この記事を読めばメロンの日がなぜ毎月6日なのか、その背景と制定の経緯がまるっとわかります。
「今日って何の日かな?」とふと調べたとき、「メロンの日」という言葉が出てきて気になった方も多いんじゃないでしょうか。
名前はシンプルだけど制定された背景には意外と深い産地の思いや、日本のメロン産業の現状が絡んでいるんです。
この記事ではメロンの日の由来・歴史に加えて知っておくと会話のネタになる豆知識まで丁寧に解説していきます。
メロンの日とは?基本情報をおさらい
毎月6日が「メロンの日」であることは知っていても、「誰がいつ決めたの?」という部分はあんまり知られていないですよね。
ここでは記念日の基本をまとめます。
制定した団体と認定年
「メロンの日」は茨城県鉾田市を中心に全国19のメロン産地の自治体が参加する「第2回全国メロンサミットinほこた開催実行委員会」が制定しました。
そして2016年(平成28年)に、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録された記念日です。
制定の目的はシンプルで「メロンの美味しさをより多くの人に知ってもらい、消費拡大を図ること」。
産地の人たちが一丸となって動いたという点が個人的にはけっこう熱いなと感じています。
なぜ「6日」なのか
日付が毎月6日になった理由は実は2つあります。
- 6月が日本全国でメロンの出荷量がもっとも多い時期であること
- 数字の「6」がメロンを正面から見た形に似ていること
2つ目の理由は初めて聞いた人も多いかもしれません。
確かに「6」を横から眺めると、丸っこいシルエットがメロンっぽい気もしてきますよね。なんか。そういう感じ。
ちなみに毎月6日とした背景には「産地によって旬の時期が異なる」という事情もあります。
茨城県内では6月6日を採用している市町が多いそうで、各産地が自分たちの旬に合わせた月の6日にそれぞれPR活動を行うという仕組みになっているんです。
全国メロンサミットとは?誕生の経緯
メロンの日がどうやって生まれたのか、もう少し掘り下げてみましょう。
第2回全国メロンサミットinほこた
2016年6月4日・5日の両日、茨城県鉾田市を会場に「第2回全国メロンサミット」が開催されました。
全国19のメロン産地から代表者が集まり、初日のビジネスサミットでは産地代表者による首脳会議とシンポジウムが行われました。
そこで「メロン人気の復活を狙い、毎月6日をメロンの日として産地が連携して消費拡大に努める」ことが宣言されたんです。
ちょっとした歴史の瞬間ですよね。
鉾田市が舞台になった理由
なぜ茨城県鉾田市だったのか
それは鉾田市が日本一のメロン出荷量を誇る産地だからです。
令和5年度は茨城県全体のメロン出荷量は3万5,300トンで、全国シェアは約27.5%。しかも26年連続で全国生産量1位を維持しているというから驚きです。
「メロンといえば北海道」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は茨城県は北海道の2倍以上の出荷量を誇っているんですよね。
知らなかった人、わりと多いんじゃないかなと思います。

メロンの日の目的と産地の思い
消費拡大という切実な背景
メロンの日が制定された背景には単純な「PR活動」以上の意味があります。
近年、メロンの消費量は長期的に減少傾向にあり、産地としてはその底上げが急務でした。
全体の出荷量を見ると平成30年時点で約13万8,700トン、そしてその後の統計では約12万6,000トンと、緩やかに縮小している状況です。
産地の人たちが「おいしいものを作っているのに、なかなか届かない」というもどかしさを感じながら動いてきた記念日なんだな、と思うと毎月6日を見る目も少し変わってきませんか?
各産地ごとのアピール活動
毎月6日は各産地が「旬のメロン」を消費者に向けてPRする機会になっています。
スーパーやEC販売でのキャンペーンはもちろん、SNS上での発信活動も盛んですよね。
令和5年度のメロン主要産地は以下のとおりです。
| 順位 | 都道府県 | 出荷量 | 主なブランド |
|---|---|---|---|
| 1位 | 茨城県 | 3万5,300t | イバラキング、愛ちゃんメロン |
| 2位 | 熊本県 | 2万2,800t | オレンジハート、肥後グリーン |
| 3位 | 北海道 | 1万8,000t | 富良野メロン、夕張メロン |
| 4位 | 山形県 | 8,600t | 庄内砂丘メロン |
メロンの歴史と日本への伝来
意外と古いメロンのルーツ
メロンはウリ科キュウリ属の植物で長らく北アフリカや中近東が原産地とされてきましたが、近年の遺伝子研究ではインド原産とも考えられています。
紀元前5世紀ごろのエジプトでは苦みの少ないメロンが作られ、地中海を渡ってヨーロッパへ広まりました。
ただ当時のメロンはほぼ甘くなく、キュウリよりは甘い程度でサラダや酢漬けとして食べられていたとのこと。
甘いメロンが生まれるまでに数世紀にわたる品種改良の積み重ねがあったわけで今わたしたちが当たり前に食べているあの甘さは、長い歴史の産物なんですよね。
日本には縄文時代から?
日本列島での歴史も思いのほか古くて縄文時代の貝塚からメロンの種子が発掘されているんです。
瀬戸内海の島嶼では今も野生化した「雑草メロン」が生育しているとされ、すでに縄文時代に伝来・栽培されていたと考えられています。
日本では古来「ウリ(フリとも)」という名で親しまれてきました。
漢字では「甜瓜(てんか)」とも呼ばれ、マクワウリを含む表記として使われていたみたいです。
現代の高級メロンとは全然違うけれど食文化として脈々と続いてきた歴史があることは印象深かったです。
まとめ
- メロンの日は毎月6日で、2016年に日本記念日協会が認定
- 制定したのは「第2回全国メロンサミットinほこた開催実行委員会」(茨城県鉾田市)
- 「6月が最も出荷量が多い」「数字の6がメロンの形に似ている」の2つが日付の理由
- 産地ごとに旬の月が違うため、「毎月6日」という形式が採用された
- 茨城県は26年連続メロン生産量日本一で、出荷量は年間3万5,300トン
- メロンの日の目的は消費者へのPRと消費拡大を通じた産地支援
次に6日が来たときはぜひメロンを手に取ってみてください。背景を知ったうえで食べると、あの甘さがちょっと違って感じられるかもしれません🍈
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