食育の日とは?由来や歴史を解説【毎月19日】

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この記事を読めば「食育の日」がなぜ毎月19日なのか、その由来から歴史、具体的な取り組みまでまるごと理解できます。

「食育」って言葉、学校やニュースでよく耳にするようになりましたよね。

でも、毎月19日が「食育の日」に定められた理由って、ちゃんと知っていますか?

実はこれ、語呂合わせだけじゃなくて、けっこう深い歴史的な背景があるんです。

食育の起源を知るほど「なるほど、そういうことか!」と思う場面が多くて個人的にちょっと驚きました。

目次

食育の日とは何か

毎月19日は「食育の日」として国・地方公共団体・関係団体などが協力して食育の普及に取り組む日として定められています。

食育の日の定義と目的

食育の日は食育推進運動を継続的に展開し、食育の一層の定着を図るための機会として、国の「食育推進基本計画」によって設定されました。

要するに毎月1回は食について立ち止まって考えよう、というきっかけを作るための日なんですね。

食育基本法では食育とは「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもの」と位置付けられています。

栄養のバランスだとか食べ方のマナーだとかにとどまらず、人として育つための「土台」として捉えているのがなかなか印象的でした。

食育の日と食育月間の関係

毎月19日が食育の日なら、毎年6月は「食育月間」です。

6月が選ばれた理由は食育基本法が成立した月が平成17年6月だったことと学校生活や社会生活が落ち着いて進学・就職・転勤の影響が少ない時期であることから。

年1回の集中月と、毎月のリマインダー日という二段構えになっているわけです。

なぜ19日なのか?由来と語呂合わせ

「なぜ19日?」という疑問、実はいくつかの説が重なっていてどれか一つが正解というわけではないみたいです。

語呂合わせの仕組み

一番よく知られている理由は語呂合わせです。

「育(いく)」という言葉が数字の「19(いく)」を連想させること、そして「食(しょく)」という言葉も「しょ→初→1、く→9」と読み解くことで「19」に結びつくこと。

この二重の語呂合わせが根拠になっています。

日本語の語呂合わせってこういう風に重ねて意味を持たせることが多くて、まあ日本らしいなと感じます。

第1回食育推進会議との関係

語呂合わせ以外にももう一つ重要な背景があります。

国の第1回食育推進会議が平成17年(2005年)10月19日に開催されたということです。

ただの数字遊びではなく、食育を国として動かし始めた記念すべき日の「19日」という数字が重なっているんです。

語呂合わせで覚えやすくしながら、歴史的な節目も意識している。

そういう設計が思った以上に丁寧だなと感じました。

「食育」という言葉の歴史

「食育」という概念、実は最近できたものじゃないんです。ここがけっこう驚きポイント。

明治時代に生まれた言葉

「食育」という言葉の起源はなんと明治時代まで遡ります。

福井県出身の医師・石塚左玄(いしづかさねん、1851〜1909年)が、1896年(明治29年)に著した『化學的食養長壽論』という書物のなかで日本で初めて「食育」という言葉を記しました。

石塚はその著書のなかで「体育知育才育は即ち食育なり」という一文を記していて、食べることが人間の根本的な育ちにつながるという考え方を提唱したのです。

栄養学がまだ学問として確立されていなかった時代に「医食同源」の考え方から食養を普及させた先駆者でした。

現代の健康ブームや食への意識の高まりが欧米発のトレンドではなく、日本独自の思想に根ざしていると知ると、なんか誇らしい気がします。

食育基本法の制定(2005年)

石塚左玄の思想から約100年後、平成17年(2005年)6月に食育基本法が公布されました。

この法律は近年の食生活をめぐる環境の変化。

栄養の偏り、不規則な食事、孤食の増加、生活習慣病の増加、食べ残しや廃棄の問題などに対処するために制定されたもので食育を国・地方公共団体・民間が連携して推進する仕組みを整えたものです。

そして翌2006年3月に「食育推進基本計画」が決定され、そのなかで毎月19日が「食育の日」として正式に定まりました。

第4次食育推進基本計画(2021年〜)

現在は令和3年(2021年)3月に決定された「第4次食育推進基本計画」のもとで食育が推進されています。

3つの重点課題として掲げられているのは次のとおりです。

  • 生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進
  • 持続可能な食を支える食育の推進
  • 「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進

