、のんびりプーさんの世界へ出かけてみませんか?

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