そうじの日とは?由来や歴史を解説【5月3日】

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この記事を読めば5月3日「そうじの日」の由来や歴史、背景にある思想が一通りわかります。

「そうじの日って、なんとなく聞いたことあるけど、なんで5月3日なんだろう?」

という疑問、気になりませんか?

実は語呂合わせだけじゃなくて、制定された理由のなかにかなり深いメッセージが込められていたりするんです。

目次

そうじの日とは?基本情報

5月3日は「そうじの日」として日本記念日協会に正式認定されている記念日です。

制定したのは一般財団法人・日本そうじ協会(本部:神奈川県横浜市)。

掃除の技術の研究や普及を行う団体で、「掃除道」という独自の概念の発展と普及をミッションとして活動しています。

この記念日は「国民に掃除をさせよう」という義務感からではなくて、掃除を通じた環境整備の大切さを社会全体に広めたいという思いから生まれたものという感じです。

日本そうじ協会ってどんな団体?

日本そうじ協会は2011年(平成23年)に設立された一般財団法人で理事長は今村暁氏。

もともと今村氏は学習塾と企業向けの社員教育の仕事をしていて、そこで「環境を整えることが人間の行動や成果に直結する」と確信し、掃除に特化した教育団体を立ち上げたんです。

NHKでも「掃除の匠」として紹介されたことがある人物で、その活動は海外にまで広がっているとか。

ハウスクリーニング業者を育てる団体ではなくて、あくまで「良い習慣を身につけるための掃除教育」に特化しているのが特徴です。

5月3日の由来と語呂合わせ

ふたつの意味を持つ語呂合わせ

5月3日が「そうじの日」になったのは、「5(ゴ)3(ミ)=ゴミ」という語呂合わせが由来です。

でも、実はそれだけじゃないんです。

もうひとつの読み方として、「護(ゴ)美(ミ)」という漢字もあてられています。

これは「護る」と「美しさ」を組み合わせた言葉で「環境の美しさを護る(まもる)」という意味が込められています。

要するにこの記念日には以下のふたつの目的が設定されているわけです。

  • ゴミを減らすこと
  • 環境の美しさを護ること

「ゴミの日」だけだと「ゴミを捨てましょう」的なニュアンスになっちゃうんですが、「護美」の意味を加えることで、能動的に環境を美しくするというメッセージになっているのが、個人的にはなかなかうまいなと思います。

同じ5月にある「ごみゼロの日」との違い

ちなみに5月には似た記念日として5月30日「ごみゼロの日」もあります。

「5(ゴ)3(ミ)0(ゼロ)」という語呂合わせで1982年に制定された、こちらは環境美化を目的とした運動発の記念日。そうじの日と方向性は近いんですが制定した団体と制定年が異なります。

5月3日の「そうじの日」が日本そうじ協会による「掃除道」の普及に重点を置いているのに対して、5月30日の「ごみゼロの日」は自治体・行政主導の環境美化運動としての色が強い感じです。

そうじの日に何が行われるの?

全国での街そうじ活動

この日は全国一斉に「おそうじしましょう!」という呼びかけが行われ、各地で街そうじイベントが実施されます。

地域の公園や商店街の清掃活動に参加したり、学校や職場で普段より丁寧に掃除をしてみたり、そういった行動を起こすきっかけとして機能している記念日です。

「掃除道」の普及活動

日本そうじ協会はこの日を中心に掃除道の資格認定制度の普及活動や啓蒙イベントも行っています。

「掃除道」とは単に部屋をキレイにするスキルを身につけるだけでなく、掃除を通して良い習慣を育てる生き方の思想のこと。

会社の社員教育や学校教育にも取り入れられています。

「掃除」という文化の歴史的背景

仏教と掃除の深い関係

日本で掃除が精神的な行いとして意識されるようになったのは、飛鳥時代(592年〜710年頃)に仏教が中国から伝わったことがきっかけとも言われています。

禅の修行では掃除は修行の入り口に位置づけられています。

「信心の前にまず掃除」という言葉があるほどで、禅寺では朝の掃き掃除が修行そのものとされてきました。

法然院(京都)の大玄関には「一掃除二勤行とや落ち葉掃く」という句が掲げられていて、掃除が礼拝よりも先に置かれているのが印象的でした。

平安時代の「煤払い」が大掃除の原点

年末の大掃除の原型は平安時代の「煤払い(すすはらい)」にあります。

宮中で毎年12月に行われたこの清掃儀式は、一年間の汚れや穢れを払い、新年に歳神様を清浄な状態でお迎えするための宗教的行事でした。

これがやがて庶民にも広まり現代の大掃除の習慣につながっているとされています。

掃除と心の関係 科学的な視点から

散らかった空間が脳に与える影響

実は掃除をすることの効果は精神論だけじゃないんです。

2011年にプリンストン大学の神経科学研究所が行った研究では、散らかった環境が人間の集中力や認知機能に負の影響を与えることが科学的に示されています。

さらに、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究(2010年)では、散らかった家にいる女性は1日を通じてストレスホルモン「コルチゾール」の値が高いままであることが確認されています。

整理整頓された環境にいると、自然とストレスが軽減されるというのは肌感としても納得感がありますよね。

日本そうじ協会が提唱する「掃除道」の考え方

日本そうじ協会が「掃除道」を普及させようとしている背景には、こうした空間と人間の内面の深い関係性があります。

「環境が人をつくる」という考え方のもと、学習塾での実践や企業の社員教育において、掃除を習慣化することで子どもの学力向上や社員のモチベーション向上につながった事例も報告されているとか。

これは憶測ではなく同協会の実践記録にもとづく話ではあるんですが、個人差もあるので全員に当てはまるかは正直わからないです。

まとめ

  • 5月3日「そうじの日」は一般財団法人・日本そうじ協会が制定し、日本記念日協会に認定された記念日
  • 日付の由来は「5(ゴ)3(ミ)=ゴミ」と「護(ゴ)美(ミ)=環境の美しさを護る」の語呂合わせ
  • 目的は「ゴミを減らすこと」と「環境の美しさを護ること」のふたつ
  • 日本そうじ協会は2011年設立で、掃除の技術教育・掃除道の普及を使命としている
  • 掃除と日本の精神文化の関係は仏教伝来(飛鳥時代)にまでさかのぼる
  • 科学的研究でも、整理整頓された環境がストレス軽減・集中力向上に寄与することが示されている

5月3日はゴールデンウィーク真っ只中で憲法記念日でもあるので、なかなかピンとこない人も多いかもしれません。

でも、ちょっとした部屋の片付けや近所の清掃活動に参加するきっかけとしてこういう記念日を活かしてみるのもいいんじゃないかなと思います😌

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