この記事を読めば「Windows10の日」がいつ、誰がなぜ作ったのか、Windows10の歴史と現在の状況までまるっと理解できます。
「毎月10日がWindowsの記念日って、なんで?」
と気になったことはないでしょうか
。実はこの記念日、ちゃんとした制定経緯があって知ると意外と面白いんですよね。
Windows10の日って何?
「Windows10の日」は毎月10日に設けられた記念日で、日本マイクロソフト株式会社が制定したものです。
この記念日は一般社団法人日本記念日協会にも正式に認定されていて民間企業が作ったキャンペーン的な日というより、公的に認められた記念日という位置づけになっています。
なぜ毎月10日なの?
理由はシンプルで、「Windows10」の「10」という数字にちなんで毎月10日に設定されました。そのままですよね。
でも「毎月」というのがポイントで年に一回ではなく12回も記念日があるのは、それだけ普及促進に力を入れていたからだと思います。
制定の目的と背景
制定されたのは2016年4月27日、日本マイクロソフトが宣言し、最初の「Windows10の日」として盛大なイベントが開かれたのが2016年5月10日のことです。
東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaに「Windowsエリア」がグランドオープンしてかなり賑やかなイベントだったみたいです。
目的は「Windows10の機能をより多くの人に知ってもらうこと」で、当時パソコンだけでなくタブレットなどさまざまなデバイスに対応したOSとして積極的にPR活動を展開していました。
Windows10の日が生まれた「時代背景」
この記念日が生まれた2016年には実は重要な締め切りがありました。
無償アップグレードの終了期限
Windows10は2016年7月29日をもって無償アップグレードが終了することになっていて、Windows7やWindows8.1のユーザーに「早くアップグレードを!」と呼びかける必要があったんです。
そのため毎月10日を記念日に設定してキャンペーンや情報発信を定期的に行う場にした。というのがこの記念日の実質的な誕生理由でしょう。
実際、2016年6月10日の「Windows10の日」には日本マイクロソフトが記者会見を開き、無償アップグレード終了まで50日を切ったというアナウンスも行っています。
パートナー企業も巻き込んだ大規模キャンペーン
「Windows10の日」にはアイ・オー・データ機器やバッファロー、エレコム、カスペルスキー、トレンドマイクロ、ジャストシステムなど、有名パートナー企業が多数参加してお得な施策を展開しました。
これだけ多くの企業を動かせた記念日ってけっこう珍しいと思います。
Windows10そのものの歴史
発表から一般リリースまで
Windows10は2014年9月30日に「Threshold(スレショルド)」という開発コードのOSとして発表されました。
その後、2015年7月29日(日本時間では7月30日)に一般リリースが開始されています。前バージョンがWindows8.1だったのに、なぜ「Windows9」を飛ばして「10」になったのか、気になりませんか?
なぜWindows9を飛ばしたの?
これ、当時けっこう話題になったんですよね。公式な説明はなかったものの、いくつかの説が語られています。
まず広く知られているのが技術的な互換性の問題。
Windows95やWindows98のバージョン識別コードに「Windows9」という文字列が使われているケースがあり、もし新OSを「Windows9」と命名すると、古いサードパーティ製アプリが誤認識してしまう恐れがあった。という開発者界隈のうわさ話です。
もうひとつはマーケティング的な意図。
Windows8は使いにくいという批判が多く、そのブランドイメージから切り離すために思い切って数字を飛ばしたという見方もあります。
さらに、「One Microsoft」という社内改革のスローガンに合わせて、「1」を含む「10」にしたかったという説もあります。
どれも公式な回答ではない部分が多いのであくまで「有力な説」として捉えてもらえると助かります。

「最後のWindows」と呼ばれた理由
リリース当時、Windows10は「最後のWindowsになる」と謳われていました。
これは開発を終了するという意味ではなく、以後は数年に一度のメジャーバージョンアップではなく、半年ごとに機能を継続的にアップデートするという方針への転換を示したものでした。
ところがその後、2021年にWindows11が発表されたので結果的にはこの言葉通りにはなりませんでした。
Windows10のサポートはもう終了している
Windows10の延長サポートはすでに2025年10月14日をもって終了しています。
10年間の歴史に幕を閉じたことになります。
個人向けには最長1年の延長セキュリティ更新プログラムが提供されているケースもあるので、まだ使っている方はMicrosoftの公式情報を確認するといいと思います。
Windows11への移行が推奨されている現状
Windows10のサポートが終わったことでマイクロソフトが推奨しているのはWindows11への移行です。
とはいえ、Windows10のユーザーは依然として多く、全世界で使われ続けているのが実情です。
ですから、「Windows10の日」という記念日自体は今も一応存在しているものの、当初の無償アップグレード促進という目的はとっくに果たし終えていて今となっては歴史の一部という感じですね。
まとめ
- 「Windows10の日」は毎月10日、「Windows10」の「10」にちなんで日本マイクロソフト株式会社が2016年4月に制定した記念日で、日本記念日協会にも正式認定されている
- 制定の背景には2016年7月29日の無償アップグレード終了という期限があり、ユーザーへの移行促進が主な目的だった
- Windows10自体は2014年9月30日発表・2015年7月29日一般リリースでWindows9を飛ばした理由には技術的・マーケティング的な複数の説がある
- 「最後のWindows」と呼ばれたが、後にWindows11が登場し、その言葉は現実にはならなかった
- 2025年10月14日にWindows10の延長サポートが終了していてWindows11への移行が推奨されている

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