毎年6月9日は「ロックアイスの日」です。
この記事では記念日の由来や制定の背景、そして「ロックアイス」という商品そのものの誕生秘話まで、まるっとわかりやすく解説していきます。
ロックアイスの日って何の日?
6月9日がどんな記念日なのか、まず基本のところからおさえておきましょう。
語呂合わせが由来
「ロックアイスの日」は毎年6月9日です。
由来はシンプルで日付の「6(ロ)9(ック)」という語呂合わせ。あー、なるほどって感じですよね。
「ロ」が6月、「ック」が9日と読む、日本らしい記念日のつくり方です。
ちなみに6月9日は「ロックの日(音楽)」「ログホームの日」など、「ロ」「ク」にまつわる記念日が同じ日に複数あったりします。
語呂が強い日付って、いろんな業界が注目するんですね。
2018年に正式認定
この記念日を制定したのは、千葉県八千代市に本社を置く小久保製氷冷蔵株式会社です。
目的は「ロックアイスの美味しさや多様な使い方をさらに多くの人に知ってもらうこと」。2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
企業が自社商品の普及促進のために記念日を制定するというのは、日本ではわりとよくある手法なんですが、日本記念日協会に正式に登録されているというのがポイントで、公的な認知度という意味では結構しっかりした記念日です。
ロックアイス誕生の歴史
記念日の背景を理解するにはロックアイスそのものがどうやって生まれたかを知っておくと面白いです。
ハワイのスーパーが原点
「ロックアイス」の誕生は1973年(昭和48年)10月のこと。
きっかけは小久保製氷冷蔵の3代目社長・小久保歓氏が出張で訪れたハワイのスーパーで、氷が袋に詰められて売られているのを目にしたことでした。
それをヒントに、砕いた氷を袋に詰めた「かちわり氷」を商品化し、「ロックアイス」というブランドで販売開始したんです。
今では当たり前に見えるコンビニやスーパーの袋入りの氷、あれの出発点がハワイのスーパーだったというのは、個人的にはちょっと驚きでした。
登録商標だということを知っていますか?
実はこれ、意外と知られていないことで。「ロックアイス」という名称は小久保製氷冷蔵の登録商標です。
私たちは「かち割り氷のこと=ロックアイス」という感覚で使いがちですが、厳密に言えばロックアイスは小久保製氷冷蔵の製品名。
一般名称のように浸透しているということは、それだけブランドとして強く世の中に定着しているということでもあります。
誕生から50年超のロングセラー
2023年10月、ロックアイスは誕生50周年を迎えました。
50年前に生まれた商品が今もコンビニで普通に売られているというのは、なかなかすごいことだと思います。
現在では全国でのシェアが60%以上、九州地区に至っては75%以上を誇るという数字もあって、「氷といえばロックアイス」という地位はかなり確固たるものになっていますね。
小久保製氷冷蔵ってどんな会社?
記念日を制定した会社のことも少し知っておくと記念日の意味がより深まります。
創業は1929年
小久保製氷冷蔵の創業は1929年(昭和4年)1月で、もともとは東京都江戸川区で石油プラント業としてスタートしました。
その後、製氷業へと転換し、1969年に現在の社名「小久保製氷冷蔵株式会社」へと変更。製氷業に転換してから半世紀近く、ひたすら氷に向き合ってきた会社です。
現在はコア・コクボホールディングスというグループ体制のもと、九州コクボなどのグループ会社も展開していて、全国規模のメーカーになっています。
ロックアイスが透明な理由
ロックアイスを実際に手にすると、家庭の冷蔵庫でつくる氷とは全然違う透明さに気づくと思います。
これ、なんでかというと、水の中に含まれる空気や不純物を排除しながら、時間をかけてゆっくり製氷する独自の製法を採用しているから。
製氷の工程では水槽の水を底部から撹拌しながら約48〜72時間かけて大きな氷塊を製造することで、気泡やミネラル分を追い出した透明な氷を実現しているとされています。
透明であることは見た目の美しさだけじゃなく、溶けにくいという機能的なメリットにもつながっていて、それがお酒や飲み物の味を薄めにくい理由でもあります。
ロックアイスのいろんな使い方
せっかくの「ロックアイスの日」なので、日常での活用シーンにも触れておきます。
飲み物以外にも使える
ロックアイスといえばウイスキーのロックやハイボールのイメージが強いかもしれません。でも実際にはアウトドアやパーティ、家飲みなど幅広いシーンで活用されています。
たとえばアイシング(スポーツ後の患部を冷やすケア)への活用も、近年注目されている使い方のひとつ。
小久保製氷冷蔵は2026年、氷を使った熱中症対策やスポーツアイシングを学ぶ副教材を制作するなど、飲食用途を超えた使い方の普及にも力を入れています。

「足立区飲み」「甲子園飲み」という文化
ちょっと面白い話でいうと、コンビニで買ったカップ入りのロックアイスに直接飲み物を注いで飲む「足立区飲み」という文化があるみたいで、北千住でひとり飲みをする女子の間で広まったとも言われています。
なんか、そういう飲み方って嫌いじゃないです。
甲子園のかちわり氷に飲み物を入れてストローで飲む「甲子園飲み」も有名ですよね。
氷が文化をつくるってちょっとユニークだなと思います。
まとめ
- 「ロックアイスの日」は毎年6月9日で「ロ(6)ック(9)」の語呂合わせが由来
- 2018年に一般社団法人・日本記念日協会が正式に認定・登録した記念日
- 制定したのは千葉県八千代市に本社を置く小久保製氷冷蔵株式会社
- ロックアイスの誕生は1973年10月。3代目社長がハワイのスーパーで袋入り氷を見てヒントを得た
- 「ロックアイス」は一般名称ではなく、小久保製氷冷蔵の登録商標
- 独自の製法で不純物を取り除き、透明で溶けにくい氷を実現している
- 2023年に誕生50周年を迎え、全国シェア60%以上を誇るロングセラー商品
6月9日が近づいたら、いつものコンビニでロックアイスをひとつ手に取ってみるのもいいかもしれません。その透明な氷のなかに、50年以上続く歴史が詰まっています。

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