この記事を読めば5月15日「水分補給の日」の由来や誕生の背景、科学的な根拠がひとつ残らずわかります。
「なんで5月15日なの?」
って思った方、じつはこの日付にはかなりちゃんとした理由があるんです。
暑くなる前のこの時期に水の飲み方を見直してみませんか?
水分補給の日ってどんな日?
制定したのはサーモス株式会社
5月15日を「水分補給の日」として制定したのはステンレス製の魔法瓶や保温調理器「シャトルシェフ」で知られるサーモス株式会社です。
東京都港区芝に本社を置くこの会社、水筒メーカーとしては日本でもトップクラスの知名度を誇っています。
この記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録された、れっきとした公式記念日です。
企業が独自に「今日は○○の日!」と言い張るだけじゃなくて、ちゃんと協会のお墨付きをもらっているのが特徴ですね。
目的は水分補給の大切さを広めること
制定の目的はスポーツや食事のときの水分補給の重要性をより多くの人に知ってもらうこと。
熱中症が話題になる夏が近づくこの時期に、「そもそも正しい水の飲み方ってなんだろう?」と立ち止まって考えてもらうきっかけとして、5月15日が選ばれた形です。
5月15日になった由来
「5〜15℃」が日付の根拠
この日付、実は意外とシンプルな発想から来ています。
水分補給に最適な温度帯が「5℃〜15℃」であることが実験で実証されたのでその数字をそのまま「5月15日」に当てはめたんです。
語呂合わせといえば語呂合わせなんですけどちゃんと科学的な裏付けがあるのがポイントです。
ノリで決めたわけじゃないんですよね。
サーモスが実施した実験とは
サーモス株式会社は高温の環境下での水分補給に関する実験を実施。
その結果、5℃〜15℃の温度帯が体への吸収が速く、体温の上昇を効果的に抑えることができると実証されました。
さらに踏み込んだデータとして横浜国立大学の田中英登教授との共同実験があります。
気温31℃および35℃の環境下で水温2℃・10℃・22℃のイオン飲料をそれぞれ飲んだときの身体状況を比較したところ、10℃の飲み物を摂取したグループがいちばんスポーツパフォーマンスが高かったという結果が出ています。
つまり「キンキンに冷えたものが一番いい」というわけでもなくて、ほどよく冷えた5〜15℃がちょうどいいってこと。これ、意外と知らない方も多いんじゃないでしょうか。

5-15℃プロジェクトとの関係
記念日のもとになった啓発活動
「水分補給の日」が制定されたのはサーモス株式会社が推進する『5-15℃PROJECT(ゴーイチゴ・プロジェクト)』という活動がきっかけです。
このプロジェクト、スポーツパフォーマンスの向上という観点から、運動中に5〜15℃の水分を飲むことを推奨する取り組みで学識者とも連携しながら科学的根拠に基づいた啓発活動を展開してきました。
2012年5月15日にはイベントが開催され、元日本代表選手の宮本恒靖氏(当時)も水分補給の重要性を説く場として機能するなど、けっこう本格的な活動だったんですよね。
記念日の制定もこのプロジェクトの延長線上にあるいわば「科学的な啓発活動の集大成」みたいな位置づけです。
サーモスが世界初のガラス製魔法瓶メーカー
ちなみにサーモス株式会社は世界で初めてガラス製の魔法瓶を製品化したという歴史を持っています。
1904年にドイツで創業したブランドを起源とし、1989年に日本の日本酸素(現・太陽日本酸素)が取得して今に至っています。
「美味しく水分補給する」ための容器を長年作ってきた会社だからこそ、水の温度にこだわった研究ができた…とも言えるかもしれませんね。
5〜15℃が体にいい理由
体への吸収速度が上がる
5〜15℃の水は小腸の細胞膜を通過しやすい温度帯で、体内への吸収が速くなるとされています。
ガブガブ飲んでも吸収が追いつかなければ意味がないので温度って思いのほか重要なポイントなんです。
体温上昇の抑制と発汗の軽減
科学研究費助成事業(KAKENHI)の研究でも5℃程度の水分補給が体温上昇の抑制・発汗量の軽減・脱水率の軽減に効果があることが示唆されています。
真夏の運動時に体温が上がりにくくなるということは熱中症リスクを下げることにも直結してくるわけです。
胃腸への負担が少ない
極端に冷たい飲み物(2℃前後)は、飲みやすさの面でも胃腸への負担という面でもあまりよくないというデータがあります。
「冷たければ冷たいほどスポーツ中はいい」というのはどうやら正確ではなさそうで、ほどよく冷えた温度帯が一番バランスがいいようです。
正しい水分補給の目安
タイミングと量
サーモスの公式情報によると運動中の水分補給の目安は30分に1回、1回あたり約200〜250ミリリットルです。
「喉が渇いてから飲む」のでは遅くて、運動前からしっかり補給しておくことで体温の上昇や心拍数の増加を抑えられるという報告があります。
塩分も忘れずに
水分補給だけを意識しても、汗で塩分(ナトリウム)が失われていくのでスポーツドリンクなどで0.1〜0.2%程度の塩分も同時に補給するのが理想的です。
運動による体重減少が2%を超えないように補給量を調整するのが、公益財団法人日本スポーツ協会の推奨する目安です。
まとめ
- 5月15日「水分補給の日」はサーモス株式会社が制定し、日本記念日協会に認定された記念日
- 日付の由来は「水分補給に最適な温度帯=5〜15℃」をそのまま日付に当てはめたもの
- 横浜国立大学との共同実験など科学的な根拠に基づいており、語呂合わせ以上の意味がある
- 5〜15℃が優れている理由は体への吸収速度が上がり・体温上昇を抑え・胃腸への負担が少ないから
- 運動中は30分に1回、200〜250mlを目安に塩分も忘れずに補給するのがポイント
暑くなる前のこの時期こそ水の飲み方を一度見直してみるのがいいかもしれませんね。💧
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