まがたまの日とは?由来や歴史を解説【6月9日、9月6日】

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この記事を読めば「まがたまの日」がいつ、なぜ制定されたのか、そして勾玉がどんな歴史と意味を持つのかが丸ごとわかります。

「なんとなく聞いたことがある」

くらいで止まっていた知識を、ここで一度ちゃんと整理してみませんか?

目次

まがたまの日ってどんな記念日?

6と9の形が「あの曲線」に見えた

「まがたまの日」は島根県松江市に本部を構える株式会社めのやが制定した記念日です。

年に2回、6月9日と9月6日に設けられていて、日本記念日協会にもきちんと認定・登録されています。

制定された理由が、ちょっとおもしろいんです。

数字の「6」と「9」の形が、勾玉のあの独特な曲線にそっくりだから。6月9日と9月6日を対にした設計がされていて、それぞれ上向き・下向きの勾玉が呼応するような構成になっています。

陰陽のバランスや調和という日本古来の感覚ともリンクしているようで、個人的にはこの発想がけっこうおしゃれだなと感じました。

めのやってどんな会社?

株式会社めのやは明治34年(1901年)創業の老舗です。

出雲型勾玉を皇室や出雲大社に献上している唯一の会社でこれまでに大正天皇・昭和天皇・今上天皇の御大典にも献上品を納めてきた実績があります。2021年には創業120周年を迎えています。

現在、勾玉を作ることができる職人が国内に存在するのは、このめのやだけ。

「アナヒータストーンズ」というブランドで全国にショップも展開していて、天然石アクセサリーを現代に届けることを使命にしている会社です。

勾玉の歴史 縄文からはじまった、1万年以上の物語

旧石器時代にまでさかのぼる古さ

勾玉の歴史は、思ったよりずっと深いんです。

一説では約1万6000年以上前の旧石器時代にはすでに誕生していたのではないかとも言われています。

日本の縄文時代の遺跡から発見されたものが最古の例として広く知られていて、古墳時代には権威や威厳を示す「威信財」として古墳から出土するものも多かったです。

奈良時代になると仏像の装飾にも使われるようになります。

日本最古の歴史書『古事記』には「曲玉」、『日本書紀』には「勾玉」と表記されていて、語源は「曲がっている玉」が有力とされています。

三種の神器のひとつ「八尺瓊勾玉」

勾玉がどれほど特別な存在かを象徴するのが八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の存在です。

八咫鏡・天叢雲剣とならぶ三種の神器のひとつで、天皇の皇位継承に直接かかわる神器とされています。

日本神話の「天の岩戸隠れ」において、天照大神を岩戸から呼び戻すために真榊に飾られたのがこの勾玉。のちに天孫降臨の際に、天照大神からニニギノミコトへと授けられた神宝です。

現在でも皇家のみが所有する唯一の本物の神器とされていて、剣と鏡は形代(分身)であるのに対し、この勾玉だけが正真正銘の本体として伝わっているとも言われます。

なんか…それだけでも勾玉という存在の重みが伝わってきますよね。

勾玉の形にはどんな意味があるの?

様々な「形の起源」説

あの独特な形はなぜ生まれたのか。

実は諸説あって、学術的にはまだ確定していないんです。代表的なものをまとめると

  • 動物の牙・爪説
    強い獣の牙を身につければパワーが得られるという信仰から
  • 胎児の形を模した説
    命の象徴として
  • 月の形を模した説
    月の満ち欠けと生命力を結びつけたもの
  • 釣り針・魚の形説
    縄文人の生活と結びついたもの

どの説も一定の説得力があって、「これが正解」と断言できないのが正直なところです。

ただ共通しているのは「生命力や再生力を宿した形」として古代人に認識されていたこと。それがあの曲線に込められているんじゃないかと感じます。

丸みの深さが特徴 出雲型勾玉

勾玉にも地域によってスタイルの違いがあります。

めのやが伝承する出雲型勾玉は、ふっくらとした深い丸みが特徴で、この丸みを出すためには溝を深く削る必要があり、熟練した技術が求められます。

職人歴20年のベテランでも「美しく磨き上げるには技術がいる」と語るほどで、一つの勾玉が仕上がるまでに原石の挽き割りから10工程以上の作業があるそうです。

素材が違えば意味も変わる

翡翠・瑪瑙・琥珀・鼈甲

勾玉は翡翠(ヒスイ)、瑪瑙(メノウ)、琥珀(コハク)、鼈甲(ベッコウ)などで作られてきました。それぞれの石に込められた意味も異なります。

スクロールできます
素材主な産地・特徴
翡翠(ヒスイ)糸魚川産が有名・神を祀るための道具として古くから使用
瑪瑙(メノウ)出雲の青めのう(碧玉)が特に有名・深い碧色が特徴
琥珀(コハク)太古の樹脂が化石化・仏教の七宝のひとつ
水晶透明感があり、瞑想やヒーリングとの相性が高いとされる

出雲産の青めのう(碧玉)は青と緑を混ぜたような深い色合いで、光にかざすと縞や斑紋が浮かび上がる独自の美しさがあります。

翡翠と並び称されるほど希少で古風土記にもその名が記されているとのこと。

勾玉が持つとされる力 魔除け、健康、開運

古代から信じられてきた「守り」の力

勾玉は古くから健康を守り・魔除けとなり・幸運を招くとされてきました。

あの独特な形が悪霊や災難を遠ざける力を持つと信じられていて、宗教的な儀式や祭祀でも重要な役割を果たしてきた歴史があります。

出産や成長の過程での厄除け・健康祈願としても使われてきたようで、翡翠や瑪瑙など特定の天然石で作られた勾玉は「健康や繁栄をもたらす」とも信じられていました。

戦後の高度成長期にはスピリチュアルアイテムとしてのブームが到来し、現代でもパワーストーン勾玉はお守りや開運グッズとして根強い人気があります。

神社で授与されるお守りとしても

神社で授与されるお守りとして勾玉が使われることも多く、現代においても日常的に触れる機会があります。

めのやの「アナヒータストーンズ」でも、石の種類や意味を選びながら現代のアクセサリーとして楽しめる勾玉が数多く販売されていて、伝統が生きた形で今に引き継がれているのを感じます。

まとめ まがたまの日をきっかけに、古代日本を感じてみて🔮

  • まがたまの日は6月9日と9月6日の年2回、数字の「6」「9」が勾玉の形に似ていることが由来
  • 制定したのは島根県松江市の株式会社めのや(創業明治34年)で、日本記念日協会認定
  • 勾玉の歴史は縄文時代以上に古く、三種の神器「八尺瓊勾玉」として皇位継承にかかわるほど神聖な存在
  • 形の起源には諸説あり、共通するのは「生命力・再生力を宿した形」という解釈
  • 素材は翡翠・瑪瑙・琥珀などさまざまで出雲の青めのう(碧玉)は特に希少
  • 現代でも魔除け・健康祈願・開運のお守りとして広く親しまれている

次の6月9日か9月6日には勾玉を身につけたり神社で授与してもらったりしてみるのも、なかなかいい体験になるかもしれませんよ。

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