サワーの日とは?由来や歴史を解説【毎月30日】

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この記事を読めば毎月30日がなぜ「サワーの日」なのか、その由来から歴史、サワーそのものの誕生秘話までまるごと理解できます。

居酒屋でよく見かける「サワー」っていつ誰が作ったのか気になりませんか?

意外と知られていないその背景には昭和の東京の片隅で生まれた、けっこうドラマチックなストーリーがあるんです。

目次

サワーの日とは?基本情報

毎月30日、「サワーの日」という公式の記念日です。

これは食品や飲料の記念日を管理する「一般社団法人・日本記念日協会」に認定、登録されていて、2019年(令和元年)に正式に制定されました。

誰が制定したの?

「サワーの日」を制定したのは宝酒造株式会社(京都府京都市伏見区)です。

宝焼酎や清酒、みりん、ソフトアルコール飲料など幅広い商品を手がけているメーカーで実は日本初の缶入りチューハイ「タカラcanチューハイ」を1984年に発売した会社でもあります。

サワー文化そのものを牽引してきた企業といっていいかもしれませんね。

制定の目的は甲類焼酎を炭酸で割って飲む「サワー」を、より多くの人に楽しんでもらい、市場全体を盛り上げること。

そして一年を通じて月末に同僚や友人、家族と一緒にサワーを飲んで絆を深めてほしい、という想いが込められているんです。

30日の語呂合わせの仕組み

日付の由来は「サ(3)ワ(輪=0)ー」という語呂合わせから来ています。

「サ」を数字の3に「ワ」を「輪(=円=0)」に置き換えて読むことで「30」になる、というわけです。

毎月30日に設定されているのは1年間ずっと、毎月末にサワーを楽しんでほしいという願いが込められているから。なんか、粋な発想だなと思いました。

サワーの誕生の歴史

サワーの日がなぜ宝酒造によって制定されたのかを知るには、そもそも「サワー」がどこで生まれたのかを振り返る必要があります。

発祥の店「もつ焼きばん」

日本のサワーのルーツは1958年(昭和33年)に東京・中目黒で創業した居酒屋「もつ焼きばん」にさかのぼります。

創業者の小杉正(こすぎただし)氏が自身の生家を改装して開いた小さなカウンター席の居酒屋。

当時、居酒屋での主流はもっぱら日本酒や焼酎でしたがここで一つの革命が起きます。

焼酎にレモン汁を絞り入れ、炭酸で割ったその飲み物の爽やかな味わいを伝えるために、小杉氏は「爽やか=サワー」と命名したといわれています。

これが「レモンサワー」の原点。1960年代の半ばごろのことです。

「サワー」という名前が広まったきっかけ

今のように「サワー」という呼び方が全国的に定着したの、1980年に博水社が発売した「ハイサワー」がきっかけです。

ハイサワーは「わが輩(ハイ)が作ったサワー」という意味から「輩(ハイ)サワー」と名付けられた、日本初のサワータイプの瓶入り焼酎割り飲料です。

正式な商標登録名は「輩サワー」だったんですね。意外。

博水社の本社がある目黒エリアからじわじわと人気が広まり、やがて居酒屋の営業マンが「はい(ハイ)!サワーです」とお客様に勧めたことで「焼酎を割ったもの=サワー」という認識が浸透していきました。

関東でサワーという呼び方が馴染み深いのはこのハイサワーの影響が大きいといわれています。

宝酒造と缶チューハイ時代の幕開け

そして1984年、宝酒造が日本初の缶入りチューハイ「タカラcanチューハイ」を発売。

これによってサワー系の飲み物はお店だけでなく家庭でも手軽に楽しめるものになっていきます。

2024年に発売40周年を迎えたロングセラー商品です。

サワーとチューハイの違い

「サワー」と「チューハイ(酎ハイ)」って、同じじゃないの?と思っている方も多いはず。

実は定義はほぼ同じ

厳密にはチューハイは「焼酎ハイボール」の略で、焼酎をベースにした飲み物を指します。

サワーは英語の「sour(酸味のある)」が語源で蒸留酒全般に酸味のある果汁や甘みを加えて炭酸で割ったカクテルのこと。

でも実際のところ、サントリーやキリンなどのメーカーも「レシピ上はほとんど違いがない」と公式に認めているほど、両者の差は曖昧なんです。

地域によって呼び名が違う

わりと知られていないことですが関東ではサワーと呼ぶことが多く、関西ではチューハイと呼ぶことが多いという傾向があります。

これはハイサワーが関東の目黒を起点に広まった歴史的背景が関係しているためです。

同じ飲み物なのに呼び名が変わるってちょっと面白いですよね。

サワーとレモンサワーブームの流れ

三度の大ブームを経て今がある

サワーの人気は一夜にして生まれたわけではなくて大きく3回のブームがあったといわれています。

  • 第一次ブーム(1980年頃)
    ハイサワー登場、サワー文化の始まり
  • 第二次ブーム(2010年頃)
    缶チューハイの多様化が加速
  • 第三次ブーム(2020年前後〜)
    コロナ禍の家飲み需要爆発でRTD市場が急成長

とくに第三次ブームは驚くほどの規模で、2020年のRTD市場は前年比112%という過去最大規模に達しました。

キリンが2020年10月に発売した「氷結無糖レモン」は当初目標67万箱のところ186万箱も売れたとか。思った以上に凄い数字です。

まとめ サワーの日のポイント

  • 毎月30日は「サワーの日」で語呂合わせは「サ(3)ワ(輪=0)ー」
  • 制定したのは宝酒造株式会社で2019年に日本記念日協会に認定・登録されたこと
  • 目的は「仲間や家族とサワーを楽しんで絆を深めてほしい」という想いから
  • サワーの発祥は1958年創業の東京中目黒の「もつ焼きばん」で創業者の小杉正氏が命名
  • 「サワー」という呼称が普及したのは1980年の「ハイサワー」登場が大きなきっかけ
  • 宝酒造は1984年に日本初の缶入りチューハイ「タカラcanチューハイ」を発売
  • サワーとチューハイの定義は曖昧で関東、関西で呼び名が異なる傾向がある

次回の30日にはちょっとこんな歴史を頭の片隅に置きながら、一杯飲んでみるのもいいかもしれないですね🍋

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