この記事を読めばパソコン検定の日がなぜ毎月9日なのか、その由来と制定背景、そして関連する検定試験の全貌まで、ひとつひとつ丁寧に理解できます。
「毎月9日ってなんか中途半端な日だな…」
と思ったことありませんか?
実はこれ、きちんとした意味があるんです。
パソコンのスキルアップや資格取得に関心がある方なら知っておいて損はない話だと思います。
パソコン検定の日とは?
毎月9日の由来と制定の目的について解説します。
毎月9日になった理由
パソコン検定の日が毎月9日に設定された理由は「9(きゅう)=級」という語呂合わせにあります。
「検定試験はその実力にふさわしい級を判断する」
という意味を9の数字に込めたんですね。なんか、言われてみればすごくシンプルな発想でかえって覚えやすいなと感じます。
ちなみにこの記念日は一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。
それだけ公的な位置づけをもつ記念日ということです。
記念日に込められた目的
この記念日を制定した背景には単純にパソコン操作の技術を磨くだけでなく、コミュニケーション技能の習得という観点も含めてパソコン検定を広めたいという想いがありました。
要するに「パソコンを使いこなすこと」と「社会で活躍できるコミュニケーション力」をセットで考えているわけです。
そういう視点はけっこう珍しいなと思って個人的には印象的でした。
また毎月9日という設計にしている点も特徴のひとつ。
年に1回じゃなくて毎月巡ってくるので継続的なスキルアップを意識するきっかけになるように設計されているようです。
全日本情報学習振興協会の歴史
記念日の制定団体である全日本情報学習振興協会がどんな経緯で生まれたのかを見ていきます。
設立のきっかけ
1994年(平成6年)10月15日、現在の前身となる「全日本情報教育検定協会」が東京都中央区銀座に設立されました。
設立のきっかけとなったのは当時の理事長・一松信氏の「児童生徒から高齢者まで、広く受験できるパソコンの検定試験を実施する財団法人を設立したい」という想いでした。
これを文部科学省に働きかけたのが始まりです。
設立された翌月の1994年11月27日には早くも「文書処理能力検定試験Ⅰ種・Ⅱ種試験」が開催されています。
すごいスピードだと思いませんか?
財団法人としての認可まで
1994年の設立後、文部省(現・文部科学省)への認可申請は続いていました。
そして5年の歳月を経て1999年(平成11年)10月15日に文部大臣から正式に財団法人「全日本情報学習振興協会」の設立が許可されました。
当時、情報化社会の進展を見据えて「すべての人が平等に挑戦できるパソコン検定試験を作ることは時代の流れだ」と訴え続けた結果、政界や文部省からも賛同が得られたそうです。
5年間の運動というのは思った以上に長い道のりですよね。
現在の姿へ
2014年(平成26年)には「一般財団法人全日本情報学習振興協会」として移行登記が完了し、現在の形に至っています。
前身の協会が設立された1994年から数えると30年以上の歴史を持つ団体ということになります。
それだけ長く続いてきたこと自体、パソコン検定の根強い需要を物語っていると感じます。
協会が実施するパソコン検定の種類
全日本情報学習振興協会が手がける検定は実は一種類ではありません。
検定試験の一覧
現在この協会が実施している検定試験は以下のとおりです。
- パソコン検定タイピング試験
- パソコン検定文書試験
- パソコン検定文書・表計算試験
- パソコン技能検定ビジネス実務試験
- パソコン技能検定Ⅱ種試験
- パソコン基礎検定試験
- パソコンインストラクター資格認定試験
- パソコン速記検定試験
- 文書処理能力検定試験Ⅰ種・Ⅱ種
意外と種類が豊富ですよね。
自分のスキルレベルや目的に合わせて選べる構成になっています。
タイピング試験の概要
なかでも入門として人気が高いのがパソコン検定タイピング試験です。
試験方法はシンプルでパソコン画面に表示されるビジネス文書を見ながら実際に入力していく形式です。試験は2回実施され、3級は400文字以上かつ正答率90%以上が合格基準とされています。
「速さだけじゃなくて正確さも問われる」というあたり、実務を意識した設計だなと思います。
パソコン技能検定Ⅱ種試験について
パソコン技能検定Ⅱ種試験は1997年(平成9年)12月14日に開催が始まった、協会の主力試験のひとつです。累計受験者数は120万人を超えるという情報もあり、実績のある試験といえます。
ちなみにこの試験とよく比較されるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)試験との違いを気にする方も多いようですが、それはまた別の話なのでここでは割愛します。
パソコン検定の日が持つ現代的な意義
記念日が制定されたのは過去のことでもその意義は今の時代にも通じます。
スキルの「見える化」という発想
パソコンスキルを級で可視化するという発想は、今でも普通に価値があります。採用面接でのアピールになるという点は各種媒体でも繰り返し指摘されていることです。
とくにビジネスの世界ではほぼあらゆる業種でパソコンが使われているので、「使えます」という感覚的な自己評価よりも、検定合格という客観的な証拠のほうが相手への説得力が段違いに違ってきます。
月1回の節目という設計の巧みさ
「毎月9日」という設計は個人的にけっこう面白いなと思っています。
年に一度の記念日だと「まあ来年また意識しよう」で終わりがちじゃないですか?
でも毎月くるなら、月単位でスキルの現在地を振り返る習慣がつきやすい。
まあ、これはあくまで仮説的な話ですがそういう意図があるとすれば、なかなかよく考えられた設計だと思います。
まとめ
- パソコン検定の日は毎月9日で「9(きゅう)=級」という語呂合わせが由来
- 制定したのは一般財団法人全日本情報学習振興協会で、日本記念日協会に正式登録されている
- 協会の前身は1994年(平成6年)設立の全日本情報教育検定協会で、1999年に文部大臣の許可を受けて財団法人化された
- 記念日の目的は、技術だけでなくコミュニケーション技能の習得も含めたパソコン検定の普及
- 協会はタイピング試験からビジネス実務試験まで9種類以上の検定を実施している
- 毎月節目を設けることで継続的なスキルアップを意識させる設計になっている
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