オリーゼの日とは?由来や歴史を解説【5月16日】

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この記事を読めば5月16日がオリーゼの日になった理由と、発酵食品「オリーゼ」の誕生にまつわる歴史がまるごと理解できます。

「オリーゼの日」という記念日、聞いたことがありましたか?

名前だけ見るとちょっと難しそうに感じるかもしれないけど、実はその背景には一人の人間の波乱万丈な人生と、日本の発酵文化への熱い思いが詰まっているんです。

目次

そもそも「オリーゼの日」って何?

5月16日は植物性発酵食品「オリーゼ」をPRするために制定された記念日です。

制定したのは佐賀県唐津市に本社を置く株式会社オリーゼ本舗。一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。

日付の由来は創業者の誕生日

記念日の日付が5月16日になったのはオリーゼの商品化に成功した創業者・大場八治(おおばやじ)氏の誕生日に由来します。

会社が創業者の誕生日を記念日にするのって、けっこう珍しいですよね。

それだけ大場八治という人物の存在が「オリーゼ」そのものだった、ということなんだと思います。

毎月16日は「オリーゼ感謝デー」にも

5月16日の「オリーゼの日」にちなんでオリーゼ本舗では毎月16日を「オリーゼ感謝デー」に設定し、ポイント2倍などのサービスを展開しています。

1年に1日だけじゃなく毎月16日にユーザーを喜ばせようという工夫が、んか好きだなと感じました。

創業者・大場八治の波乱の生涯

オリーゼの日を語るには創業者・大場八治の人生を抜きにはできません。実はこの方の半生が、なかなかドラマチックなんです。

貧困から大阪へ、そして浪曲師へ

大場八治氏は佐賀県鏡山のふもと、庄屋の家に生まれました。

しかし幼い頃に家族は土地財産をすべて失い、6人兄弟は各地に散り散りに。小学校に上がると同時に農家へ奉公に出され、ろくに勉強もできない少年時代を過ごしました。

15歳で大阪に飛び出した彼は浪曲師・筑波武蔵に入門。「小武蔵」「大宮歌右ェ門」という芸名で舞台に立ち、「文芸浪曲」という新境地を開いたのだそうです。

当時の人気調査では浪曲が1位で全体の57%を占めていたほど人気のジャンルで、その中で独自のスタイルを確立したというのは相当な才能だったはずです。

発酵学の権威との出会いが人生を変えた

大阪時代、カフェのお客だった伯爵・鷲尾隆信氏の紹介で発酵学の権威・農学博士の片山庄司先生と出会います。

当時の大場氏は「発酵」の知識が全くなかったにもかかわらず、片山先生の書斎や研究室に足繁く通い、酵素の話を聞き続けます。

顕微鏡で麹菌を初めて見たとき、その花のような美しさに目を丸くしたというエピソードが公式サイトに残っていて想像するとちょっと微笑ましいですね。

「オリーゼ」誕生の歴史

昭和19年5月16日に初売り

片山先生の指導のもと研究を重ねた大場八治氏は百数種類の麹・酵母・乳酸菌にドクダミなどを加えた健康酵素の精製に成功します。

1944年(昭和19年)5月16日、「栄養素オリーゼ」として販売を開始しました。

この「5月16日」がそのままオリーゼの日の日付となっているわけではなくあくまで創業者の誕生日が由来なのですが、初売り日も偶然5月16日と重なっていたことを考えると、この日付には二重の意味があると言えるかもしれません。

太平洋戦争のさなかに産声を上げた商品

初売りは太平洋戦争のさなか。

食糧不足が深刻な時代で、「健康食品なんか売れるはずがない」という状況だったはず。

ところが食糧不足だからこそ、栄養不足で体力が落ちた人々に必要とされたのだと公式サイトは伝えています。

逆境の中でニーズがあったという事実はちょっと驚きでした。

戦後の苦境と復活

大阪大空襲で焼け野原となった大阪を離れ、大場氏は「オリーゼだけを携えて」生まれ故郷の佐賀に戻ります。

戦後は浪曲の舞台を回りながら観客にオリーゼを紹介する巡業販売で全国を歩き回り、口コミで広めていった。

田舎のお寺や公民館が販売会場で、立錐の余地もないほど人が集まったといいます。

そして「おかげさまで元気になりました」と涙でにじんだ手紙が届くたびに、次の巡業地へ向かう力になっていたとのこと。なんというか、商売を超えたものを感じます。

「オリーゼ」ってどんな食品?

100種以上の麹・酵母・乳酸菌を凝縮

オリーゼはアスペルギルス・オリゼー(麹菌)、バチルス菌(納豆菌の仲間)、消化酵素のアミラーゼやプロテアーゼなど100種以上の麹・酵母・乳酸菌を安定培養した顆粒状の植物性発酵食品です。

名前の「オリーゼ」は麹菌「アスペルギルス・オリゼー」から取られています。

佐賀県産の自然素材だけで作られている

食品添加物や凝固剤、化学物質を一切使用せず、キダチアロエやドクダミなど佐賀県の自然素材だけで製造されています。

素材へのこだわりは創業当時から変わっていないようです。

80年以上愛されるロングセラー

1944年(昭和19年)に発売されてから80年以上が経ちます。

「オリーゼ」のほかに有用菌の量を2.1倍にした「オリーゼ210」や、ビール酵母と沖縄産珊瑚カルシウムを配合した「オリーゼGold」などの派生商品も展開しています。

まとめ

  • 5月16日はオリーゼの日。制定したのは佐賀県唐津市に拠点を置く株式会社オリーゼ本舗
  • 日付の由来は、創業者・大場八治氏の誕生日。日本記念日協会により認定・登録された記念日
  • 大場八治氏は少年時代に農家へ奉公に出され、その後大阪で浪曲師として活躍。発酵学の権威・片山庄司博士との出会いがオリーゼ誕生のきっかけとなった
  • 1944年(昭和19年)に発売スタート。太平洋戦争のさなかという逆境の中、口コミで広がっていった
  • 現在も80年以上の歴史を持つロングセラー商品として販売が続いている
  • 毎月16日は「オリーゼ感謝デー」としてポイント2倍などのキャンペーンを実施

一つの記念日の裏にこんなにも深い人間ドラマが詰まっているとは思っていなかったので、調べていてけっこう感動しました。

5月16日を迎えるたびに、創業者の波乱の人生を少しだけ思い出してみると発酵食品が一層味深く感じられるかもしれません。

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