キャッシュレスの日とは?由来や歴史を解説【毎月0のつく日】

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この記事を読めば毎月0のつく日がなぜ「キャッシュレスの日」なのか、その制定経緯から日本のキャッシュレス化の歩みまでまるごと理解できます。

「なんとなく聞いたことあるけど、実はよく知らない」

という方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

記念日の裏側には日本社会の大きな変化が詰まっているんです。

目次

キャッシュレスの日とは

制定した団体と目的

キャッシュレスの日は一般社団法人日本キャッシュレス化協会が制定した記念日です。

東京都中央区銀座に事務局を置く同協会は、電子決済の普及によって現金を使わない社会の実現を目指していて、その取り組みの一環としてこの記念日が誕生しました。

記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人日本記念日協会により正式に認定・登録されています。

個人的には、2018年という年が制定年というのが印象的でした。ちょうど国全体でキャッシュレスへの機運が高まっていた時期と重なっているんですよね。

「0のつく日」に設定されたわけ

日付の選び方がなかなか面白いんです。毎月10日・20日・30日、つまり「0(ゼロ)」がつく日すべてがキャッシュレスの日として設定されています。

理由はシンプルでキャッシュレス=現金ゼロ(0)で現金を使わないという意味から。語呂合わせといえばそうなんですが、「現金がゼロになる社会」というメッセージが込められているのが、なかなか印象深いですよね。

年間で35日も該当するので月に複数回「キャッシュレスの日」が巡ってくる計算になります。

制定された背景 2018年の日本

当時のキャッシュレス比率は20%程度だった

キャッシュレスの日が生まれた2018年当時、日本のキャッシュレス決済比率はわずか20%程度にとどまっていました。

先進国の多くが40〜50%を超えていた中で、日本の数字はかなり低かった。これは意外と知られていないことだと思います。

同年4月、経済産業省が「キャッシュレスビジョン」を策定。

「2025年6月までにキャッシュレス決済比率を4割程度に引き上げる」という目標を掲げた「支払い方改革宣言」を発表し、国を挙げた推進体制が整いました。

日本キャッシュレス化協会はこの理念に賛同する形で記念日の制定に動いたわけです。

キャッシュレス化推進店の表彰制度

記念日の制定にあわせて、「キャッシュレス化推進店」として積極的に取り組む店舗を選定・表彰する仕組みも作られました。

数字の目標を掲げるだけでなく実際のお店レベルで動かしていこうという意図が感じられます。社会全体を少しずつ変えていく方法として、なかなか地道で堅実だなと思いました。

日本のキャッシュレス化の歴史

1960年代〜クレジットカードの誕生

日本にクレジットカードが登場したのは1960年代後半のことです。

1967年には日本初のクレジットカード会社が設立され、その後、銀行や百貨店がカードを発行し始めました。

1964年の東京オリンピックが外国人観光客向けの需要を生み出し、普及を後押ししたとも言われています。

2001年〜Suicaが電子マネーを一般化

電子マネーの普及において欠かせないのが、ソニーが開発した非接触ICカード技術「FeliCa」の存在です。

2001年にJR東日本のIC乗車券「Suica」に採用されたことで、日常的な電子決済が一気に身近になりました。

それまでクレジットカードとは縁遠かった層にもキャッシュレス習慣が広がっていったんですよね。

2018年〜スマホ決済の急拡大

2018年のキャッシュレスビジョン策定後、PayPayをはじめとするQRコード決済が一気に台頭。

スマートフォン一台で支払いが完結する時代が本格的に始まりました。消費者還元事業なども追い風となり、コード決済は年々シェアを拡大しています。

今のキャッシュレス比率はどうなっている?

2024年に政府目標を達成

経済産業省の発表によると2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%(決済額141兆円)に達しました。これは政府が2025年6月までの目標として掲げていた「4割程度」をクリアした数字です。

内訳を見るとクレジットカードが82.9%と圧倒的なシェアを占めていて、次いでコード決済が9.6%、電子マネーが4.4%、デビットカードが3.1%という順番でした。

2025年には58%へ急伸

さらに2025年のキャッシュレス決済比率(国内指標)が58.0%という数字が経済産業省から発表されています。

前年から5.2ポイントもの上昇で、決済額は162.7兆円に達しました。

面白いのは電子マネーのみが件数・金額ともに減少していて、QRコード決済がその分を吸収している構図になっていること。時代の流れを感じます。

政府は将来的にキャッシュレス決済比率80%を目指しており、2030年までに65%まで引き上げる方針を示しています。

キャッシュレスの日に何ができる?

意識して使ってみるだけでいい

キャッシュレスの日だからといって特別なイベントに参加しなくても、いつもより意識的にキャッシュレス決済を選んでみるだけで十分だと思います。

毎月10日・20日・30日という高い頻度で設定されているのも、「ちょっとずつ習慣にしてほしい」というメッセージなのかもしれませんね。

キャッシュレス決済に対応している店舗がまだ少なかった2018年に比べると、今では街中のほとんどの店で使えるようになりました。

要するに記念日の役割はすでにある程度果たされているとも言えるかもしれないです。

とはいっても現金への安心感が強い日本の文化的背景はまだ根強く残っていて、完全なキャッシュレス社会への道のりはもう少し続きそうな感じもしています。

まとめ

  • キャッシュレスの日は毎月0のつく日(10日・20日・30日)、一般社団法人日本キャッシュレス化協会が制定
  • 日付の由来は「キャッシュレス=現金ゼロ(0)」という意味から
  • 2018年に日本記念日協会により認定、経済産業省のキャッシュレスビジョン策定と同年
  • 制定当時の日本のキャッシュレス比率は約20%、先進国の中でかなり低い水準だった
  • 2025年には比率が58.0%に達し、政府目標の4割を大幅に突破
  • 将来目標は80%で2030年までに65%を目指す方針
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