この記事では6月8日「ステハジ」の日の意味や制定の背景、そして私たちが今日からできることまでをまるごと解説します。
「なんとなく聞いたことある気がする」
くらいの方でも、読み終わるころにはスッキリ理解できるはずです。
「ステハジ」ってそもそも何?
「ステハジ」という言葉、初めて聞いた人は少しキャッチーな響きに感じるかもしれませんね。
「ステハジ」とは「使い捨ては、恥ずかしい」という考え方をぎゅっと凝縮した造語です。
ペットボトル、プラスチックスプーン、使い捨ておしぼり……私たちの暮らしの中にあふれる「一回使ったら捨てる」文化に対して、もう少しだけ立ち止まって考えてみようというメッセージが込められています。
要するに環境への負荷を「恥」という感覚で捉え直すことで、日常の消費行動そのものを変えようという試みなんです。
言葉としてのインパクトも面白いなと思っていて、覚えやすくてちょっとドキッとする。そういう感じ。
「使い捨ては恥ずかしい」という発想はどこから来たのか
これは個人的な考えですけど、「恥ずかしい」という言葉の選択がけっこう絶妙だなと感じています。
「もったいない」は日本語として有名ですが「恥ずかしい」にはより行動変容を促す力がある気がして。誰かに見られている意識というか、社会的な規範として機能しやすいんですよね。
「ステハジ」の考え方が具体的に問題視しているのは海洋プラスチック問題・食品ロス・衣類ロスの3つ。
どれも「使い捨て文化」の延長線上にある社会課題です。
現時点で世界の海には約1億5,000万トンものプラスチックごみが蓄積されていて、毎年さらに800万トンが新たに流れ込んでいるとも言われています。
もしこのまま対策が進まなければ2050年には海の魚の量よりも海洋プラスチックの量の方が多くなる。そんなデータまで出ているんです。
6月8日の由来 語呂合わせに込められた遊び心
6月8日という日付、なぜこの日なのかが気になりませんか?
「6(ロス)8(ハジ)」、つまり「ロスは恥」という語呂合わせが由来です。
正確には「使い捨てから生じるロスは恥ずかしい」というフレーズから6と8が選ばれました。
シンプルな語呂合わせですが、「ロス=損失・無駄」と「ハジ=恥ずかしい」がきれいに重なっていて、なかなかよくできているなと思います。
日本記念日協会への登録は2022年
この記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。
記念日ってどうやって制定されるんだろうと思っている方も多いかもしれませんが、日本では一般社団法人の日本記念日協会に申請し、審査を経て承認されるという仕組みになっています。
比較的歴史の浅い記念日であることは確かですがだからこそ今まさに現代的な問題意識に根ざしている、という見方もできますね。
どの会社が制定したの?OSGコーポレーションとは
「ステハジ」の日を制定したのは大阪市北区に本社を置く株式会社OSGコーポレーション(証券コード:6757)という会社です。
1970年8月29日に設立された企業で、浄水器や電解水素水生成器など、「水」に関する製品を幅広く開発・製造・販売しています。
なぜ水の会社が「ステハジ」を?
水を扱う会社がプラスチック問題に取り組むのは、実は理にかなっています。
ペットボトルの使い捨ては水の消費と直結しているし、海洋プラスチック汚染も結局は「水」の問題でもあるんですよね。
浄水器という製品自体、ペットボトルの代わりに使えるという性質を持っていて会社のビジネスとサステナビリティ活動がきれいに一致しているなと感じます。
OSGコーポレーションの経営理念は「三愛精神」。
「人を愛し、仕事を愛し、人生を愛せ」という言葉です。
この精神の延長線上に「ステハジ」プロジェクトがあるんでしょうね。
「ステハジ」プロジェクトの広がり
記念日制定にとどまらず、「ステハジ」は今やかなり大きなプロジェクトへと成長しています。
506団体が賛同するネットワーク
2026年3月時点で企業・自治体・団体・教育機関・プロスポーツクラブを含む506団体が「ステハジ」プロジェクトの共創メンバーとして参加しています
Jリーグのアビスパ福岡もその一例で
SDGsブースを出展するなど、スポーツ×環境アクションという形での普及活動も行われています。
大阪・関西万博での実績
特に印象深かったのが2025年に開催された大阪・関西万博での取り組みです。
OSGコーポレーションは会場内に給水機を52台設置し、来場者が何度でもマイボトルに給水できる環境を整えました。
結果として万博会期を通じて1,200万回のサステナブル体験(給水体験)が生まれ、CO2削減量は約1,000トンに達したとのこと。
さらに、開幕当初はペットボトルの空容器での給水がほとんどだったのに、会期1ヶ月後には半数近くがマイボトルで給水するようになったというデータも出ています
万博会場でのごみも、当初の想定の半分になったという報告もあって。これはかなり驚いた成果ですよね。
この一連の活動が評価され、ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2025」環境部門賞も受賞しています。

「ステハジ」の日に私たちができること
記念日というのは何かを「知るきっかけ」として機能してこそ意味があると思っています。
6月8日を機に、ちょっとだけ自分の使い捨て習慣を振り返ってみると良いかもしれません。
今日からできる「ステハジ」アクション
難しく考えなくていいんです。大事なのは「すぐできる小さな行動」から始めること
たとえば。。。
マイボトルを持ち歩くことで毎回ペットボトルを買う習慣を変えられます。
OSGの万博データが示す通り、「場があれば人は行動を変える」んですよね。
外出先に給水スポットがあるかを確認する習慣だけでも意外と変わってくるものです。
食品ロスについても買い物リストを作るとか、冷蔵庫の中を確認してから買い物に行くとか、地味だけど確実に効果がある方法がいくつもあります。
衣類ロスに関しては、「着ない服はフリマアプリへ」という選択肢も今は全然ハードルが低くなりましたよね。
要するに「捨てる」という選択の前に、「もう一度使えないか?」を考える癖をつけること。
これが「ステハジ」の核心なんだと感じています。
まとめ
- 「ステハジ」とは「使い捨ては、恥ずかしい」という考え方から生まれた造語
- 6月8日は「ロス(6)は恥(8)」という語呂合わせが由来
- 制定したのは大阪のOSGコーポレーション、2022年に日本記念日協会が正式認定
- 海洋プラスチック問題・食品ロス・衣類ロスの3つの社会課題に向けて行動変容を促すことが目的
- 現在は506団体が共創メンバーとして参加するプロジェクトに成長
- 大阪・関西万博では1,200万回の給水体験を創出、CO2を約1,000トン削減
- 私たちひとりひとりが「捨てる前に考える」ことがこの記念日のメッセージ
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