この記事では5月6日がなぜ「コロッケの日」なのかその由来や制定の背景、コロッケそのものの歴史まで、まとめてわかりやすくお伝えします。
「なんとなく聞いたことはあるけど、誰が決めたの?」
「コロッケってそもそもどこから来た料理?」
そんな疑問を持っている方にぴったりの内容ですよ。
コロッケの日とは?
5月6日「コロッケの日」は香川県三豊市に本社を構える冷凍食品メーカー株式会社味のちぬやが制定した食の記念日です。
2008年に同社が申請して一般社団法人・日本記念日協会に正式認定・登録されました。
それ以来、毎年5月6日はコロッケを家族で楽しむ日としてじわじわと全国に浸透してきています。
語呂合わせと制定の思い
日付の由来はシンプルで「コ(5)ロ(6)ッケ」という語呂合わせです。
ただ語呂合わせだけじゃなく、春のゴールデンウィーク明けのタイミングに「庶民の味方コロッケを、行楽シーズンに家族で食べてほしい」という気持ちが込められているのもなんかいいですよね。
GW終盤の5月6日は疲れが出がちな時期でもあるので「揚げたてのコロッケで元気を出して」という温かいメッセージ、個人的にはけっこう好きなんです。
味のちぬやってどんな会社?
「コロッケの日を決めた会社」として知られる株式会社味のちぬやは1975年に香川県三豊市で創業した冷凍食品メーカーです。
業務用冷凍ポテトコロッケで国内トップシェア(富士経済調べ)を誇り、まさに「日本一のコロッケメーカー」を地で行く企業なんです。
コロッケの日以外にも3月7日「メンチカツの日」、3月3日「ささみの日」、11月4日「かき揚げの日」、9月4日「串の日」など、揚げ物系の記念日を複数制定していて、食品業界全体の盛り上げに貢献しています。

コロッケの歴史と起源
コロッケの日の意味をより深く知るにはコロッケそのものの歴史を追うのが近道だと思います。
フランス生まれの「クロケット」が原点
実はコロッケのルーツはフランス料理の「クロケット(Croquette)」です。
フランスのクロケットはホワイトソース(ベシャメルソース)をベースにした料理で日本でいうクリームコロッケに近いスタイルです。
文献に初めてクロケットが登場したのは1872年のこと、そして日本には1887年(明治20年頃)に伝わったとされています。
当時の迎賓館として名高い「鹿鳴館」の料理としてクリームコロッケが振る舞われたのが日本初上陸とも言われています。
じゃがいもコロッケは日本発祥!
これ、意外に知られていないんですがじゃがいもを使ったポテトコロッケは日本独自の発明なんです。
フランスのクロケットにはじゃがいもは入りません。
では、なぜ日本では「じゃがいも=コロッケ」になったのか。理由は主に2つ考えられています。
- 明治時代は乳製品の扱いが今ほど普及していなかったのでホワイトソースの代わりにじゃがいもを使うようになった
- ちょうど北海道でじゃがいも(特に「男爵いも」)の栽培が盛んになり、安価に手に入るようになった
要するに「高級洋食を庶民でも手が届く料理に変えた」日本のアレンジ精神の賜物なんですよね。
この時点でコロッケはすでに日本のソウルフードへの片道切符を手にしていたと思います。
大正時代の「コロッケブーム」
1917年(大正6年)、コロッケの人気を決定づける大きな出来事が起きます。
益田太郎冠者作詞の『コロッケの唄』が大流行したのです。
東京・帝国劇場で上演された笑劇「ドッチャダンネ」の劇中歌として作られたこの曲は、瞬く間に全国に広まりました。
「けふもコロッケ、あすもコロッケ」
という印象的なフレーズは当時の食卓でコロッケがいかに親しまれていたかを物語っています。
ちなみに1927年(昭和2年)の文献にも「全国津々浦々まで行き渡っている」と記されているので、大正から昭和の初めにかけてかなり急速に普及したんでしょうね。
同じ時代、安価な惣菜としてのコロッケは東京「長楽軒」のメニューに端を発し、その後「チョウシ屋」での商品化を経て「お肉屋さんのコロッケ」文化として定着していきます。
カレーライスやとんかつとともに大正時代の三大洋食に数えられるほどの存在感でした。
コロッケが愛され続ける理由
記念日があるほど愛されるコロッケ。
その秘密は「懐の深さ」にあるんじゃないかなと感じています。
種類が豊富で飽きない
コロッケには実にさまざまな種類があって食べる人を飽きさせません。
代表的なものだけ挙げると。
ポテトコロッケ(じゃがいも+ひき肉+玉ねぎ)がいちばんの定番。
そのほかにもクリームコロッケ、カレーコロッケ、ライスコロッケなどがあって地域や家庭によってアレンジも多彩です。
「コロッケ」と一言で言っても、ひとりひとりに「自分の好きなコロッケ」像があるのが面白いですよね。
コロッケ消費量日本一は意外な都市
「コロッケをいちばん食べるのはどこ?」
と聞かれたら、東京や大阪を想像しませんか?
ところが総務省の家計調査によるとコロッケの年間消費額トップは福井市なんです。
全国平均の約1,960円に対して、福井では3,000円超というデータもあります。
理由として挙げられるのが福井県は共働き世帯の割合が全国的に高いこと。
総菜をうまく活用する生活文化が根付いていて、コロッケに限らず惣菜消費全体が多い傾向にあるようです。
食文化って地域性が出て面白いですよね。

まとめ
- 5月6日「コロッケの日」は香川県の冷凍食品メーカー・株式会社味のちぬやが2008年に制定し、日本記念日協会が認定した記念日
- 日付は「コ(5)ロ(6)ッケ」の語呂合わせで春の行楽シーズンに家族でコロッケを食べてほしいという願いが由来
- コロッケのルーツはフランスのクロケットだがじゃがいもを使ったポテトコロッケは日本独自の発展形
- 1917年(大正6年)の「コロッケの唄」大流行が、コロッケを全国区の国民食に押し上げた
- コロッケの消費額日本一は福井市で、共働き文化と総菜活用の生活スタイルが背景にある
5月6日が近づいたらぜひスーパーやお肉屋さんで揚げたてのコロッケを買ってみてください。
明治から続くこの味の歴史を思いながら食べると、ちょっとだけ特別な気分になれるかもしれません😊
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