ほじょ犬の日とは?由来や歴史をわかりやすく解説【5月22日】

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この記事を読めば「ほじょ犬の日」がいつ、なぜ制定されたのかほじょ犬の種類や役割、そして今もなお続く社会課題まで、まるごと理解できます。

「なんとなく聞いたことはあるけど、詳しくは知らない」

という方も多いんじゃないかと思います。

ほじょ犬の日はただ記念日ではなくて、日本の障害者福祉の歴史と深くつながっているんです。

そういう意味では知っておいて損のない日ですよね。

目次

ほじょ犬の日はいつ?基本情報

5月22日が「ほじょ犬の日」です。

この記念日は社会福祉法人・日本介助犬協会(神奈川県横浜市港北区に本部)によって制定されました。

2014年に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されていて、同年5月に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園で行われた「介助犬フェスタ2014」の会場で記念日登録証の授与式が執り行われたそうです。

記念日制定の目的は身体障害者補助犬法のさらなる認知度向上と、ほじょ犬が同伴できる社会をつくること。

要するに法律があっても知られていなければ意味がない、という問題意識から生まれた日なんですよね。

なぜ5月22日なの?由来と歴史

身体障害者補助犬法の成立が原点

5月22日が選ばれた理由は明確で2002年(平成14年)5月22日に「身体障害者補助犬法」が国会で成立した日だからです。

この法律は正式名称を「身体障害者補助犬法(平成14年法律第49号)」といい、身体に障害のある方の自立と社会参加の促進に寄与することを目的として制定されました。

ちなみに、成立日(5月22日)と施行日は異なります。

施行は同年10月1日でまず国や地方公共団体の管理する公共施設・交通機関での同伴受け入れが義務化されました。

その後、2003年(平成15年)10月1日からはレストランやホテル、デパートといった不特定多数が利用する一般施設にも拡大されています。

施行から法改正へ

補助犬法はその後も改正を重ねています。

2007年10月には法改正が行われ、2008年4月から「補助犬のトラブルに関する相談窓口の設置」が義務付けられ、2008年10月からは従業員56名以上の民間の職場でも受け入れが義務化されました。

法律が少しずつ社会に浸透していった歴史が見えますよね。

そもそも「ほじょ犬」って何?

3種類の補助犬

「ほじょ犬」は盲導犬や介助犬、聴導犬の3種類を総称した呼び方です。ペットとは違い、特別な訓練を受けた障害のある方の大切なパートナーです。

  • 盲導犬
    目の見えない・見えにくい方が安全に歩けるよう支援。障害物を避けたり、曲がり角や段差を知らせたりする。白または黄色のハーネスを装着
  • 介助犬
    手や足に障害のある方の日常動作をサポート。物を拾って渡したり、衣服の着脱を手伝ったりする
  • 聴導犬
    耳の聞こえない・聞こえにくい方に生活音を知らせる。玄関チャイム、電話の着信音、赤ちゃんの泣き声などを聞き分ける

実働頭数の現状

盲導犬の歴史は約75年、聴導犬は約45年と言われていて、その歴史の長さが実働頭数にも現れています。

2025年10月1日現在の実働頭数は盲導犬768頭・聴導犬52頭・介助犬56頭。

特に聴導犬は認知度が低く頭数も少ない状況で、社会的な課題がまだ残っているのが正直なところだと感じます。

法律があっても続く「同伴拒否」の問題

現場で起きていること

これが意外と知られていない事実なんですが補助犬法が成立から20年以上経った今も、同伴拒否は後を絶たないんです。

全国盲導犬施設連合会が2025年3月に公表した調査によると、2024年の1年間に盲導犬ユーザーの48%が飲食店などで同伴を拒否された経験があったと回答。

拒否された回数は延べ1144回、1人あたり平均4回という計算になります。

拒否される場所として最も多いのが飲食店(43%)で次いで電車などの交通機関(14%)です。

「知らない」ことが最大の壁

日本盲導犬協会が2024年12月に公表した調査では、飲食業や宿泊業などの従業員のうち、身体障害者補助犬法を知っていると答えた割合は全体のわずか33%。

タクシーや鉄道の従業員はほぼ半数が認知している一方、小売業は2割台と低い水準でした。

「ほじょ犬の日」が制定された背景にある「もっと法律を知ってほしい」という願いは、2026年の現在においても、まだまだ現実的な課題として残っているんですよね。

ほじょ犬に出会ったときのマナー

話しかけたり触ったりしないで

ほじょ犬は仕事中です。かわいいからといって、むやみに話しかけたり触ったりするのはNG。集中を妨げることで、ユーザーの方の安全が脅かされる可能性があります。

補助犬には衛生管理の義務があり、定期的なブラッシングや排せつ管理が行われているので、清潔さの面での心配は基本的に不要です。

もし飲食店などで見かけた際は温かく見守ることがいちばんの支援になります。

「受け入れを断ることは違法」という認識

身体障害者補助犬法に基づき、正当な理由なく補助犬の受け入れを拒否することは法律違反にあたります。

さらに、盲導犬の受け入れを拒むことは障害者差別解消法における「差別的取扱い」にも該当しますが、その認知度も約3割にとどまっているのが実情です。

まとめ

  • 5月22日はほじょ犬の日。2002年のこの日に「身体障害者補助犬法」が成立したことが由来
  • 記念日は社会福祉法人・日本介助犬協会が制定し、2014年に日本記念日協会が認定
  • ほじょ犬は盲導犬・介助犬・聴導犬の3種類の総称で、障害のある方の自立と社会参加を支えるパートナー
  • 補助犬法があるにもかかわらず2024年も盲導犬ユーザーの48%が同伴拒否を経験しており、認知度向上が今も課題
  • 出会ったときは話しかけず、温かく見守ることがいちばんの応援です

ほじょ犬の日をきっかけに補助犬の存在やその背景にある法律を知ってくれる方が一人でも増えたら、それだけで少しだけ社会が変わるのかもしれません。

そう思うと毎年5月22日がちょっと特別な日に感じられてきませんか?🐾

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