この記事を読めば「パンケーキの日」がいつ、なぜ、誰が制定したのかが丸ごとわかります。
「毎月10日がパンケーキの日って、なんかふんわりした理由がありそう」
と思って調べている方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
実は由来がとってもユニークで知ると思わず誰かに話したくなるんです。
パンケーキの歴史まで含めて一気に解説していきますね。
パンケーキの日とは
毎月10日が「パンケーキの日」なのですがこの記念日にはちゃんとした制定者と認定機関が存在します。
日本ハムが制定した記念日
「パンケーキの日」は日本ハム株式会社が制定した記念日です。
ハムやソーセージのイメージが強い同社ですが実は乳製品や加工食品も幅広く手がけていて、パンケーキとも関わりが深いんですよね。
制定の目的は「毎日の食生活で親しまれているパンケーキを、より楽しむ日にしてもらうこと」。なんかシンプルで好きな動機だなと思いました。
この記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。
個人や企業が申請できる仕組みがあって日本ハムがそこに申請・認定を受けたというわけです。
フォークと丸い形が生んだ「毎月10日」
では、なぜ「10日」なのでしょう。
パンケーキを食べるときに使うフォークを「1」に丸いパンケーキの形を「0」に見立て、「1」と「0」を組み合わせて10日にしたのが由来です。
これ、最初に聞いたとき「なるほど!」と声が出てしまいました。
語呂合わせといえば食材の名前を数字に当てるものが多いなか、見た目の形で連想するというのは意外と新しい発想ですよね。
パンケーキの名前の由来
「パンケーキ」という名前、なんとなく使っているけど語源って気にしたことありますか?
「パン」はポルトガル語じゃない
実はこれ、けっこう誤解されていることなんです。
「パン」はポルトガル語の「パン(pão)」ではなく、英語の「pan(平鍋・フライパン)」が語源です。
平らな鍋(pan)で焼くケーキだから「パンケーキ」。
要するに調理器具そのものが名前になっているんですよね。
ポルトガル語由来のパン(食パンなど)とは全然別の話です。
ホットケーキとパンケーキの違いは?
日本では「ホットケーキ」と「パンケーキ」がほぼ同じ意味で使われることが多いですよね。
厳密に言うと、ホットケーキは日本独自の呼び方で甘くてふわふわなスイーツ寄りのものを指す傾向があります。
一方でパンケーキは海外由来の呼び名で、薄いクレープ状のものから厚みのあるものまで幅広いです。
ただ現代の日本では「パンケーキ」のほうがおしゃれなカフェスイーツ的なニュアンスで使われることが増えてきた感じもしますね。
どちらが正解というわけでもなく、ざっくり同じ食べ物と思っておいて問題ないでしょう。
パンケーキの歴史と起源
「記念日」の話だけで終わらないのがこの記事のポイント。
パンケーキ自体、実はかなり長い歴史を持っています。
起源は古代ギリシャまでさかのぼる
パンケーキの起源は紀元前5世紀の古代ギリシャやローマ時代にまでさかのぼると言われています。
当時は熱した石の上で小麦粉と牛乳を混ぜた生地を焼いていたとされていて、現代のパンケーキとはだいぶ違いますが、「薄い生地を平らな調理面で焼く」という基本的な製法は変わっていないんですよね。
それだけで数千年続いているというのはかなりロマンがあります。
中世ヨーロッパではパンケーキは「クレープ」と呼ばれ、肉や野菜、果物を包んで食べていたとも言われています。現在のフランスのクレープ文化につながっているわけですね。
日本に伝わったのは明治時代
日本にパンケーキが伝わったのは1884年(明治17年)のこと。
「百科全書」という雑誌にPANCAKE(薄餅)という名前でレシピが掲載されたのが、日本における最初の記録とされています。
それから約20年後、西洋料理の専門書「常磐西洋料理」にも「パンケーク」として紹介されています。
まだ一般庶民には縁遠い食べ物だったと思いますが、じわじわと知られ始めていた時期ですね。
デパートで広まった大正時代
パンケーキが「一般の人たちにも知られる食べ物」になったのは、大正時代に入ってからです。
1923年(大正12年)、東京・日本橋の三越デパートの食堂に「ハットケーキ」という名前で登場し、バターとメープルシロップとともに提供されたのが始まりです。
最初は「Hot(熱い)」を「ハット」と読んだのがそのまま名前になったとも言われています。
このときからホットケーキ=甘くておいしいスイーツというイメージが定着していったんですよね。
ホットケーキミックスが変えた昭和の食卓
大正時代にデパートで広まったホットケーキが家庭の食卓に本格的に入ってくるのは昭和時代に入ってからです。
ミックス粉の登場で家庭に普及
日本最初のホットケーキミックスが発売されたのは1931年(昭和6年)頃とされています。
そして1957年(昭和32年)には森永製菓株式会社が加糖タイプのホットケーキミックスを発売し、甘みのある手軽なスイーツとして家庭に広く定着しました。
昭和産業も同時期(1957年前後)に「ホットケーキの素」を発売していて、各社が競うようにミックス粉を展開していった時代です。
水や卵を加えて焼くだけという手軽さが忙しいお母さんたちに受け入れられたのでしょう。
今でも「子どものころ、週末にお母さんが作ってくれた」という人は多いんじゃないかと思います。なんか、ホットケーキって記憶と結びついている食べ物な気がします。
まとめ パンケーキの日の由来と歴史
- 毎月10日は「パンケーキの日」で日本ハム株式会社が制定し、日本記念日協会に認定された記念日
- 日付の由来はフォーク=「1」、丸いパンケーキ=「0」という遊び心あるネーミング
- 「パン」の語源は英語のpan(平鍋)でポルトガル語とは無関係
- パンケーキの歴史は古代ギリシャ・ローマ時代(紀元前5世紀頃)にまでさかのぼる
- 日本には1884年(明治17年)に「百科全書」のレシピとして初登場
- 大正12年(1923年)、三越デパートの食堂に「ハットケーキ」として登場し、一般に広まり始める
- 1957年(昭和32年)にホットケーキミックスが家庭に普及し、定番スイーツとして定着
毎月10日にパンケーキを食べる習慣、なかなかいい口実ですよね😊
由来を知ったうえで食べると、ちょっとだけいつもより味わい深い気がしませんか?
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