6月4日は「ムシキングの日」。この記事を読めばその由来・制定の背景・ゲームの歴史まですべて分かります。
「なんで6月4日なの?」
「ムシキングって今どうなってるの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか。
平成世代の男の子なら、あのゲーム機に並んだ記憶があるはず
今回はその記念日の成り立ちからゲームの全貌まで、しっかり掘り下げてみます。
ムシキングの日とは?
6(ム)4(シ)の語呂合わせから生まれた記念日
6月4日がムシキングの日に制定されたのはシンプルな理由からです。
「6」を「ム」、「4」を「シ」と読む語呂合わせ。それだけ。なんかシンプルすぎてちょっと拍子抜けするくらいですよね。
この記念日を制定したのはアーケードゲーム『甲虫王者ムシキング』の開発・運営を手がけていた株式会社セガ・インタラクティブです。
一般社団法人・日本記念日協会に登録申請し、2016年(平成28年)に正式な認定記念日として登録されました。
制定の目的と背景
「ムシキングが登場してから13年。記念日が正式に制定されてすごく嬉しいです。これもみんなの応援のお陰です」。
当時のムシキングチームがそう語ったように、この記念日はファンへの感謝と、2015年に『新甲虫王者ムシキング』として復活したことを記念する形で作られました。
ちなみに、6月4日は同じ語呂合わせで「虫の日」や「ムシの日」としても知られていて、漫画家・手塚治虫が設立した日本昆虫クラブが「虫の日」として制定し、害虫駆除の業界団体も「ムシの日」として別途定めているんですよね。
同じ日に複数の「虫」に関する記念日が重なっているのがちょっと印象的でした。
甲虫王者ムシキングの歴史
このゲームがどれほどのスケールだったかを知ると、記念日の重みも増してきます。
誕生から社会現象へ
『甲虫王者ムシキング』は2001年に開発が始まり、2003年1月21日に全国のアミューズメント施設で稼働開始したセガのトレーディングカードアーケードゲームです。
開発の中心にいた根布谷朋範さん(後にゲーム内キャラクター「ネブ博士」のモデルになった人)は、もともと3Dデザイナーで、マクドナルド向けのタッチパネルゲーム「レッツむしとり」を制作した経験からこの企画が生まれたと語っています。
幼稚園から小学校低学年の男の子を中心に爆発的なヒットを記録し、2007年11月時点でカードの累計出荷枚数は4億9800万枚に達しました。
数字で見るとその熱狂ぶりが伝わってきますよね。

公式大会とギネス記録
2003年からスタートした公式大会は2007年までに開催回数10万回を超え、2008年には「アーケードゲームで最も多くの公式トーナメントを開催したシリーズ」としてギネス世界記録に認定されています。
ゲームセンターでの小規模な大会から、SEGA主催の全国大会まで幅広く開催されていて、当時子どもたちの間では本気の競技として成立していたんです。
アニメ、映画、プロレスへの展開
ゲームの人気はアーケードにとどまりませんでした。
テレビアニメ『甲虫王者ムシキング森の民の伝説』は2005年4月から2006年3月までテレビ東京系で全52話放送され、劇場版も2本公開されました。
さらに、プロレスリング・ノアから2005年に覆面レスラー「ムシキング・テリー」がデビューするというなかなか異色の展開まで実現しています。
ゲームの仕組みと魅力
「なぜあれほど子どもが熱中したのか」。そこには、ちゃんとした理由があります。
じゃんけんバトルとカード収集のループ
ゲームの基本ルールは「ムシカード」と「わざカード」をゲーム機のスキャナーに読み込ませて、じゃんけんバトルで勝負するというシステム。
グー・チョキ・パーで戦うだけなので小さな子どもでもルールが分かりやすい。ところが、カードの組み合わせによって必殺技が変わるので、けっこう奥深いんですよ。
ゲーム筐体からカードが先に排出されるというちょっと変わった仕様は、法律上「自動販売機」として扱われるためなのだとか。
知らなかった方も多いんじゃないでしょうか。
リアルな昆虫3DCGへのこだわり
登場する甲虫は国内最大級の昆虫専門店「むし社」の監修のもとに作り込まれています。
最初は18種類ほどからスタートして、シリーズを重ねるたびに種類が増えていきました。
精巧な3DCGで表現されたヘルクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタが、リングでぶつかり合う映像は、当時の子どもたちには相当なインパクトだったはずです。
2015年に復活したムシキング
2015年の復活と「新甲虫王者ムシキング」
オリジナルシリーズが2010年に稼働終了した後、2015年に『新甲虫王者ムシキング』として正式に復活しました。
旧シリーズのカードは使えなくなったものの、ムシカード・わざカード・じゃんけんバトルという根幹のシステムはそのまま受け継いでいて、新たに「Vガジェ」という連動アイテムや、バトル後のむし採り要素なども追加されました。
この復活を機にセガ・インタラクティブは「ムシキングの日」の制定申請を行ったというわけです。なかなか戦略的だなと思いました。

20周年企画
2023年にはシリーズ20周年を記念したポップアップショップがマルイで開催され、TVアニメのBlu-ray Boxも発売されました。
アーケード版の稼働こそ終了していますが、コラボ商品や家庭用ゲームという形で記憶は受け継がれています。
ゲーム開発者の根布谷さんは「当時の子どもたちにとってムシキングを通じた感動体験があったはず。その思い出を大切にしてもらえたら」と語っていて、その言葉がなんかストンと胸に落ちてくる感じでした。
まとめ
- 6月4日は「6(ム)4(シ)」の語呂合わせを由来とする「ムシキングの日」
- 2016年に株式会社セガ・インタラクティブが日本記念日協会に登録・認定
- 『新甲虫王者ムシキング』の2015年復活を記念して制定
- 元のゲームは2003年1月21日稼働開始、カード累計出荷4億9800万枚超
- 公式大会は10万回超でギネス世界記録に認定
- TVアニメ・映画・プロレスコラボなど広範な展開を実現
- 6月4日は「虫の日」「ムシの日」も同じ語呂合わせで重なる記念日
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