「持続可能な食」という視点が加わったのは時代を反映していて食育がSDGsとも結びついてきているのがわかります。

食育の日に何をするの?具体的な取り組み

「食育の日ってあるのは知っているけど、実際に何をすればいいの?」という疑問、正直ありますよね。

国・自治体レベルの取り組み

全国の都道府県や市区町村では食育の日に合わせてさまざまな活動が行われています。

例えば北海道では「食育の日の推進」、青森県では「食生活改善推進員と協働した普及活動」、岩手県では「管理栄養士によるレシピ配信」といった取り組みが展開されています。

自治体によっては食育の日をさらに独自に拡張しているところもあって、佐賀県小城市では毎月19日に加えて第3金・土・日曜日も食育の日と定めているんです。

週末にゆっくり家庭で食育について考えてほしい、という配慮からでなかなか面白い工夫だと思います。

学校での食育の日の活動

学校では食育の日を機に「食育検定」と名付けた食に関するクイズラリーを実施したり、栄養についての授業を組み込んだりする取り組みが広がっています。

給食の時間も単に食べるだけでなく食材の産地や栄養バランスを学ぶ場として活用されています。

家庭でできる食育の日の過ごし方

毎月19日を「家族そろって食べる日」と位置づけている自治体も多く、たとえば秦野市では「家族そろって食べようDAY!」として普及啓発を行っています。

食育の日だからといって特別なことをしなくても大丈夫。

大切なのは一緒に食べること(共食)です。

農林水産省の研究をまとめたエビデンスによると共食が多い人は孤食の多い人と比べて次のような傾向が確認されています。

  • 心の健康状態が良い
  • 野菜や果物など健康的な食品の摂取が多い
  • 主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく食べている
  • 起床・就寝時間が規則正しく、朝食欠食が少ない

要は「誰かと食べる」それだけで、栄養バランスも心の健康もまとめて底上げできるんですね。

現代の食育が大切な理由

なぜ今、食育がこれほど重要視されているのでしょうか。

孤食・個食問題の深刻化

現代は「こ食」の時代と言われています。

「孤食(一人で食べる)」
「個食(家族がバラバラのものを食べる)」
「粉食(パンや麺など粉もの中心)」
「固食(決まったものしか食べない)」
「小食(食べる量が少ない)」

といった問題が複合的に起きています。

共働き世帯やひとり親家庭の増加で子どもが一人で食事をとる機会は年々増えていて、栄養バランスの偏りや食事時間の不規則化が懸念されています。

近年の物価高騰も食事の質に影響していて、食育を取り巻く課題はより複雑になっています。

食育は「食べ方」だけじゃない

個人的にこれが一番伝えたいことなんですが。食育って野菜を食べようとかマナーを守ろうとかいう話だけじゃないんですよね。

食を通じて、感謝する心、人と関わる力、自己肯定感まで育まれるという視点が現代の食育の核心にあります。

食卓を囲む時間に誰かの顔を見て「美味しいね」と共感し合うこと。

それが子どもの心の土台を作る、と研究も示しているのです。

だから毎月19日の食育の日は、特別なレシピを作る必要も食育の本を読む必要もないかもしれません。

大事な人と一緒にご飯を食べる。それだけで食育の日の意義を十分に体現できているんじゃないかな、と思っています😊

まとめ

  • 食育の日は毎月19日は食育推進基本計画によって定められた、食育を普及させるための日
  • 19日の由来は「育(いく→19)」「食(しょく→初→1、く→9)」の語呂合わせと、第1回食育推進会議が平成17年10月19日に開催されたことが背景
  • 「食育」の言葉は明治時代から
    医師・石塚左玄が1896年に著書で使用した「体育知育才育は即ち食育なり」が起源
  • 食育基本法は2005年制定
    食をめぐる環境変化への対応として、国レベルで食育を推進する法的枠組みが整備された
  • 家庭での実践は「共食」から
    誰かと一緒に食べるだけで、心身の健康に良い影響があることが研究で示されている

毎月19日が近づいたとき、「今日は食育の日だ」と思い出してもらえたら、この記事を書いた意味があります

特別なことじゃなくていい。

大切な人と食卓を囲む、その時間を少し大切にしてみてください。

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