この記事を読めば「発芽野菜の日」がいつ・誰が・なぜ制定したのかその由来と背景がまるごとわかります。
「発芽野菜ってそもそも何?」
「なぜ毎月20日なの?」
という素朴な疑問にもしっかり答えていくのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を書くにあたって食の記念日や農業に関する情報を調べ、できる限り正確な情報だけを載せるよう心がけました。
発芽野菜の日とは
毎月20日は「発芽野菜の日」として日本記念日協会に正式に認定・登録されている記念日です。
誰が制定したの?
制定したのは広島県広島市佐伯区に本社を置く株式会社村上農園。
豆苗やかいわれ大根、ブロッコリースプラウトなどさまざまな発芽野菜を手がける企業です。
設立は1966年。
創業者の村上秋人さんが刺身のツマに使う紅タデの栽培から事業をスタートさせたのが原点でその後1978年に株式会社化し、同年にかいわれ大根の生産を開始しました。
長年にわたって発芽野菜の普及に力を注いできた会社だと言えるでしょう。
なぜ毎月20日なの?
日付の理由はシンプルな語呂合わせです。
「20日(はつか)」→「発芽(はつが)」という読み方のつながりから、毎月20日に設定されました。
特定の月ではなく毎月の記念日になっているのがポイントで
「1年に1度だけ思い出すのではなく、毎月継続的に発芽野菜を食べる習慣をつけてほしい」
という思いが込められているように感じます。
制定の目的
記念日としての目的は
「一般の野菜よりも数倍栄養価が高く、生活習慣病予防にも注目される発芽野菜(スプラウト)をさらにアピールすること」。
健康意識が高まる中でまだ知られていなかった発芽野菜の魅力を広く伝えていきたいという背景がありました。
発芽野菜(スプラウト)の歴史
発芽野菜の歴史って実はけっこう古いんです。
記念日としての歴史は新しくても、食べ物としての歴史は数千年単位の話になります。
古代中国から始まったスプラウト文化
発芽野菜(スプラウト)の食用の記録としていちばん古いとされているのが、約5000年前の古代中国。
マメ科のスプラウトであるモヤシが栽培されていたと伝えられています。
日本でも平安時代、貴族の食卓にかいわれ大根がのぼっていたという記録が残っているみたいです。
高級食材として扱われていたという事実はなかなか驚きですよね。
世界を旅したスプラウト
18世紀後半、あのキャプテン・クックが南太平洋などを航海していた際、船上で大麦のスプラウトを栽培して船乗りたちの栄養補助源にしていたとも言われています。
冷蔵設備もない時代に船上で育てられる栄養源としてスプラウトが活用されていたわけで、思った以上に実用的な食べ物だったんだなと改めて感じます。
日本での普及とスプラウトブーム
イギリスでは19世紀のビクトリア朝時代に料理研究家のメアリー・ジューリーさんがマスタードやクレスのスプラウトを使った料理本を残していて、当時スプラウトブームが起きていたと伝えられています。
日本では1999年、村上農園がブロッコリーやマスタード、クレス、レッドキャベツの新芽を「スプラウト」として国内で初めて発売を開始。
これをきっかけに、さまざまな種類の発芽野菜が一般家庭の食卓に普及していきました。
発芽野菜ってそもそも何?
「スプラウト」「新芽野菜」とも呼ばれる発芽野菜。
どんなものが当てはまるのか、意外とざっくりしか知らない方も多いんじゃないかと思います。
発芽野菜の定義
発芽野菜とはおもに豆類や穀類、野菜の種子を人為的に発芽させた新芽のこと。
発芽した芽と茎を食用とします。種まきからおよそ1週間程度で収穫されることが多く、幼苗の段階で食べるのが一般的です。
代表的な発芽野菜の種類
スーパーでよく見かけるものを整理するとこんなラインナップです。
かいわれ大根
大根の種子から発芽した新芽で、ピリッとした辛みが特徴。ビタミン類が豊富
ブロッコリースプラウト
健康成分スルフォラファンを高濃度に含む
豆苗(とうみょう)
えんどう豆の発芽野菜。カロテンは種子状態の33倍、ビタミンEは16倍に増加
もやし
大豆などのマメ類を発芽させたもの。古代中国から食べられてきた最古クラスの発芽野菜
なぜ発芽野菜は栄養が高いのか
「発芽させると栄養が増える」って聞いたことがある方も多いと思うんですが、これにはちゃんと理由があります。
発芽のメカニズムと栄養の変化
植物が発芽して成長を始めると乾燥した種子の状態では存在しなかった種類のビタミンや栄養成分を自分で合成し始めます。
発芽という現象はある意味「水を使った変化」であり、種子の中に眠っていたエネルギーが一気に開放されるタイミングでもあります。
たとえば大豆に含まれる大豆イソフラボンは発芽することで増加することがわかっていて、さらに体内への吸収効率も高まるそうです。
単純に「栄養が多い」だけでなく、吸収されやすい形に変わっているという点も見逃せないポイント。
ブロッコリースプラウトのスルフォラファン
特に注目度が高いの、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分。
村上農園の「ブロッコリースーパースプラウト」の場合、成熟ブロッコリーの20倍以上のスルフォラファンを含んでいます。
発芽3日目のスプラウトが最もスルフォラファンの含有量が多いとも言われています。
がん予防や抗酸化作用への効果が期待されている成分なので関心を持って積極的に取り入れている方も多いですよね。
村上農園について
発芽野菜の日を制定した企業として村上農園の取り組みは非常に印象的でした。
企業の歩みと挑戦
1966年の創業から現在に至るまで村上農園は「発芽野菜の可能性」を追い求め続けてきた会社です。
千葉や静岡、福岡など全国に生産センターを持っていて1995年には豆苗の生産を開始。2001年にはブロッコリースーパースプラウトの生産もスタートしています。
2026年1月には過去最高の売上高132億円を達成したとのことで、発芽野菜市場全体の成長を牽引してきた存在だと言えるでしょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめるとこうなります。
- 発芽野菜の日は毎月20日で「はつか=はつが(発芽)」の語呂合わせが由来
- 制定したのは広島市に本社を置く株式会社村上農園で日本記念日協会に認定されている記念日
- 目的は「栄養価が高く生活習慣病予防にも注目される発芽野菜をもっと多くの人に知ってほしい」という思いから
- スプラウト(発芽野菜)の歴史は約5000年前の古代中国にまで遡り、日本でも平安時代には貴族の食材として使われていた
- 発芽することで栄養成分が増加、変化する。ブロッコリースプラウトのスルフォラファンは成熟ブロッコリーの20倍以上になることも
毎月20日が来るたびにちょっとスプラウトを買ってみようかなと思ってもらえたら、きっと記念日を制定した村上農園の皆さんも嬉しいんじゃないかと思います😊

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